たろうくん(太郎)のつぶやき

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御霊神社の大ケヤキ

2017-04-02 13:40:58 | 郷土史
「御霊神社の大ケヤキ」
平成5年7月の八王子市の巨樹調査資料によれば、幹囲上位30本の中の26位に御霊神社の大ケヤキが、有ります。名木では、樹齢800年の石川町のケヤキ(幹囲530㎝)に次いで此の御霊神社の大ケヤキが(幹囲520㎝)となっています。友人と紐で測り確認しました、通称が無となっていましたので「御霊神社の大ケヤキ」と名付けさせていただきました。御霊神社の御祭神は、権五郎景正公で梶原景時の曽祖父、従曽祖父となっているようです。梶原景時さんが、源頼朝公から鶴ヶ丘八幡宮の古い御神体を拝領し、よく似た地形であった現在の地に八幡宮として建立したのです。此の地は、景時の母(横山孝兼の娘)の領地であったと言われるています。御霊神社も景時さんによって祀られたとされています。北条氏照公の家臣で有る、近藤出羽守助実によって天正期に館町へと移されたようです。その後もこの御霊神社の大ケヤキは、此処に佇んで移りゆく季節と歳月を観続けて居たのです。吾妻鏡では、梶原景時さんを良く記していないけれども、明智光秀さんのように評価が変わるのだと思っています。樹高は8mと記されていますが、葉の繁った夕方になると近くの家を日陰にするそうです。梶原杉は、建久2年(1192)に景時さんの杖が刺さって根付いたと言われていましたが、枯れて切り株のみが残っています。此の「御霊神社の大ケヤキ」は枯損無しと成っています、しかし、上部の枝の一部が枯れているように思われます。守りたいですね、緑と平和の心を!