渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

J Jazz界は、才女であふれている(前編)~鳥、鳥、鳥~

2008年04月13日 | ジャズ・ライブ
停泊地)新宿J(08.4/10)
メインアーティスト) 槙田 友紀(p)河原 秀夫(b)藤井 学(d)

ここのところ熱い報告が続いて、ついにスピリチュアルまで行ってしまいました!
体温が急激に上昇してしまったのは、吾妻さんあたりからかな。
春ですので、鳥のように軽やかにいくつかのトピックスを2回に分けて紹介します。

まずは、ピアノの槙田さん。彼女のピアノは3年振りぐらいです。前回は、サックスの宮地 傑さんのカルテットでした。ユニークな曲を書く人だなという印象でしたね。曲のテーマはすべて鳥なんです。とても印象的で、帰りにCDを売ってもらおうとしたら、CDはまだ一枚も出していないということでした。“ほら、又逃しちゃったよ”と宮地さんが言ったたので、きっと同じようなことが何度もあるんでしょうね。
本日の槙田トリオは、リチャード・ロジャースの軽やかな名曲「Falling Love With Love」でスタート。この曲はピアニストにもてもての曲で、ピアノ・トリオを観にいくと、頻繁に登場します。

スタンダード・ナンバー中心の1部が終わると、「2部は鳥をテーマにした私のオリジナルを中心にお届けします!」とMCで紹介。
おー、待ってました。やっぱり鳥でいきますね!と久しぶりにアレを聞けるなとワクワク状態。

さあ鳥シリーズ、スタートです。「カッコウ」、「にわとり」と続いて、本日一番の大曲「ツバメ」を披露。この曲は、槙田さんが学生の頃、よく通っていたファミレスに、ツバメのつがいの巣があって、それをじっと見ているうちに、これが出来たということです。
巣に降りてきたり、飛び立っていく姿をイメージして、ピアノの美しいアルペジオが縦横無尽に駆け抜けていきます。それを絶妙なサポートで藤井さんのドラミングがパーカッシブにからんでいきます。胸のすくような名演でしたね!

それからベテランベーシスト河原さんも顕在です。今日はトラ(代役)のようだけど簡単な打ち合わせだけで、完璧にこのオリジナル曲群をこなしています!トリオなので結構、キメが多いし、途中でピアノとユニゾンでテーマを弾いたりと、いろいろあるのに凄いですね。

鳥ずくしの「槙田ワールド」全開で、前回に増してオリジナルを堪能しました。ずっと“鳥”のテーマにこだわりつつ、ライブ活動しながらこれを熟成させてきたという感じで、ちょっとした執念ですね。
槙田さんは、欲がないというか、ちょっと天然系のお嬢さんという雰囲気で、見てると、すこしはらはらします。
専門レーベルあたりで、そろそろCD出してもおかしくないんだけどなと思っていたら、最後にMCで「今年中にCDを出したいとおもいます!」と高らかに宣言しました。
ちゃんと出せるのかな。ちょっと心配ですが、今度はスタジオ録音版の「ツバメ」も聞いてみたいですね。

槙田さん、ここはひとつ気合で頑張ってください。ターニング・ポイントですよ!

次回、「J Jazz界は、才女であふれている(後編)~天才少女出現~」
近々アップ予定。
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