渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

おとぎの国のサックス楽団。

2007年10月29日 | ジャズ・ライブ
停泊地)吉祥寺「SOMETIME」(07.10/18←報告の日にちがしばし逆転します。)
メインアーティスト)サキソフォビア(サックス四重奏楽団)
  <岡淳(T.sax,篠笛)緑川英徳(A.sax)竹内直(T.sax,B.cl)井上 JUJU 博之(B.sax)>

今年結成10年目と言う事で、今日は記念のライブ録音も兼ねている。来年このCDが発売されるらしい。サックス4本と言う編成は、クラシックでは定番だけどもジャズでは凄くレアーな編成。これで10年間活動を続けるのは本当に凄い。しかも月曜だと言うのにほぼ満席。予約を入れておいたので、レンガのカウンター席(ピアノカウンターを店の人がこう呼んでました。)を確保。斜め後ろからではあるが、お目当ての竹内直さんの僅か1メートルぐらいの絶好の位置で観戦。ピアノの上に、普段見慣れないライブ録音用の重厚なマイクが4本立っていて、いつもと違うぞ、というテンションが張り詰めている。

予定時間少し過ぎたあたりで、半地下のような、控室兼客席の方から、サックスの音が響きだし、竹内直を先頭にサクソフォビアの面々が演奏しながら登場。
四人ともそれぞれ個性派(つまり濃い!)集団で、サックスの腕は、超一級。
演目は、スタンダード有り、スティービーワンダー有り、邦楽ありの何でもありで、全員のボーカルまで披露。何か、おもちゃ箱をひっくり返したような実に楽しいライブでした。
渋くてクールなイメージの岡淳さんは、ソロの途中でその場でひとりでグルグルと回り始めると客席から“おー!”と言うどよめきが聞こえました。
アンコールは「テキーラ」。一人ずつソロを取り“テキーラ”と叫びながら店が用意したテキーラの一気飲み。ミュージシャン稼業もなかなか大変ですね!わたしは弱いので、牛乳でやります、と言うわけにいかないですよね。
演奏が終わると、また最初のようにサックスを吹きながら退場。
なんかこの日の「SOMETIME」は、「東京ジャズニーランド」おとぎの国出張公演のようでた。

(追記)
竹内さんが、バスクラリネットで循環呼吸(息を吸いつつ吹き続ける)で延々吹きまくるパフォーマンスのあと、熱狂した女性ファンから「もっと行け~」と絶叫したあの声は、CDに収録されるかな・・・

あ、時間だ。そろそろ船に戻らなきゃ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 斉田佳子さん、笑いながら怒... | トップ | 伊藤君子さん、ジャズですか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ジャズ・ライブ」カテゴリの最新記事