沖縄離島ふぉとぐらふ +Plus+

沖縄の写真を中心に、てきとーに記載しております。

茅打バンタ

2012-09-14 | 沖縄本島

沖縄本島北部では、辺戸岬の次くらいに有名な景勝地、茅打バンタ(かやうちばんた)です。

 

バンタとは崖のことで、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの名がついたそうです(Wikipediaより)。

(なぜ茅を投げたのか、その必然性がいまいちよくわかりませんが。。。(笑))


海からはかなり上がった場所にあり、下の集落や港を見下ろす雄大な眺めは壮観で、個人的には辺戸岬よりも好きな場所です。

写真は、最北部の西海岸から南を向いて写している感じで、やんばるの山々の深い森と、港付近のエメラルドグリーン、そして外海の深い青のコントラストが印象的です。

 

 

 


辺戸岬

2012-09-13 | 沖縄本島

沖縄本島の最北端にある名勝、辺戸岬(へどみさき)です。

 

 最北端のこの地からは、あと30キロほど北に行けば、鹿児島県の与論島があります。

 

20年くらい前に訪れたときは、春のどんよりとした空のもと、強い風に吹かれて、とにかく寒かったという記憶しかありませんでしたが、今回は天気もよく、沖縄らしい海の色が印象的でした。

 

 

 

 

 


ヒレーの浜

2012-09-10 | 沖縄本島

観光地図を見ても、リゾートホテルの管理しているオクマのビーチを除けば、本島北部にはほとんどビーチのマークが見当たりません。

しかし、実際に行ってみると沖縄本島の全図には載らないような、小さなビーチがちらほらありました。

私が見た中でも風景的な美しさが印象的だったのは、このヒレーの浜です。

 

 

ある書籍には「沖縄八景」のひとつであると書かれていましたが、たしかに風光明媚な場所です。
 

沖縄八景については、諸説あるのか、ネットで調べるとここについてはあまり情報がありませんでしたが、私としては、八景にしても十分よいと思いました。


満天の星~天の川

2012-09-07 | 沖縄本島


奥の漁港でフィッシュアイレンズで撮影した星空です。

写真では露出を明るめにしているので、さすがに肉眼ではここまで印象的な見え方ではありませんが、イメージとしては、「目をこらさなくても余裕で天の川がわかるくらいの見え方」といった感じでしょうか。








奥の集落の光が多少はあるものの、光害はほとんどなく、本当に星がよく見えました。
写真には撮れませんでしたが、流れ星や人工衛星も多数見ることができました。





ただ、真っ暗な港での、1人での撮影は、けっこう怖かったです…。

やんばるの「奥」地区

2012-09-06 | 沖縄本島

今回滞在した場所は、やんばるの中でも最北部の地、国頭村の「奥」という地区です。

沖縄行きの前に、沖縄を知る方に「今回はやんばるで滞在です」と伝えると、「奥間(オクマ)ですか?」と返ってきましたが、「いいえ、“奥間”ではなく“奥”です」と答えると、ちょっと驚いていました。

(やんばるのなかでも比較的南の方にある“奥間”地区には有名な高級リゾートホテルがあり、沖縄旅行でやんばるで滞在といえば、多くの方が真っ先に思い浮かぶのは“奥間”のようです。)

 

しかし、観光ガイドの地図を見ても、観光スポットのマークが大量に記載されている中南部に比べ、北部のやんばる地域はスポットマークがまばら。中でも最北部については、辺戸岬以外のスポット表示以外はほとんどありません。

 

もともと離島が好きな私は、有名な観光スポットよりは静かなところが好みであるのと、今回宿泊した民宿に以前から興味があり泊まってみたかったというのがあり、「次に沖縄本島に行くなら奥!」と、前々から決めていたのでした。

 

とはいえ、ガイド本やネット上では、事前に入手できる情報があまりにも少なく(たとえば、海水浴場のマークはずいぶん南に下った奥間のビーチくらいしかない)、6日間の旅行中、果たして何をして過ごすことができるのか、特に海が大好きな子供たちが満足できるのか、不安もありました。

 

 

★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

実際に行ってみた奥の地区は、それは静かなところで、国道は通っていても車の通りは少なく、ヤンバルクイナがのんきに歩いていても不思議ではないような場所でした。

懸案だった海水浴のできるビーチも、奥地区を含めちょっと車で移動すればいくつもあり、しかもほぼプライベートビーチ状態。

民宿の近くの奥漁港(上の写真)の付近は、遠浅でいつも鏡のように穏やかで静か。夜に港で空を見上げると、光害も少なく、目をこらさずとも天の川がしっかり見えるような素晴らしい環境でした。

 

 

 

 

 ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

ところで、沖縄マニアの方には知られている話かもしれませんが、奥には共同売店の第1号店というものがあります。

 

共同売店とは、集落の住民がお互いに出資して売店を作り、住民の手で店を運営し、店の利益も住民に配分するという、昔ながらの沖縄独特のお店の方式で、この奥共同店がその第1号ということです。(詳しくはWikipedia参照

第1号店ということもあってか、ガイドブックによっては、数少ない北部の見所スポットの一つとして写真入りで紹介されているものもあるくらいの有名なお店です。

とはいえ、ここはこの地区唯一(たぶん)のお店であり、売られている物は食料品から生活用品、医薬品や釣り道具まで、まさに「生活必需品のよろず屋」といったところです。

 

ビールやらお茶やらお菓子屋らと、滞在中は毎日(しかも1日に複数回)通いました。

# 客のほとんどが地元の人であろうこの店に、6日間毎日怪しげな家族連れが通っていたことに、お店の人も不思議に思っていたかもしれません。(笑)


ヤンバルクイナ

2012-09-05 | 沖縄本島

やんばるといえば、ヤンバルクイナ。

(今、日本語変換しながら知りましたが、漢字では「山原水鶏」と書くようです。)

 

 

 

初日の夜に宿の屋外テーブルで泡盛を飲んでいると、「キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ キャッ ・・・」とけたたましく鳴く鳥の声が聞こえました。

 

宿のご主人によると、ヤンバルクイナが縄張りを主張している鳴き声であるということで、かなり遠くからでも聞こえそうな大きな鳴き声でした。

 

 

 

その後もこのような声だけは何回か聞くことができたのですが、声を聞いたからには、そして、せっかくやんばるに来たからには、実際にこの目で見てみたい!

 

しかも、どうせ見るなら、人工的な観察施設で見るのではなく、やはり野生の状態を見てみたい!

 

 

ヤンバルクイナは昼間でも舗装道路を横切ったりすることがあるとは聞いていたので、昼間、運転中はスピードを落としてきょろきょろしながら走っていたのですが、数十メートル先の動く黒い影に反応しては「なんだカラスか…」という落胆の繰り返しでした。

 

★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 

宿のおかみに聞いたところ、夜の寝込みを狙えばじっくり観ることができるということで、飲みたい酒を我慢して(← 正確には妻に我慢させて)20時半頃、懐中電灯とカメラを持って、車で繰り出しました。

 

 

 

数キロ走ったあたりの風力発電用の大型風車の柱の部分で1羽目を発見!(上の写真)

 

目を開けて、片足立ちで眠っていました。(笑)

 

眠っているので、ライトを当ててもフラッシュをたいても全く動じず…。

 

 

 

 

 

その夜は、その後も何カ所かで、合計4羽のヤンバルクイナを見ることができました!

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ このヤンバルクイナは、半覚醒状態だったのか、水平な枝の上をゆっくり歩いていました。

 

 


やんばるの森

2012-09-04 | 沖縄本島

久々の更新です。

夏休みに行ったやんばるの写真がようやく整理できたので、アップします。

 

やんばる(山原)は、沖縄本島の北部にある亜熱帯の森に覆われた地域です。

 

本島の多くのリゾート地は中南部に集中しているので、内地から来る多くの観光客は、美ら海水族館のある本部半島よりも北へ行くことはあまりない(せいぜい日帰りドライブ程度)ようですが、私としてはそれがまた魅力で、今回はやんばるだけに5泊してきました。

 

 

 

 

かの有名なヤンバルクイナも生息する亜熱帯の森に覆われた北部の景色は、 いわゆる典型的な沖縄らしい海辺の風景でもなく、また、本土にある山や森とは植生の雰囲気も違い、一種独特な景観です。

 

たとえば、下の写真のヒカゲヘゴという大型のシダ類は、ゴジラの映画の風景の一部のようです。(以前、奄美大島でも見ましたが、奄美よりも北には自生しないようです。)


数メートルの大きさがあるにもかかわらず、ゼンマイのようなグルグルがあり、下から見上げると自分がこびとになったかのような奇妙な感じがします。

 

 

フラクタル図形のような、葉のシルエットもステキですね。
(太陽の強い光が直接レンズに当たり、きれいな同心円のゴーストが面白かったので、あえて採用してみました。)