先日、牧野 洋 氏 による「官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪」を読み終えました。
昨年の福島原子力発電所の事故を待つまでもなく、近年「新聞」を始めとする既存メディアに対する批判がとみに強まっています。
本書は、日本経済新聞の記者であった牧野氏によるメディア内部からの批判本です。
とはいえ、実際の内容は、アメリカの「ウォッチドッグジャーナリズム」の紹介が主で、著者が批判する「権力追随」「発表先取り型」の日本スタイルのより具体的な姿、そうならざるを得ない真の要因等についての深堀りは今一歩です。正直なところ、もう少し踏み込んだ「調査報道」的内容であればと、少々物足りない感じが残りました。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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