☆人と人が出会う時は何かしらそこに偶然があるものだが、一緒に暮らす事になった動物達にもそれぞれいきさつがある。
私は昔から動物が好きゆえに、寂しい思いや辛い思いをさせるくらいなら飼わないほうが良いと思ってたので、子供達が小さい頃は飼わなかった。
小さい子供中心の生活は、子犬や子猫にはストレスの多い生活だと思えたからだ。
子供達は飼いたがったが、まず、金魚や小鳥を飼って、一緒に生き物の世話をする事を体験させて、末の子が小学生の頃、やっと犬が我が家の末っ子となり、その後、猫がさらに末っ子になった。
☆shell(犬)・pipi(猫)が家族になったいきさつ☆
☆子供の頃、飼ってた犬が行方不明になって、保健所に連れて行かれたかも知れないという、トラウマのような記憶があって、どうせなら、そういう犬を1匹でも救いたいと思ってたので、いつか譲渡会に行くつもりだったのだが、子供が通ってた塾の帰りに必ず寄っていくペットショップがあって、いつも一緒にいた2匹のうちの1匹のラブラドールは直ぐに売れ、もう1匹、人間で言えば遊び盛りの子供くらいになりそうな子が残っていた。
「誰か飼ってくれれば良いのになぁ」と心配してたら、なんと次に行った時、そろそろ満4ヶ月になる頃だからなのか、値段を少し下げられていた。
値段を下げられたのに無邪気に遊んでる姿が可愛くて、このまま狭い所で大きくなるのも可哀そうになり、
里親になるのと似たような心境になり、衝動買いに近かったが我が家の一員になった。検診に行ったら獣医さんに落ち着いていて良い犬と褒められた。
☆ある日家の駐車場の前に、何日も食事をしてないんじゃないか?
と思われるくらい痩せて年をとっていそうな猫がいた。ハムをあげてみたら、なんと食べながら涙を流したのだ。
まさか感激の涙という訳ではなく、ずっと食べてなくて、いきなり食べたから粘膜が刺激されて涙が出たのかも知れない・・・それからは1日1回、玄関に尋ねて来るようになった。
ある日朝起きたら一面雪だった。
ドアを開けると猫の足跡だけが真っ白い雪の上に、家のドアの前を折り返し地点にして、Vの字に点々とついていて、追跡すれば何処から来て何処へ行ったのか分かりそうな、童話のようなメルヘンを感じる光景だった。それから暫らくして、その猫の後ろにくっ付いて2~3ヶ月くらいの子猫が、来るようになった。
※長くなったので、パート2に続きます。