ipad mini Cellularを使って約一週間が経過したが、使い心地などすべて大満足。新天地付近に打ち合わせに行った帰りに、淮海路のアップルストアに立ち寄り中に入ると恐ろしいくらいの人で溢れていた。一ブランドの製品だけしか売ってないショップに、これだけの人が平日の昼間に集まるのはバーゲンでない限り異常だと思ってよい。二階の売り場に行くと、これまた異常とも言える人の数と話声で熱気に溢れ過ぎ。20歳代から30歳代の人が一番多く50歳代のおっさんやおばはんもチラホラ。平日の昼間にここに来ている人は、どんな仕事をしているのかさっぱり検討がつかない。サードパーティ製のアクセサリーをちらっと見たが、日本より高いし品数も少ないため眺めて帰ろうとした時、中年女の怒号が響き渡る。振り向くと、iphoneを持った50歳代のオバハンが顔を真っ赤にしてガードマン二人に向かって甲高い声で怒鳴り散らしていた。
すらばしい(上海では素晴らしいをこう言う) 新年早々生きた教材にブチ当たる。視覚第一主義でそれを生業とし視覚を通して物事の本質を日々研究している自分としては、その後どういう展開になるのか、商品を見るフリをして遠目でチラチラと眺める事に。この後の展開予想として、A オバハンが、言いたい事だけ言って怒って帰る。B ガードマンに掴み掛かる。C 怒った後、気がすむまでその場で泣き叫ぶ。そして、最後の興味はアメリカ式サービスを叩き込まれた中国人スタッフがどのように対応するかにも注目。
こちらのオバハン族は、自分勝手な人がとてもとてもめちゃくちゃ多く、気にいらない事があるとすぐにヒステリックになり、ひどい場合はハンドバックでブンブン攻撃を仕掛ける人がけっこういるのだ。(こういう場合、ブランド物の本物のバックを持っている人は絶対にやらない、大抵300元くらいのパチブランド品が多い)
ん?どうなったかって?答えは、Cだったのだが、泣き叫ぶのでなくシクシクと泣くが正解でした。泣きながら上海語を喋っていたので何を言っているのか理解不能。アップルのガードマン二人は毅然とした正しい対応、その後泣き出した時は若い女性スタッフが丁重に対応。20歳代の女性スタッフが、50歳代のヒステリックババアをなだめる姿は奇異でもあるが、中国の今の時代を象徴していて微笑ましくも笑えるシーンだ。実に、すらばしい。(くどいようですが…)
何処の店もアップルストアレベルの対応をしてくれれば買い物も楽しくなるのだが、今まで上海で買い物が楽しいと思った事はほとんどない。無愛想に釣り銭を投げて返す中華式サービスが少し減った気がするが、今でも結構多い。上海での買い物は、疲れ果てに行くようなものなのだ。
☆写真は、淮海路のアップルストアの外。
Canon FD50mm f1.4
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