It's A Wonderful World

日記とか執筆作品のあとがきとか。

明日の奇跡。

2005-09-30 | 執筆の話
 お、なんか書けそうだな、今日のブログタイトル。

 そんなわけで、明日は一週お休みしてしまった『最後の奇跡』第四回の更新日でございます。
 
 ちなみに、今私は締め切りに追われています。
 いえーい。絶対的に間に合わなーい。てか、ファンタジー小説を書く気力がなーい。
 厳密に言えばアクションエンタメが書きたーい。
 どかーん、ってやつ。どかーんって。

 ……なんだか、やばい方向へアドレナリンが流れ込んでしまっている感じなわけなのですが、まあ、それは置いといて。
 
 明日の第四回ですが、ストーリー的には、早くも謎解きに入ります。
 え、もう? って思われるかも知れませんが、そもそもこの話、ミステリーではないので、麻宮聖子の傷が、いったいどういう風にして治ったのか、誰が治したのか、っていうのを謎にしておくと、いつまでも話が進まないのです。
 謎が解けた後、そこから動く感じの、書いてる当人はヒューマンストーリーだと思ってる作品なのです。
 
 で、明日はその謎解きと、謎解き以降に重要な役割を担う人が出ます。
 固定概念に囚われ、立ち止まってしまう、ある意味至上の常識人である葛城を尻目に、彼が話に壮絶なミキシングをかけてくれるので、期待してあげてください。

 さて、そんなわけで、明日は『最後の奇跡』第四回でお会いしましょう。

 私は締め切り迫った小説の続きを倒れるまで書くことにします。
 あ、明日仕事だw

 ……ああ、俺はまたいつか、ファンタジーを書きたい、って思えるようになるのかなあ^^;

銀色夏生。

2005-09-29 | 日記
 この人が、いったいどんな人で、どんな人生を歩んできて、
 今幾つで、どのくらい人気があって、どのくらいの人たちを感動させているのかなんて、ぜんぜん知らないけど。
 銀色夏生さんの詩集をよく読んでいます。

 詩って、究極だと思うんですよ。
 長い文章とは違い、心から溢れ出したかのような、数えるほどの言葉だけで世界観を表現する。それは自分にはまねできないなあ、とある種病気のように長文を連ねてしまう私は、ずっと思っていたんです。
 だからこそ、詩人さんの本をめくることもなかったし、まして手に取ることすらなかった。

 銀色夏生さん、という方の作品に出会ったのはほんの2年前ほど。いや、正確にはまだ2年も経っていないか。
 ある人に、本当に何の気なく、おそらく当人は忘れてしまっているかも知れないくらいあっさりと、お薦めるされたのがきっかけでした。
 
 その人は、とても素敵な方で、私と同じように物語を書いていました。
 決して突飛ではないのに、とても素敵な感性をもっている人。とてもとても素敵な人。
 その人は私にとって、かけがえのない支えで、自分も、その人の支えになれれば、と思っていました。
 「あなたの存在に、わたしも支えられてるよ」
 いつだったか、言ってくれたのを忘れられずにいるけれど、本当になれていたのか、自分ばかりが甘えていたのではないか、なんて、最近では思ってしまったりしている。
 『私』という人間を知っている人には、すごく意外かも知れないけれど、誰かに作られたイメージも、薄い紙っぺらみたいなプライドも、すべてを脱ぎ捨てて、その人に向き合っていた。
 私をそんな風にさせてくれた、本当に素敵な人。
 
 その人に薦められた。それでもすぐに手に取らなかった。
 あの人のあふれるほどの言葉が、その頃は近くにあって、とても幸せだったからかもしれない。
 
 去年の初夏に、初めて一冊、手に取った。不意に、たわいもない話から、とある詩人さんを薦められたその光景を、思い出したから。いや、思い出したかったからかもしれない。

 正直な話、長文書きに詩的要素って、瞬間的には必要だとしても、それはあくまでも瞬発力であって、書き表す持久力にはならないから、あえて必要とはしないだろう、と思っていた。あの人は力になる、と言っていた気がするけれど、そうは思えなかった。
 
 ページをめくり、読み進める。
 詩集なので、そう時間はかからず読み終わってしまう。
 すぐまた、最初から読み直す。しばらくは、この繰り返し。
 
 やめられない。読むたびに形を変える風景を、何度でも見たい。そう感じるのだ。
 もっと早く、詩を読むことをしていればよかった。そう思った。

 今では、4冊ほどもっている。もっとあるんだろうけど、とりあえずはこれだけ。
 長文小説で、長く持ち歩く本はいまだにないけれど、この方の詩集だけは、何度も読んでいる。自分の感性の肥やしになっている。
 あの人の言葉は、こんなにも正しかった。

 一週間のうちに何度かは、ふいにページをめくる。
 心から溢れ出したような、数えるほどの言葉の向こうに見えているのは、あの人がくれた、いくつのも言葉達と素敵な風景だって、最近思った。
 
 海が好き。身近な気がするから。でも立ち並ぶビルが好き。作りかけの高層ビルが特に。少し寂しい感じがするから。
 そんな、ほんのりとした、でもとても素敵な感性が私に見せてくれた、素敵な風景。
 
 ああ、だから。このブログは私の勝手なブログだから、
 銀色夏生さんの詩を紹介する、というより、そこを通して思っていることを書き残したい。
 
 この方の詩は、あなたのくれた言葉。
 それを力にして、私は今でも物語を書いています。
 あなたも、書いていますか? 
 いつか、私にも読ませてください。
 あの時は恥ずかしがって、見せてくれなかった、その素敵な感性の結晶を。
 いつか。

腰。

2005-09-28 | 日記
 みなさん。
 腰って、大事ですよ。
 まじで。いや、ほんと、まじで。

 もともと腰痛持ちの私ですが、今日、大げさではなく本当に、立っていられなくなるほど腰が痛み、こりゃやばい、って感じになったわけです。
 
 痛いの隠してたんですが、顔色が真っ青だ、と職場の人たちに言われ、早退して、整形外科に行って来たわけです。

 もうね、なんでしょう。
 腰ってね、何をしていても痛いんですよ。
 手とか足とかの末端なら、使わなければまあ、なんとでもなるんですが、
 腰はね~ ほんと、いかに日々無意識に、こいつにべったり甘えて生きているか、ってことが、嫌ってくらいわかるんです。
 感謝しないから逆襲されているような、そんな感じですよ。
 ああ、ごめんよ、俺の腰… 

 どうでもいい話ですが、今日のお医者様。
 「あ~ 使いすぎですね~」って、
 二十歳も早々にすぎた男に、使いすぎ、って。
 なんだかとても、とてつもなく『使ってる』みたいじゃないですか。腰を。
 何に使ってんだよ、まったく、って自分で卑猥な方卑猥な方へ考えちゃったじゃないですか。
 
 でもね、確かに。決してピンクトークではなくて、
 腰って大事ですよ。自らの遺伝子を残す作業にも。
 むしろ普通の人は、そこで一番使うんじゃないかな。
 男性だけでなく、むしろ女性も、出産なんかには非常に重要なポイントだそうです。

 みなさんも、腰を大事に。
 楽しく事に臨んで、しっかりいい子供を産んでください(笑 

驚くべき事実。

2005-09-27 | 日記
 締め切り迫る。
 投稿のね。10月1日が締め切り。
 気付けば後4日。今日は除くので、ぶっちゃけ3日。

 結論から言えば。
 
 間に合いませんw

 いやね、素人、というか下手の横好きというか、それでもさすがに10年以上もの書いてると、いくらでも間に合わせる手段、というのはあるものなんですがね。
 それにしたって、間に合いそうもない。

 原因はいろいろあるんです。投稿用だけでなく、他のものもいくつか書いていたせいといえば、そうですし、純粋に前回の投稿の締め切りから、この一ヶ月、仕事やらなんやらに追われていた、というのも事実です。
 
 でもおそらく、もっとも明確な原因と考えられるものがあるんです。

 私自身の、圧倒的なファンタジー離れ。
 このところ、自分でも明らかに感じるほどに起こっている変化が、これ。

 人生において、半分以上は物語を書いて過ごしてきて、そのうち6・7割はファンタジーを書いてきたんですが、あるときからぱったり、ファンタジーに触手が動かなくなってしまったのです。
 
 いつからか、ファンタジー小説大賞に投稿する人間が、ファンタジー離れを起こしている、っていう大いなる矛盾を抱えてここまできたわけですが、それがついに、明確に表面化した形になってしまったわけです。
 投稿用のファンタジー作品、我ながらこりゃおもしれえ、って感じなんですが、いかんせん、自分の中から湧き上がる何かがない。

 最近は読む本も見る映画も、現代劇で、アクションエンタメが主流ですし、純粋に昔からそういったものにかっこよさ、というものを感じていたので、書くものもそういったものにとって変わられようとしています。
 
 なぜこんなに間に合わない状況になったか。結局のところ、簡単に言うと、
 投稿作品とまったく関係ない、アクションエンタメを書き始め、それを書くのが面白くて仕方なく、ファンタジー? え、なにそれ、おいしいの? ぐらいの勢いで投稿作品をほったらかしたのが原因なわけです。

 年齢を経て、趣味や趣向が変わっていくことは、なんにしてもあることでしょう。
 今、私はそういう時期にあるのかもしれません。

 ここで救いだったな、と思うのは、完全にファンタジーだけしか書いたことがない、というわけではないこと。
 そしてなにより、ファンタジーも書ける、という自信があること。

 私のこの先の投稿生活が、あいもかわらずファンタジー小説を書き続けるのか、アクションエンタメ寄りになっていくのか、それはまだ私自身が決めかねているのでわかりませんが、どっちでも書ける、というのは、本当に贅沢な悩みであるし、それだけの力がついている、という、一つの目に見える形である、と思うのです。

 ああ、やっぱり。
 俺ってすげえw
 
 

ああ……

2005-09-26 | 日記
 親の仇か何かのように書いた長文が、アクセス不良で消えてしまった。

 ショック。今日はもう書けません。

 明日頑張ります。すいません。

 しかしなんでこんなことに……

PC復帰。

2005-09-25 | 日記
 買っちゃいましたよ、PCカード。案外安いんですね。ビックカメラで\2500ぐらい。
 友達に連絡取ったり、電気工事業を営む父にぶち壊れたPCカードの修理を依頼したり、結構東奔西走したのですが、でも結局のところ、新しいのを仕入れるのが一番早かったし、ブログも復旧したかったし。
 
 この一週間、大変ご迷惑おかけしました。
 これでなんとか今週末の更新に間に合いそうです。
 
 そういえば、同じように小説を書いている友人から、
 『お前、せっかくなんだからそのブログ、宣伝したほうがいいよ』
 と、言われました。
 まあ、作品を載せているわけですし、そのほうがいいのかな。

 具体的な宣伝の方法を知らないのですがね。ネットとか、パソコンとか、基本的に普通の人より知識はあるらしいのですが、あんまり興味がなかったので。
 ってか、宣伝ってなんだろう、ぐらいの領域ですから。

 確かに、ほったらかしでやってくより、いいのかもしれないなー、って最近は結構考えています。
 具体的な方法を近々友人に聞こうと思っています。
 でもどうなんでしょうか。よければコメント等で意見いただけたら幸いです。
 
 ああ、日付が変わってしまうので、今日はこの辺で。


伝統芸能の守手。

2005-09-23 | 日記
 笛の音、和太鼓の音、掛け声、合いの手。
 そのすべてが中心の、しめ縄で清められた聖地へと、注がれる。
 その中心で舞う。すべての人々の思いを受けている気持ちになれる。
 だからこそ、一種の『神がかり』的状態を引き起こすことが出来るんだと、確かに感じる。

 先日、お話したとおり、今日は伝統芸能の守手として、剣舞を舞ってきました。
 毎年感じる、不思議な高揚感。それはその場に集まったすべての人の思いの一体感とイコールで結べるのかもしれないな、と、15年踊ってきた自分を振り返って、ふと、そんなことを思ったのでした。

 日本人なら、誰もが好きなはずです。
 フェスタでも、フェスティバルでも、ハロウィンでも、クリスマスでもなく。
 夏から秋にかけて、誘うように響く、夜祭のあの笛の音が。

 今年も素敵でした。

故郷があるっていうことは。

2005-09-22 | 日記
 青春期を過ごした駅に降り立って最初に思うことが、甘酸っぱかったり、ほろ苦かったりする思い出ではなくて、
 本当になにもないなこの駅は、って言う、変に都会人ぶった感慨だったりする。
 
 まだ、そういう感情を抱くには、若すぎるし、何も成し得ていないってことですかね。
 故郷があるっていうことのすばらしさを、咽び泣くくらいに実感したいと思った、雨上がりの宵。

 二日も更新出来ず、大変申し訳ありません。
 PCカードは依然ぶっ壊れ中。復旧の見込みなし。
 やはり買うしかないのかな~ 
 
 とにかく来週の土曜、『最後の奇跡』の更新までには、自身のPCを復活させますので、よろしくお願いします。

 今日は先日発売したMr.childrenのアルバムの話やら、執筆中の投稿作品の話やら、書きたいことがあるにはあるんですが、なにぶん実家のPCを借りているので、このあたりで。

 ブログって、携帯でも更新できるんですね。友達に教わってびっくりしましたw 

事件発生。

2005-09-19 | 日記
 私のPCにトラブル発生。
 PCカードがぶち壊れ、ネットにつなげなくなる。

 いやね、いまどきPCカード使ってネットにつなぐようなノート使ってるからいけないんですが。

 だって、パソコンって高いじゃない。このノートだって半分は借りもんだし。

 しかし、困った。これは由々しき事態。
 PCカードってどれくらいするんだろう? これも借り物だからわからん。

 てか、借り物壊したのか。そっちのほうがまずいな。
 とりあえず、買うしかないな、コレは。

 えっと、ブログのほうですが。
 とりあえず、書いたり、書けなかったりが今週いっぱいは続くと思います。大変申し訳ありません。
 今週末、『最後の奇跡』の更新、おやすみにしといてよかったわ~ 次週、10月1日の更新までには、なんとか間に合わせたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
 ん? 今どうやって更新してるのか、って? 
 そりゃあんた、内緒ですよw

ちょっとお知らせ。

2005-09-16 | 執筆の話
 あ~ 魔女の宅急便が終わってしまった。
 何度見てもおもしれ~ テレビに釘付けなんて、そうそうないな、近頃。

 さて、今日はちょっとしたお知らせ、と言うか、先んじた謝罪を。

 明日、土曜日ですので、『最後の奇跡』3の更新をする予定なのですが、
 来週土曜日の『最後の奇跡』4の更新を、お休みさせていただこうと思います。

 実は23日の祝日に、私の実家の周囲では、とある神社を中心とした祭礼が毎年行われておりまして、私は幼い頃からその祭礼で、剣舞を舞っているのです。
 二人一組で、斬りあう感じを表現した、伝統的舞踏で、かれこれ15、6年踊ってますね。
 今年も踊ることが決定したのですが、これが結構激しい踊りで、真剣も使うので、マジやべえ感じなんですが、さすがに15年以上踊ってれば、まあ疲労以外はなんとかなるのです。

 ええ、疲労以外は。

 つまり、疲れ果てて、動けない確立が8割越えなのです。

 なので、今のうちに一週間、先延ばしにすることを宣言しておきます。
 
 まあ、『最後の奇跡』がなけりゃ、このブログみねえや、って人はそういない、っていうか、ぶっちゃけ刺身のつま、寿司のガリ、7日あるうちの1日ぐらい違う味があってもいいじゃない? って程度かと思うので、そう心配してないのですが、まあ、人としての礼儀ですし、もしかしたら、先を楽しみにしてる人もいるかもしれませんしw

 そういうことで、『最後の奇跡』4は10月1日の更新になります。

 あ…… 10月1日って、投稿の締切日ではないですか^^; 
 まあ、1日ならば、むしろ安全か。修羅場は30日だw

 で、明日の『最後の奇跡』3についてですが。
 取り立てて、ストーリー的な説明は必要ないかと思います。
 ただ、シーン的に雨のシーンなので、ちょっと力を入れて書いています。
 
 私は雨が大好きです。
 冷たく、どことなく優しい。
 望んでも降ってはくれず、望まなくてもその肩を濡らしにやってくる。
 雨は素敵な演出家だな、と小さい頃からずっと思っています。
 
 『最後の奇跡』には比較的雨のシーンが多いです。実はこれを書いた当時、雨のシーンをいかにスタイリッシュに、いかに情緒的に書くか、という事を練習していた時期なので、そのせいもあって、多くなっています。

 明日の更新は、そんな冷たく、優しい霧雨が特徴ですかね。

 そんなわけで、明日は『最後の奇跡』3でお会いしましょう。