「るろうに剣心」(和月信宏：原作)といえば、知っている方も多いと思うが、今回はこの「るろうに剣心」を見てみよう。
ストーリーの設定は、明治維新時代の日本。そして主人公は「緋村剣心」という、伝説の剣士である。
この剣心は、幕末当時には古流剣術の達人として恐れられていた男だった。
しかし明治維新の後には時代も変わり、剣心もまた、新しい生き方をするようになるのだった。
幕末時代には多くの人を斬った剣心だが、その罪滅ぼしということもあり、今は弱い人々の味方として人生を歩み始めたのだ。
人を斬ることのできない「逆刃刀」を持ち、流浪人「緋村剣心」として生まれ変わった男の、奮闘や生き様を描いている作品だ。
登場するキャラクターを見ると、たくさんの人物が居るわけだが、ここで少し名前をあげて紹介してみよう。
まずは、剣術小町と呼ばれる女剣士、神谷薫。
古流剣術を広めたいと願う石動雷十太や、暗殺・人斬りを得意とする鵜堂刃衛など、いろいろな剣士も登場する。
また、沖田総司や勝海舟といった誰もが知っているキャラクターも出てくるので面白い。
京都編では、人斬り・志々雄真実が率いる一派との戦いがあり、暗殺部隊の十本刀や、志々雄の部下である瀬田宗次郎という天才美少年剣士も出てくるので楽しめるはずだ。
「るろうに剣心」はフィクションではあるが、この作品との出会いをきっかけとして、幕末～明治という激流の時代に思いをはせるのも、良いのではないだろうか。
連載は終了しているが、続編を望むファンも多く居る作品である。