晴明館☆柔道☆日記

明野晴明館や柔道に関すること、その他いろいろなことの日記

観梅大会 後編

2011-02-24 23:24:54 | 晴明館
【6年男子編】
出場は6人、2人がケガのため、2人が家の事情で欠席となりました。
6年生全般、特にレギュラー候補の選手たちに言えることは、ある程度までは
勝つことができますが、肝心の勝負所でなかなか勝ちきることができません。
県の上位組との壁、それ程厚くないとは思いますが、なかなか硬そうです。

ひでを除くと、最高でベスト16、なんとも微妙な結果でした。
ただ、一つはっきりしていることは、壁を破りたかったら、上を狙いたいなら、
負けて悔しいなら、方法は一つだけ、これまで同様一生懸命練習すること。


ひでゆき

優勝しました。

おめでとう!!!

本当によくやりました。

5年生の時の全国大会で準優勝、その後に調子を落とし昨年のこの大会は
ベスト8止まり。6年生になり全国に出場したものの大ポカで初戦敗退。
秋から冬にかけて団体戦でいろいろな経験をし、迎えたこの大会、かなり
期するものがあったと思います。

優勝までは楽な試合などはなく、特に準決勝は厳しいものがありました。
ひでの体重は49キロ、相手は140キロ弱、今年の全国3位の選手でした。
たぶん組むだけでもつらいものがあったと思います。今回も中盤で有効を取られ
苦しい展開となりましたが、あきらめず技を出し続けました。そして残り40秒、
得意の背負いで相手の懐に潜り込み「有効」、振り出しに戻しました。何度も
対戦してはいましたが、ポイントを取ったのは初めてでした。そのままお互いに
ポイントはなく旗判定へ。動きに勝ったひでが3-0で勝ちきりました。

決勝は同じ重量級の選手。この相手も何回も対戦している選手。
両者ポイントなく旗判定へ。審判3人の旗が揃って「赤」、ひでの2年ぶり
2回目の優勝が決まりました。

【決勝戦 開始 お互いに意地のぶつかりかいでした】


【3本揃いました、紙一重か】



【感想編】
まずは、ひでの優勝。
すごいことです。
50キロない体で勝ち続けるというのは並大抵のことではありません。
本当によく頑張りました。

6年生については、ここ最近ホントに強くなってきましたが、まだまだ勝ち方、
試合の運び方ができていません。もっとも、それを悪いことだとは全く思って
いません。晴明館の6年生はまだまだ強くなり始めたばかりの子どもたちです。
駆け引きも何もできません。とにかく前に出て技を掛けるだけ。「強さ」は
ありますが「上手さ」はありません。今のうちはこれでもかまわないとも
思っています。今はとにかく前に出て攻め続ける柔道をするだけです。

3、4年生は…、もっともっと、もっともっと頑張ろう。
今日の結果が今の実力です。これまでの練習量、練習での姿勢からすると
だいたいいい線だと思います。
まだまだこれからの学年、1年間かけて強くする(強くなる)学年だとは思って
いますが、よほど気持ちを強く持ってしっかり練習していかないとこのままで
終わってしまいます。みんないいものを持っている子たちなので、何とかそれを
引き出せるようにしなければと考えています。


【おまけ編】
決勝戦終了後、畳の片付けを手伝うようにとの放送がありました。
ひでの応援のため会場内にいた晴明館の6年生、誰よりも早く畳に手を
かけていました。誰かに直接言われたわけでもないのに、何の迷いもなく、
畳運びを始めていました。

今日の試合で思うような結果がでなかった選手、ケガのため棄権した団長、
単に柔道が強くなっただけではない、成長した6年生の姿が見られました。
自分にとっても、少し忘れていたような大事なことを思い出させてくれました。

【6年生たち、みんなすばらしい子たちです】


【ついでに、練習編】
日曜日は特別練習の日です。
こんな日ぐらいはと思っていてもやっぱり練習しました。
ほとんど家にも寄らず、会場から直で道場に来た子もいたようです。
中学生も4人来てました(うち1人は下館西中)、明野の2年3人は昨日が
観梅大会、その夜道場に来て、今日の昼間は福島へ遠征、そしてこの練習。
小学生も中学生もほとんど「病気」のような感じです。

何もこんな日までと思うかも知れませんが、こんな日にやることが大切な
ことでもあると思います。
たった1回の1時間半の練習ですが、今日の練習は普段の練習の2倍、3倍の
意味を持つと思っています。
自信にも繋がるし、苦しいときの最後の力にもなるはずです。


みんな、今日1日、ご苦労さんでした。

そして保護者の皆さん、お疲れ様でした。