6年生を送る会(またも長文)
3月28日(日)、晴明館で6年生を送る会が行われました。
今年晴明館を卒団していく6年生はていぞうとひとみの2人だけです。
人数だけから見ればとっても少ない数ですが、2人とも最高の6年生でした。
練習はサボることもなく、いつも一生懸命で後輩達の良い見本となってくれました。
下級生達の面倒見も良く、みんなに慕われていた2人でした。
そんな6年生達を送る会は2部構成になっています。
前半は道場内の大会、後半は「卒団式」となります。
【試合編】
試合は各学年・男女の人数によって事前にいくつかのグループに分けて行われます。
今年は、「幼年の部」、「1・2年生の部」、「3年生の部」、「5年生の部」、
そして「6年生の部」となりました。
各グループとも組み合わせは当日の「くじ引き」によって決まります。
このくじ引きが実にオモシロイ!こちら(指導者)側の手は一切入れません。
名前の入っていないトーナメント表は予め作ってあるので、欠席者がいたときは
そこは当然チャンス!「運も実力のうち」どこを引くかも大切なところです。
組み合わせによって普段なかなかメダルに手が届かない子にもチャンスが出てくるし、
学年の実力No1とNo2(みんなそんなには力に差はありませんが)が初戦で当たること
もあります。
今年の組み合わせも悲喜こもごもの結果となりました。
「幼年の部」
優勝:りょう
2位:のぞみ
3位:たかと、しげみつ
幼年は、現在のところりょうが頭一つ抜けている感じ、その後を2位と3位の3人が
追う展開。試合を見る限り先が非常に楽しみな子たちです。
ちょっとずつ、楽しく、一生懸命練習していきましょう。
「1・2年生の部」
優勝:しょうた
2位:あとむ
3位:よしと、さとみ
3人の2年生、1人がケガで欠場、残った2人が初戦で当たるという組み合わせに。
2年生にとっては不運、1年生にとってはラッキーな組み合わせとなりました。
よしのりとしょうたの2年生対決を制したのはしょうた。
この2人は普段の乱取りでも取ったり取られたり、いい勝負の2人です。
ちょっと前までは1年生に押され気味だった2年生たち、ここ最近で力をつけてきて、
学年通りの力関係になってきたような気がします・
「3年生」
優勝:たいが
2位:ひさのり
3位:ようすけ、ともや
8人いる3年生、1人がリハビリ中のため7人によるトーナメント戦。
上位に入った2人が道場内では安定した力を発揮しています(外の大会では…?)。
3位以下は混戦模様、少し縦長なような気もしますが、大きな力の差は見られません。
きちんと練習した子が上に出られるような状況。
長い目で見ながらキチンと練習させていきたいと思ってます。
「5年生」
優勝:ひでゆき
2位:としき
3位:としまさ、だいすけ
12人いる5年生、毎年のことながらの激戦区。
レギュラーメンバー(5人)を争っている子が今のところ6人、ひでを除く5人は
力が拮抗しており、誰が勝っても不思議ではない現状。組み合わせで多少結果は
違ってくるけど、どこに入っても大変な5年生でした。
残る6人の中にもいいモノを持った子がたくさんいるので、一生懸命練習すれば
まだまだ追いつける可能性は十分あると思われます。
「6年生」
2人だけの試合。異例の3本勝負としました。
第1試合、序盤から激しい動きの中、2人とも得意の背負い、一本背負いを繰り出して
いきます。中盤ひとみの低い背負いにていぞうが反応しきれず有効のポイントに。
ていぞうの抵抗もかなわずそのまま試合終了、まずはひとみが1勝。
間髪入れず第2試合へ。
この試合も序盤からひとみのペース。またも中盤にひとみの背負いで有効のポイント。
寝技での攻防も非常に白熱し、ていぞうが攻めひとみが守る展開、二度三度ていぞうに
抑え込みの宣告が入るが、ひとみの驚異的な粘りで寝技でのポイントはなし、このまま
決まるかと思われた終了間際、ていぞうの背負いに今度はひとみが倒れ有効、両者ポイ
ントを取っての引き分け。
1分間のインターバルを取って第3試合へ。
この試合もまた白熱した試合へ。ひとみも守ることなく果敢に攻め、後のないていぞうも
必死に技を繰り出していきます。ひとみの背負いが決まったかに見えた場面もあったが、
惜しくもポイントにはならず、その直後、ていぞうの一瞬の小外刈りがひとみの左足を
とらえ技有りのポイントに。その後も両者一歩も引かず攻め続けるが試合終了のブザー。
1勝1敗1分、ポイント差でていぞうの手が上がりました。
たった2人だけの試合、取ったポイントは2人で技有りが1つと有効が3つ。
この結果だけを書けばなんてことない3試合。でも、本当にすばらしい3試合でした。
副審をしていて目が潤んでくるような試合でした。2人とも自分の持っている力を全部
出し切り、引くことなく、常に前に出続け、技を出し続けました。お互いのプライドの
ぶつかり合いでした。ポイント差でていぞうでしたが、第2試合で旗判定をしていたら
結果は違ってきたかもしれません。順位はつけましたが、2人とも間違いなく金メダルの
試合でした。
後に残る後輩達にこれ以上のメッセージはありません。本当にすばらしい試合でした。
【卒団式編】
試合の後は卒団式、まずは表彰式
何個かのメダルをもらう子、初めてメダルをもらう子、みんなそれぞれでしたが、
うれしそうな表情はどの子も同じでした。
団長引き継ぎ
ていぞう、ひとみからとしきとだいすけに団長、副団長の証である帯が渡されました。
晴明館では6年生でも帯の色を変えることはありません。団長、副団長だけが茶帯を
することが伝統となっています。代々引き継がれてきた茶帯に恥じないような団長・
副団長であって欲しいと思います。
作文の発表
卒団にあたり書いた作文を6年生2人が読んでくれました。2人の柔道への思い、
晴明館への思い、友達への思いが伝わってくるとてもいい作文でした。
6年生に続き、5年生からも作文の発表。新団長・副団長のとしき、だいすけがまずは
読み、続いて5年生では最古参のひで、唯一の女の子で頑張っているひよりが発表しま
した(2人にはその場で伝えたのでひっくり返るほど驚いてました)。本当は5年生も
全員読んで欲しかったのですが、時間の関係もあり4人だけとなりました。
記念品
卒団生から団長・副団長用の「茶帯」をいただきました。ありがとうございました。
残念ながら今度の新団長と新副団長はこの帯を締めないこととなりました。正確に言う
と「締められない」んです。そうです、2人が「デカイ」んです。ほんのちょっと規格
外なため、これまでのものを締めることにしました。
【番外編】
試合の表彰の際に、別に2人が表彰されました。1人は「最優秀選手賞」これは文句
なくひで。晴明館始まって以来の全国大会出場、加えて準優勝というすばらしい結果を
残してくれました。もう1人は「努力賞」、本人もちょっと意外だったようですが
だいすけに贈りました。だいすけは毎回の練習後、誰に言われたわけでもなくトイレの
サンダルを揃えて帰っていました。できるようでなかなか(ほぼ)できないことだと
思います。こういう姿を見ると指導にかかわることができてつくづくよかったという
思いが感じられます。
【ちょっとだけ心配編】
晴明館団員数が36人、うち新6年生が12人、ということは、このままでは…、
来年の卒団式が終わると…、3分の2になってしまう!?残る団員が24人!おまけに
最高学年の6年生がいない!なかなかオモシロイ(オソロシイ)状況になってしまう…。
去年もやったけど、チラシを配り、体験をやって柔道のおもしろさを広めなければ!
最後に、今年の6年生を送る会も素晴らしい会となりました。
6年生の抜けた穴はとても大きいけど、また4月から、元気に、明るく、
仲良く、厳しく練習していこうと思ってます。
さあ、4年生と6年生は覚悟しとけよ、本気出していくからな!!!!!
3月28日(日)、晴明館で6年生を送る会が行われました。
今年晴明館を卒団していく6年生はていぞうとひとみの2人だけです。
人数だけから見ればとっても少ない数ですが、2人とも最高の6年生でした。
練習はサボることもなく、いつも一生懸命で後輩達の良い見本となってくれました。
下級生達の面倒見も良く、みんなに慕われていた2人でした。
そんな6年生達を送る会は2部構成になっています。
前半は道場内の大会、後半は「卒団式」となります。
【試合編】
試合は各学年・男女の人数によって事前にいくつかのグループに分けて行われます。
今年は、「幼年の部」、「1・2年生の部」、「3年生の部」、「5年生の部」、
そして「6年生の部」となりました。
各グループとも組み合わせは当日の「くじ引き」によって決まります。
このくじ引きが実にオモシロイ!こちら(指導者)側の手は一切入れません。
名前の入っていないトーナメント表は予め作ってあるので、欠席者がいたときは
そこは当然チャンス!「運も実力のうち」どこを引くかも大切なところです。
組み合わせによって普段なかなかメダルに手が届かない子にもチャンスが出てくるし、
学年の実力No1とNo2(みんなそんなには力に差はありませんが)が初戦で当たること
もあります。
今年の組み合わせも悲喜こもごもの結果となりました。
「幼年の部」
優勝:りょう
2位:のぞみ
3位:たかと、しげみつ
幼年は、現在のところりょうが頭一つ抜けている感じ、その後を2位と3位の3人が
追う展開。試合を見る限り先が非常に楽しみな子たちです。
ちょっとずつ、楽しく、一生懸命練習していきましょう。
「1・2年生の部」
優勝:しょうた
2位:あとむ
3位:よしと、さとみ
3人の2年生、1人がケガで欠場、残った2人が初戦で当たるという組み合わせに。
2年生にとっては不運、1年生にとってはラッキーな組み合わせとなりました。
よしのりとしょうたの2年生対決を制したのはしょうた。
この2人は普段の乱取りでも取ったり取られたり、いい勝負の2人です。
ちょっと前までは1年生に押され気味だった2年生たち、ここ最近で力をつけてきて、
学年通りの力関係になってきたような気がします・
「3年生」
優勝:たいが
2位:ひさのり
3位:ようすけ、ともや
8人いる3年生、1人がリハビリ中のため7人によるトーナメント戦。
上位に入った2人が道場内では安定した力を発揮しています(外の大会では…?)。
3位以下は混戦模様、少し縦長なような気もしますが、大きな力の差は見られません。
きちんと練習した子が上に出られるような状況。
長い目で見ながらキチンと練習させていきたいと思ってます。
「5年生」
優勝:ひでゆき
2位:としき
3位:としまさ、だいすけ
12人いる5年生、毎年のことながらの激戦区。
レギュラーメンバー(5人)を争っている子が今のところ6人、ひでを除く5人は
力が拮抗しており、誰が勝っても不思議ではない現状。組み合わせで多少結果は
違ってくるけど、どこに入っても大変な5年生でした。
残る6人の中にもいいモノを持った子がたくさんいるので、一生懸命練習すれば
まだまだ追いつける可能性は十分あると思われます。
「6年生」
2人だけの試合。異例の3本勝負としました。
第1試合、序盤から激しい動きの中、2人とも得意の背負い、一本背負いを繰り出して
いきます。中盤ひとみの低い背負いにていぞうが反応しきれず有効のポイントに。
ていぞうの抵抗もかなわずそのまま試合終了、まずはひとみが1勝。
間髪入れず第2試合へ。
この試合も序盤からひとみのペース。またも中盤にひとみの背負いで有効のポイント。
寝技での攻防も非常に白熱し、ていぞうが攻めひとみが守る展開、二度三度ていぞうに
抑え込みの宣告が入るが、ひとみの驚異的な粘りで寝技でのポイントはなし、このまま
決まるかと思われた終了間際、ていぞうの背負いに今度はひとみが倒れ有効、両者ポイ
ントを取っての引き分け。
1分間のインターバルを取って第3試合へ。
この試合もまた白熱した試合へ。ひとみも守ることなく果敢に攻め、後のないていぞうも
必死に技を繰り出していきます。ひとみの背負いが決まったかに見えた場面もあったが、
惜しくもポイントにはならず、その直後、ていぞうの一瞬の小外刈りがひとみの左足を
とらえ技有りのポイントに。その後も両者一歩も引かず攻め続けるが試合終了のブザー。
1勝1敗1分、ポイント差でていぞうの手が上がりました。
たった2人だけの試合、取ったポイントは2人で技有りが1つと有効が3つ。
この結果だけを書けばなんてことない3試合。でも、本当にすばらしい3試合でした。
副審をしていて目が潤んでくるような試合でした。2人とも自分の持っている力を全部
出し切り、引くことなく、常に前に出続け、技を出し続けました。お互いのプライドの
ぶつかり合いでした。ポイント差でていぞうでしたが、第2試合で旗判定をしていたら
結果は違ってきたかもしれません。順位はつけましたが、2人とも間違いなく金メダルの
試合でした。
後に残る後輩達にこれ以上のメッセージはありません。本当にすばらしい試合でした。
【卒団式編】
試合の後は卒団式、まずは表彰式
何個かのメダルをもらう子、初めてメダルをもらう子、みんなそれぞれでしたが、
うれしそうな表情はどの子も同じでした。
団長引き継ぎ
ていぞう、ひとみからとしきとだいすけに団長、副団長の証である帯が渡されました。
晴明館では6年生でも帯の色を変えることはありません。団長、副団長だけが茶帯を
することが伝統となっています。代々引き継がれてきた茶帯に恥じないような団長・
副団長であって欲しいと思います。
作文の発表
卒団にあたり書いた作文を6年生2人が読んでくれました。2人の柔道への思い、
晴明館への思い、友達への思いが伝わってくるとてもいい作文でした。
6年生に続き、5年生からも作文の発表。新団長・副団長のとしき、だいすけがまずは
読み、続いて5年生では最古参のひで、唯一の女の子で頑張っているひよりが発表しま
した(2人にはその場で伝えたのでひっくり返るほど驚いてました)。本当は5年生も
全員読んで欲しかったのですが、時間の関係もあり4人だけとなりました。
記念品
卒団生から団長・副団長用の「茶帯」をいただきました。ありがとうございました。
残念ながら今度の新団長と新副団長はこの帯を締めないこととなりました。正確に言う
と「締められない」んです。そうです、2人が「デカイ」んです。ほんのちょっと規格
外なため、これまでのものを締めることにしました。
【番外編】
試合の表彰の際に、別に2人が表彰されました。1人は「最優秀選手賞」これは文句
なくひで。晴明館始まって以来の全国大会出場、加えて準優勝というすばらしい結果を
残してくれました。もう1人は「努力賞」、本人もちょっと意外だったようですが
だいすけに贈りました。だいすけは毎回の練習後、誰に言われたわけでもなくトイレの
サンダルを揃えて帰っていました。できるようでなかなか(ほぼ)できないことだと
思います。こういう姿を見ると指導にかかわることができてつくづくよかったという
思いが感じられます。
【ちょっとだけ心配編】
晴明館団員数が36人、うち新6年生が12人、ということは、このままでは…、
来年の卒団式が終わると…、3分の2になってしまう!?残る団員が24人!おまけに
最高学年の6年生がいない!なかなかオモシロイ(オソロシイ)状況になってしまう…。
去年もやったけど、チラシを配り、体験をやって柔道のおもしろさを広めなければ!
最後に、今年の6年生を送る会も素晴らしい会となりました。
6年生の抜けた穴はとても大きいけど、また4月から、元気に、明るく、
仲良く、厳しく練習していこうと思ってます。
さあ、4年生と6年生は覚悟しとけよ、本気出していくからな!!!!!