古民家SHIKIORI日記/Homenaje Project

アジア・アフリカ・ヨーロッパ、古民家SHIKIORIを舞台につながる音楽。
コントラバス奏者、松永誠剛のブログ。

音楽を欲しているレベルが違う

2014-02-07 16:07:22 | Weblog
「音楽を欲しているレベルが違う」
ピアニスト、上原ひろみさんが"レッド・シー・ジャズフェスティバル"に参加した際に語った言葉にあるように現在のNY・パリの音楽シーンの中でイスラエル出身の音楽家の活躍には目を見張るものがあり、他の国の音楽にはない魅力を秘めている。

2007年に聴いたイスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンの音楽。
力強さと物哀しさに溢れたイスラエルの音楽のファンになり、
その後半年間、彼のCDが僕のCDプレイヤーから離れる事はなかった。

アヴィシャイ・コーエン・トリオのピアニストとして19歳でデビューしたシャイ・マエストロ。
ヤロン・ヘルマン(pf)なども師事したオフェル・ブライヤーの元でRTC(リアルタイムコンポジション)という音楽理論を学び、2002年~2003年は国際コンクール「Jazz Signs」を2年連続で受賞するなど華々しい経歴を誇ります。
2006年からはアヴィシャイ・コーエン・トリオのメンバーとして世界中のフェスティバルでメインのステージに立ち、多くの観客を熱狂させ、魅了してきた。

2011年に発表されたアヴィシャイ・コーエン・グループの「Seven Sea」というアルバムは大震災の直後に僕が唯一、聴く事が出来た音楽であり、深く影響を受けた音楽だった。
その後、恩師ミカエル・クリングホッファーとの出逢いもあり、エルサレムを訪ねる事が出来、イスラエルは個人的にも大変想い出深い国になっている。

今回、SHIKIORIのような小さな空間にシャイ・マエストロのトリオを迎えて、
音楽を共有出来る事をとても嬉しく、そして幸せに思う。
ペルーでオーケストラの副主席まで務めていた、ホルヘ・ローダー、そしてエスペランザ・スポルディングなどとの活動をはじめ、NYのファーストコールトとして活躍するドラマー、ジヴ・ラヴィッツとニューヨークの「今」を支える素晴らしいリズムセクションを迎えてのトリオによるコンサート。
今年5周年を迎えるSHIKIORI第一弾コンサート、そしてこれからの音楽シーンを牽引するシャイ・マエストロをどうか、お見逃し無く。
松永誠剛





アヴィシャイ・コーエン・トリオで
世界に衝撃を与えた
NYジャズ・シーンの最先峰
イスラエル出身の天才ピアニスト、初のSHIKIORI公演。

2014年3月2日(日)
シャイ・マエストロ・トリオ

[会場]
古民家SHIKIORI

[昼の部]
15:30開場 16:00開演
[夜の部]
18:30開場 19:00開演

[出演]
シャイ・マエストロ(pf)
ホルヘ・ローダー(B)
ジヴ・ラヴィッツ(Dr)

[料金]
5000円

[学生券]
2500円(数量限定)
[昼の部・夜の部通し券]
7000円(10名様限定)


[ご予約・お問合せ]
090-1163-5027
asiancape@gmail.com

[WEB]
http://shikiori.net/

[SHIKIORI FaceBook]
https://www.facebook.com/pages/SHIKIORI/159322674167705?fref=ts

[後援]
イスラエル大使館

[プロフィール]
Shai Maestro(Pf)
1987年、イスラエル生まれ。
5歳の時にクラシック・ピアノを弾き始める、8歳の時にオスカー・ピーターソンの”ガーシュイン・ソングブック”を聴いてジャズに興味を持つ。
その後、テルマ・イェリン国立芸術高等学校に進学し、ジャズとクラシック音楽を学ぶ。RTC(リアルタイム . コンポジション)をオフェル・ブライヤーのもとで2年間学び、クラシック・ピアノをエルサレム音楽院のベンジャミン . オレンに師事した。2004年から2010年までアメリカ・イスラエル文化基金の奨学金を受け、2002年と2003年には国際コンクール“Jazz Signs”を2年連続受賞。
現在はニューヨークを拠点に世界各国の素晴しいジャズ・ミュージシャンたちと競演を重ねている。
2006年より世界的に高い人気を誇るベーシスト、アヴィシャイ・コーエンのバンドに参加し世界中を周り、その公演はしばしばヨーロッパのTVでも放映された。
アヴィシャイ・コーエンの作品には2009年「Gently Disturbed」、2009年「Aurora」、2011年「Seven Seas」に参加。

Jorge Roeder(B)
ペルー・リマ出身。2007年にInternational Society of Bassists Jazz Competitionを受賞。14歳でロシア、サンクト . ペテルスブルグのリムスキー . コルサコフ音楽院にてチェロを学ぶ。コントラバスに変更後、2001年~2002年の間、リマ・オペラ交響楽団の副主席を務める。
ボストンにて2002年にニューイングランド音楽院の奨学金を受け、ジョン . ロックウッドやダニーロ・ペレズなどのもとでジャズを学ぶ。
現在はニューヨークの音楽シーンで活躍中、
ジュリアン・レンジとの作品でグラミー賞にノミネートされる。
また、ソフィア・レイ. コウツォヴィティスのバンドでは、芸術監督も務め、南米の伝統音楽やジャズのオリジナル楽曲を手がけている。幅広い才能とテクニックに定評があり、ロイ・ヘインズ、アレックス・アクーニャ、ジェフ・キーザー、スティーヴ・レイシー、マリア・シュナイダーなどとの活動。
現在、ニューヨークの音楽シーンで最も多才なベーシストの一人。

Ziv Ravitz(Dr)
イスラエル出身、ビーエルシェヴァの音楽一家に生まれる。幼少時から音楽に惹かれ、ギターやピアノ、トロンボーン、ドラムなどを学ぶ。13歳からビーエルシェヴァやテル・アビブなどのクラブでプロのドラマーとして活動を始める。
2000年に渡米し、2004年にバークリーのジャズ作曲科を修了。
卒業後はニューヨークに中心に活動を始める、
その後、「リー・コニッツ・カルテット」のメンバーとなり、2枚のアルバムに参加。ジョー・ロヴァーノ(sax)、エスペランザ・スポルディング(Vo/B)トーマス・スタンコ(Tp)、エリ・デジブリ(sax)、オマール・アヴィタル(B)、アーロン・ゴールドバーグ(Pf)、アーロン・パークス(Pf)、などと競演。
ニューヨークを拠点し、世界各国で活動を展開している。



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