セビッチのつぶやき

主にバス釣りに関する日記
傲慢な弟子を持つ師匠の独り言・・・

2015年8月11日(火)ボート釣行

2015-08-12 11:18:42 | 釣り
遠征後の最初の復帰戦は新利根川でのレンタルボート釣行となった。

タロ「ついでだからミニ合宿しようぜ」

お盆で家族が実家に帰っていていないタロー先輩が暇だからと、2日連続の合宿を持ちかけてきた。

しかし朝から酷暑の中釣りをやり、健康ランドで仮眠をして翌日も酷暑さらにお盆でのハイプレッシャー中で釣りをやる体力も気力もないのでお断りだ。

タロ「ならオレ様一人で2日目は横利根往復作戦を決行してやるぜ」

なんでも、横利根閘門から全て歩きで延々とヘチを釣り歩き、往復してくる作戦である。

酷暑の中、そんな気の狂った作戦にのるわけがない。

そういうことなので、今回はそれぞれの車で現地に向かうことになった。

5:30にレンタルする松屋ボートを出船。5馬力のエンジン船を借りることに。



キャプテンタローの操船で上流を目指していく。

まずは目ぼしい葦際などをやっていくことにし、トップから始める。

雰囲気としてはすぐにでも出そうな感じではあるが、無反応。

いつものタロースタイルで、朝だろうが関係なくカットテールを投げ始めるタロー先輩も反応がない。



さらに上流にいったところで、タブジグカバーで33cmがようやく釣れる。

普段オカッパリで見ていて手が出せない雰囲気抜群のところでも、期待に反して反応は薄い。



結局午前中は夏の定番、流れの生じるところでもう1本追加して終わる。

お昼は一度ボート屋に上陸して食事をとることにする。



モツ煮定食を食べる。タロー先輩が言うには結構うまいらしい。

まぁ・・・普通の味である。

13時ごろふたたび出船。今度は下流方向の洲の谷和原方面へと向かう。

しかしこの日は東寄りの風が強く、水門を出るとさらに波気も強く、キャプテンタローは再び上流へ舵を取ることに。

午後、さらに釣れない時間帯が続く。

強風のなかエレキ操船をしているキャプテンタローがイライラし始める。

タロ「強風のエレキ操船は疲れるんでね、釣りに集中したいから交代しろ」

数的には自分よりも釣っているのに、とにかくサイズ関係なしにいっぱい釣りたいから傲慢に交代宣言。

まぁ、確かに風が強いと軌道修正を何度もかけないと流されてしまうので面倒くさい。

結局は水の動きが生じている水門付近を重点的に攻めることに。




サイズは上がらず、17時に帰船して終了。

午後釣れなかったタロー先輩は合宿やめて帰ろうかと弱気な発言をしだす。

メンタルの上げ下げが激しいので、釣れればテンションも上がるであろうからオカッパリ残業タイムにする。

場所は定番ポイントへ。水位もあり、水質を見るとこれは釣れる時の感じである。

まずはビンクシーでトップをやることに。

シャローエリアをやっていると、ボイル発生。

すかさず、投げ込みバイトが!

しかし乗らなかった。手前でバイトしてきたが、明らかに10upのサイズだったからだ・・・。

対岸へとまわる。対岸のテトラ帯もビンクシーで攻める。

その第一投・・・。止めながら徐々に引いてきているときに、止めた瞬間ビンクシーがスゥーと消える。

激しいバイトではなく吸い込まれた感じだ。合わせると重量級の引き味!

手前まで寄せると楽に40up。フックは2つともガッツリ食っているのでばれそうにはない。

しかし抜きあげようとしても重さがあるので無理せず、ランディングできる場所まで誘導。



サイズを測ると44.5cm。今年の水郷初40upである。



うれしいので、自画撮り。デジカメの調子が悪かったので前日新しいデジカメを購入し、自画撮りできるタイプを買っておいた。

これは連発しそうだな・・・と思っていたのだが期待に反して無反応。

ベイトフィネスも投入するが、バイトはない。

以前ここで連発モードに入った時はもう少し風があたって水面もざわついていた時であったが、今日はなぎ状態。その違いがあるのか・・・。

一通り流して帰り際にベイトフィネスで20upを追加して終了。



ボート、オカッパリの両方となったが、やはりトップで40upを釣ると気分がいい。

一方対岸をネチネチと何往復もやり続けていたタロー先輩はフナを釣って絶叫していた。

結局それでテンション上がったのか、残留して翌日もやる一人合宿を決行するらしい。

次回釣行の予定は立てていないが、トップでバンバンと連発させたいものである・・・。

西へ ~夏の遠征’15 Day4

2015-08-06 23:50:44 | 釣り
7月30日(木)遠征も最終日。

この日もオカッパリで野池巡りである。

前夜、タロー先輩には最終日は夜に東京へ向けて出発するんだから、朝遅くてもいいんじゃないですかね・・・と提案するも、

「オレ様は5upだろうがなんだろうが、100匹釣るのが目標なんだから早くからやるんだ」

と、最終日も4:30出発のフルタイム釣行となった。

もう少し年齢を考えて行動してもらいたい。どうせフルタイムもたないんだから・・・。

最終日は観音寺エリアから攻めることにする。

最初はバラシ池から。

今日は自分が流れ込み側から攻めることに。すると第一投で・・・。



39cmとまずまずサイズが釣れる。

しかしこのバス、2日前にタロー先輩が釣ったバスと同じサイズで同じ場所・・・。

常に食い気満々なのだろう。いつか50cmになってからも釣れて欲しい。

続いて3番池。

今度は自分が2番池からのインレットとなる箇所(すでに枯れているが)を攻めることに。

足場が高いので、ベイトフィネスのダウンショットでやることに。



すると37cmを筆頭に、連続で釣れてくる。

この場所は池の角にあたるのだが、その角のブレイクあたりがガレ場になっており、そこに魚がたまっている感じだ。

30~35cmくらいのを数匹釣って2番池へ移動。




ここでもポツポツと釣ってから、さらに遠くにある野々池方面へと行ってみることに。

ここから迷走が始まる。

香川では池の水が抜かれたり、バス駆除の網を入れたりする池も多くあり、過去に釣れた場所が釣れなくなるケースが多い。

いくつかの池を巡るも、釣れない時間帯が続いていく。

結局、お昼は定番「はゆか」で食べることにしていたので、府中湖エリアへと戻ることに。

しかし「はゆか」は営業時間内にも関わらず、売り切れの為営業終了。

過去にも行ったことがある「麺や」にすることにした。



最終日だけに、肉ぶっかけにおでん、アジフライまでつけてしまった。

こっちのエリアでは富士見池とエビ池を中心にやることに。

そしてエビ池でとうとうタロー先輩が電池切れで眠りにつく。

このエビ池、エビの養殖網があることからそう名付けているが、養殖網のある方は足場はあまり高くないが、その対岸は4mくらい足場がある。

正直こんなところで釣りたくない。

なぜならかかっても大きいのならばランディングが無理だからだ。

しかしタロー先輩はこの場所が大好き。

なぜなら自分だけはデカバスが釣れてもランディングできるからだ。

今回の遠征で使いもしないものを多々買っていたが、唯一役に立ったのが3.6mのランディングネットである。

セビ「自分がデカバスかかってもネットがないから獲れないんで、この場所嫌なんですけど」

タロ「叫べば助けに行ってやるよ」

この場所、国道沿いで大型トラックがバンバン走っていてうるさく、大声出したとしても聞こえるわけがない・・・。

まさに四国の「オレ様ポイント」である。

そしてそのエビ池で眠りについてしまった。もちろん休息をとって回復後にじっくり攻めるためだ。

こちらにとってはやりたくもない場所だし、どうせだったら綾川の上流に行きたいのに。

ただ最終日だし、どうでもよくなっていたので自分も昼寝する。

結局はエビ養殖網の近辺でラストの40cmを釣って遠征の釣りは終了となった。



最後は汗を流すため恒例の「丸亀ぽかぽか温泉」に入って19時には坂出ICから高速へ入る。

瀬戸大橋にある与島PAでお土産物を買い、途中ちょくちょく交代しながら翌朝6時にはタロー先輩の家に到着。

4日間の長くて短い今年の釣り遠征は終了した。

今年も香川+ボート1日という釣りになったが、さすがに3日も同じ池をぐるぐる回ると飽きてくる。

特に最近は飽きっぽくなっているからなおさらである。

香川に来てまでもヘチをネチネチと釣っているタロー先輩を見習いたいくらいだ。

来年も恐らく夏に遠征になると思うが、果たしてどこへ行くことになるのだろうか・・・。


西へ ~夏の遠征’15 Day3

2015-08-02 23:58:42 | 釣り
今回の遠征の最大の楽しみがこの日であった。

昨年は大雨の影響でやることができなかった早明浦ダムでのボートガイドフィッシングである。

そして今年は自分にミッションを課していた。

「ビッグベイト」で釣る。

普段の水郷での釣りでも遠征にしても基本はワームの釣りである。

たまにはこんなので釣れるのかよ、というもので釣ってみたい。

しかし持っているビッグベイトは、数年前にタロー先輩が昔からの病気でヤフオクでポチポチとクリックして無駄買いしたサイレントキラー。

買ったはいいが使うこともなく、埃をかぶっていたものを誕生日プレゼントと称して偉そうにくれたものである。

そして今年の遠征前。

すぐ人に影響されるタロー先輩が、昨年田淵さんがアユロイドで釣ったのを見て購入していた。

それにもかかわらず、遠征直前でまたしてもヤフオクで安売りしているアユロイドに小バス以上に即バイトして2個も買ってしまっていたのだ。

当然3個もアユロイド必要なわけがない。

そこでまたしても不要なアユロイドを恩着せがましく「安く譲りますよ」と押し売りしてきたのだ。

サイレントキラーがフローティングタイプの為、ある程度潜航してサスペンドするタイプも欲しかったので買うことにしたのだ。

今年はこれで必ず釣ってやる。それが今回のミッションであった。


田淵さんの店に4:30集合で出発。

6:30前には早明浦ダム手前のコンビニで遊漁権や昼食、飲み物を購入し準備にかかる。



ボートで出撃する時はこの準備段階からワクワクする。



ボートを湖面に降ろし、田淵さんが車を駐車場に置きにいっている間に桟橋で少し釣りを始めるも釣れなかった。

田淵さんが戻り、7時ごろにいざ出船。

まずはワンドのインレットなどをやっていくもイマイチ反応がないので、瀬戸川のバックウォーターを目指す。



瀬戸川自体は赤潮で濁りが入っているが、バックウォーターは完全な清流であった。

当然アユロイドの投入である。

バスはかなりいるのは見える。しかもサイズも大きい。

期待しながらアユロイドをぶち込んでいくが、やはり慣れていないせいでうまく操作できない。

しばらく続けるもそう簡単には食ってこない。

釣り開始から1時間ほどたっているので、早いところ釣っておきたい気持ちが高まる。

そこで禁断のカットテールを投入。すると1発でバイトがあった。

引きはなかなかのサイズを期待させるものであった。

普段はバスがかかっても無視してるタロー先輩だが、今回の遠征で僕にデカバスが釣れなかったら遠征を取りやめにされることを懸念したのかランディングを手伝ってくれている。



そして今年初の40up、45cmのグッドサイズを手にすることができた。

これでひとまず落ち着いたので、またアユロイドの釣りに戻る。



岩場に上陸して上流からアユロイドを流し、岩場の影に回り込ませて釣る作戦である。

何度かやっているうちに操作になれて、興味を持ち始めたバスもでてきた。

完全に見えているのだが、バイトをするのも一瞬だけのキスバイトなので乗せるまでにはいかずに移動。

今度は本流吉野川のバックウォーターである。

さっきの瀬戸川上流よりも流れは激しい上に岩場も多い。ビッグベイトチャンスである。

アユロイドを何投かしていると、急流の中で動きが止まる。

「ん?岩場に引っかかったのか・・・」と思いロッドをあおると明確な魚の重みが加わる。

「食った!」

待望のビッグベイトで食ってきた。しかし激流に飲まれなかなか寄せることができない。

ようやくバスがその姿を現した。50近いバスである。

流れの中心で寄せることができなくなったので強引に引き寄せる。

そしてその流れから出た途端、ジャンプ一発ばれてしまった・・・。

一気に力が抜ける。精神的にも絶望感が襲う・・・。千載一遇のチャンスを逃してしまったのだ。

バス釣りをやってきた中でここまでばらして落ち込んだのは、初広島遠征で50後半サイズを目の前でばれてしまって以来である。

しかしまだチャンスはある。いたるところに流れと岩場があるのだからまた食ってくる魚はいるだろう。

今度はアユロイド縛りで投げ倒す。

しばらくすると岸に向かって頭を向けているバスがうっすらと見える。そのすぐそばには岩があり、流れがよどんでいる場所だ。

その岸ぎりぎりにアユロイドを投入し、岩に沿ってゆっくりと少しずつアクションを加えながらアユロイドを沈めていく。

するとバスも消えていた。アユロイドに驚いて逃げてしまったのか・・・。

しかしすぐに明確なバイトとなって答えが返ってきた。

「食った!」

再び雄叫びを上げる。今度は躊躇せずに一気にぶっこ抜く。



サイズは40cmジャストであったが、この際サイズは関係ない。

ようやく念願がかなったことで満足である。もはや自分としてはやりきった感がある。


しばらくすると船上で毎年夏恒例の絶叫タイムが始まる。

ブォーンという重低音の羽音が聞こえるとタロー先輩が「ヒャー!」と叫び始め取り乱すのだ。

しかし今年飛来したのはアブであった。ただ色が毒々しい蜂の色をしている。

タロー先輩はスズメバチだと思い込んで腰を抜かしている。

田淵さんが苦笑いしながらタオルでアブを撃退し始める。

「田淵さん、危ないですよ!攻撃してきますよ!」

田淵さんが攻撃されるのを心配しているのではなく、その攻撃の目が自分に向くのを恐れているだけだ。

タロー先輩はもはや釣りどころではなく戦意喪失の様子だ。


そこでバックウォータを離れ、少し下流あたりで釣りをしていると見えバスがいる。

タロー先輩に「そこになかなかサイズのバスがいますよ」教えるとすぐさまDSを投入し、ヒットさせる。



サイズはなかなかどころか結構なサイズであった。

ドヤ顔してデカバスを手にして写真を撮っているが、先ほどのヘタレっぷりは微塵もない。

それ以降、いくつかのバックウォーターを周ったがアユロイドへの反応はなし。

と、いうのもバックウォーターの力が弱いためだ。やはり食わせるにはあの激流と大きな岩場が必要である。





途中デジカメの調子が悪くなり、スマホのカメラで撮りながらも諸々のポイントで釣り上げていく。

サイトフィッシングで釣っていくのもかなり楽しい。

途中でニゴイがかかったときは、いいサイズのバスと思えるほどの走りを見せてくれた。

田淵さんにはガイド終了時刻を過ぎてまで釣りをやらせてもらい、サイズも数もそしてビッグベイトでも釣り上げることができてとても満足であった。

これこそ遠征してきたかいがある、普段できない釣りであった。

遠征も翌日でラストであり、東京に戻らねばならない。

香川最後の夜は、またしても「一鶴」で夕食。

タロー先輩は大学の後輩と昨夜も食べているので3晩連続「一鶴」という偉業?を成し遂げた。

しかし遠征の疲れも出始めているので、果たして最後の日に体力は持ち続けるのだろうか不安である・・・。

西へ ~夏の遠征’15 Day2

2015-08-01 23:00:46 | 釣り
7月28日(火)Day2

この日は自分たちで川や池を巡って釣りをしていく。

我々の香川の釣りエリアとして府中湖方面と観音寺方面と大きく分かれているのだが、この日は府中湖エリアからのスタートとし、ホテルを4:30に出発。

ファーストポイントは綾川の滝宮である。

このポイントはとにかくメディアの露出が激しいところで、入れ代わり立ち代わり人が入る。

その状況でもメディアにおいて名だたるプロたちは釣り上げていくので、とにかく釣れる場所と錯覚してしまう。

すでに橋脚周りは人が入っているため、やや下流の岩場のあたりを攻めることにする。

しばらくすると、いたるところでボイルが始まる。バスはかなりいる。

しかし全く反応がない。色々なルアーを試してもバイトすらない。

そして釣り人がどんどんと入ってくる。誰一人釣っている様子もない。

仕方なく本湖へ移動。釣れない→移動を繰り返していく。結局本湖や川筋をあきらめ、池へ移動。



ようやくこの日の初バスをゲットするもグッドサイズバスが釣れない。

早めに昼食をとることにし、観音寺エリア方面へと移動することに。



昼食は昨年も食べた「たむら」で食す。ここのうどんののど越しが気に入ったので、今年も是非とも食べたいと思っていたからだ。

後半戦は再び各池を巡る。

当然各池では当たり前のようにバスはヒットする。

面倒くさいので、写真は省略する。

一方でタロー先輩は大きさ関係なくすべてのバスの写真を撮っており、おまけにサイズと恐らく釣れたルアーまでをもすべてスマホのメモに残している様子だ。

マメというか、執着心は半端ない。

恐らくこれまで自分がご馳走してもらったもの、安い缶コーヒー1本から全てを記録とられているんだろうなと思わせる行動である。

結局この日は3番池でまずまずサイズを釣って終了。



さて、いよいよ翌日は今回の釣りのクライマックスである早明浦釣行である。

果たしてビッグベイトで釣れるのか、期待をしながらこの日も早めに就寝する。