11月に入っても例年に比べると暖かい日が続いている。
水温を見てもまだまだバス釣りには問題のない状況である。
いつもならこの時期は14度くらいになっていてそろそろ厳しい時季になるのに。
しかし例年より水温が高かろうが、前回同様「ノーバイト」状態は変わりなかった。
昼に「うなせん」の鰻を食べることだけが楽しみとなってしまった。
しかし予約の電話をすると、お昼はいっぱいとのことであった。いつもなら予約取れるのに・・・。
ここでも「ノーバイト」である。
鰻への欲望が消えないため、以前行ったことのある「たべた」という鰻屋にいくことにした。
養殖鰻のブランド「坂東太郎」¥2,400を食す。
前回来たときは天然ものを食べたのだが、天然ものは当たりハズレがあり、前回ハズレを引いてしまったので無難に養殖を選ぶ。
なぜか、たまたまパチスロで勝ってしまったためにタロー先輩にごちそうする羽目になる。
「焼肉とかの高級食をごちそうしてやってんだから、鰻くらいごちそうしても罰はあたらないだろう」という傲慢モードで強制的におごらされた。
基本的に焼肉といってもランチの安い焼肉である。釈然としないながらも昼食で¥5,000近く散財する。
午後も釣りは「ノーバイト」。
日が暮れるのも早くなってきて、午後5時の最終ポイントとして利根川某所を選択。
朝一にもやったのだが、上流・下流ポイントがあり、釣れるのは下流ポイントに集中している。
タロー先輩は当然の如く「俺様が下流だ」と決めてしまって、2本釣り上げていた。
最後は当然、鰻をごちそうしてやったこともあり、自分が下流ポイントへと入る。
自分としては魚のポジションがつかめていない状況で護岸沿いの深場を時間かけるよりかは、ディープ隣接のスロープを狙ってシャローにいるやる気のあるバスを狙う。
答えはすぐにでた。バイトともに魚が走り始める。
シャローにいたときにジャンプ一発。かなりの大物だ。ほぼバスだと確信するも、その後の引きがハンパない。
この場所は深いのでどんどんと走り始める。リールのドラグも鳴りっぱなしだ。
頃合いを見て巻き始めてもまた走り始める。やはり利根川の川バス。引き味は強烈だ。
ようやく上がってきたのは・・・
47cmのグッドバスであった。スピニングでこのサイズはスリリング過ぎる。昔だったら強引にやり取りしてばらしていたであろう。
このグッドワンを釣り上げて釣りは終了となった。
しかしこの後、タロー先輩の神の声により、やってはならないような雰囲気の店でパチスロを始める。
「最後釣らせてやったんだから、俺様が勝つだろう」という理由によって、やりたくもない店でやらされる。
そもそも「釣らせてやった」という概念はどこから来るのだろうか?
しかし神はそのような傲慢な人間になぜか天罰を下さず、自分には微笑んでくれなかった。
最後にデカバスを釣って気分良く帰れると思ったら、この始末である。
これもすべてタロー先輩の目論見通りで1日が終了した・・・。