セビッチのつぶやき

主にバス釣りに関する日記
傲慢な弟子を持つ師匠の独り言・・・

6月9日(土) 釣行

2012-06-10 14:02:39 | 釣り

今回は小学校時代からの友人であり、私のバス釣りの師匠ともいえるKと釣行である。

彼は小学校時代から剣道を続け、段位持ちであるが高校卒業後に剣道の世界からは離れ、仕事と釣りに没頭していた。

そのような時に、自分もバス釣りを教わりその世界にドップリとつかることになる。

しかし彼は再び剣道をやりはじめ、そこで出会った人と結婚するに至った。

「釣り竿を振っているだけでは魚しか釣れないが、竹刀を振り始めたら、見事に素敵な女性を釣り上げた。依然として釣り竿だけしか振っていない私は魚しか釣れません」

彼の結婚式でおこなった私のスピーチの中の自虐を交えた名言である。

それは今も相変わらずである・・・。


結婚してしまったKとは約2年ぶりに釣りに行くことになる。

彼自身、家庭持ちで仕事も忙しく今年ようやく2回目の釣行であり、万年暇人で自由に釣りに行ける自分とは真逆である。

で、あれば彼に是非とも楽しい思いをしてもらわねばならない。ガイドのつもりで釣り開始。


まずは前川からの釣りになる。

こここそ我々の聖地として彼が開拓した場所であり、イカでのカバーフィッシングの醍醐味を味わってきた所である。

この日はあいにくの雨。しかもかなりまとまった雨である。

しかし梅雨時の前川ではこれまで結果が出ているので大いに期待できる。

早速葦撃ちを始める。

・・・反応がない。足元の釣り、対岸からの釣り、バイトしてくるのはウシガエルだけである。

雨での前川。釣れていたときと大きく違うのは、冷たい雨で寒いのだ。

風もそこそこ強く、いきなりテンションは下げモードである。

通称ポイント「ゲーヘラ」に移動。

二手に分かれてカバー撃ち。前回の釣行では1本獲ったところである。

しかしここも反応がない。

すると目の前の葦にフロッグ系統のルアーが引っかかっている。取ろうと思い竿先で突っつきまわす。

イカは水中に入れたままであった。バシャバシャとロッドを突いていると、いきなり引っ張られる。



なんと、あれだけ水面をバシャバシャしていたにもかかわらずバスがバイトしてきてしまった。

38cmであるが、ナイスコンディションのバスで引き味もナイスファイトであった。

やはりバスは葦には絡んでいる。食い気のあるバスはいるのだ。

しかしその後の反応はない。

いったん、エリアを変えることにする。ここ最近好釣果を出している横利根川へ移動。

ここではスピニングロッドを買ったものの、まだファーストフィッシュを得ていないKに初スピニングフィッシュを得てもらうためだ。

小学校エリア対岸からスタート。左右に分かれて釣りをする。

しばらくするとKが大きくロッドをしならせている。



デカバスヒットか?と、思いきやアメナマであった。

その後、隣接する水路①に移動。そして・・・。



ようやくKに初バスがヒット。

とりあえずお互いにゲットできたので、昼食タイムにする。

雨が強まる中、午後戦は西の洲をやってみることに。

到着後すぐに自分にヒットするがばれてしまった。

いつもアングラーが多い場所であるが、さすがにこの雨と風でほとんどいない状況なので、比較的イージーに釣れると思われた。

が、その後の反応は一切なし。

結局再び前川に戻る。

朝一番に入った「オレ2」ポイントへ。

ここではドライブクローのテキサスリグでやっていたのだが、風が強まってきた。

キャスト後、その風と雨を気にしていると気づいたらラインが妙な動きをしていた。

しまったバイトだ。慌てて合わせるもバスは移動してしまっていたので、葦に巻かれてしまった。

一瞬水面にバシャっと出た魚体は結構なサイズであった。

意気消沈し、隣のポイントへ。ここでは対岸から狙う。

葦中のポケットにイカを虫パターンで誘っていると水中からバイト。

サイズが小さいのかのらなかっかが、午後になり反応が出てきた。

その後、いくつかのポイントを回ってみるが、強まった風を少しブロックできる公園前付近でKにバイトがあったものの、キャッチはできなかった。

じっくりと攻めていたら時間は夕方になっていた。

ここで前川を見切り、時合に入る横利根川で勝負をする。

風向きを考えて、午前に入ったポイントの対岸、小学校エリアから始める。



到着後、すぐにカットテール5インチネコリグでフォール中にヒット。

サイズは32cmであったが、なかなかの引き味を楽しませてくれる。

やはりこの時間帯は釣れる。Kもそれを見てやる気を出す。

Kに先行してもらい、その後からついていくのだが、二人とも反応がない。

自分はダウンショットで3インチシュリンプにチェンジする。

すると、再びヒット。



先ほどと同サイズであるが、横利根バスは本当に引き味がいい。

そのファイト中に最後の3インチシュリンプが外れてしまったので、ドライブクロー2インチにチェンジ。

そしてまたまたヒット。

今度は引き味が違う。サイズアップだ。杭に巻かれそうになりながらもロッドワークでさばく。



見事なアフターという感じであるが、43cmのグッドワンを釣り上げる。

時期的にクロー系がいい感じだ。

その後、残念ながらKには反応がなかったが、スピニングの初フィッシュで一安心といったところ。

当分Kとは釣りに行けないのでもっと楽しんでもらいたかったが、ヘッポコガイドなので仕方がない。

ただ、特にスピニングの釣りが得意でないKとしては結構わかったことが多かったと思える。

是非とも次回の釣行の参考にしてもらいたいし、また一緒に行きたいものだ。

とりあえず自分自身としては2回連続で40upが出ているので、今年も50upを目指してフィールドに通おう。









5月27日(日) 釣行

2012-06-02 21:57:04 | 釣り

今回はゴッチンが参戦である。

ファーストポイントは小貝川。

ここは自分のバス釣り初期のころの爆釣エリアであった。

タロー先輩が初めて自分のロッドで、しかも初40upを釣った思い出の場所でもある。

しかしここ数年、葦が減り魚の反応もなくなってきたことから捨てていたポイントである。

久しぶりに行ってみた。

しかし反応はなかった。生命感すら感じられない。

新利根川へ移動。上流部をパスし、中流部の石屋ポイントへ。

自分はまた嫌味を言われると面倒なので、タロー先輩の撃った後をやっていく。

これで釣れても、タロー先輩のミスで済まされるからだ。

そのミスが起こった。葦と杭が絡むシャローで食ってきた。

その引き味はサイズを期待してしまう。



ストラクチャーに巻かれないように慎重にやり取りし、無事にランディング。

しまった、メジャーを忘れてきてしまった。そこで、先行しているタロー先輩の所まで行きメジャーを借りる。

忌々しそうにメジャーを投げつけて貸してくれた。

サイズを測ってみると、期待通りジャスト40cm。今季初の40upである。

しかし、ゴッチンにもタロー先輩にもバイトがないので圏央道下へ移動。

ここでは誰にもバイトがなく、新利根川を見切る。

向かったのは、先週みんなが釣れた調子の良い横利根川。

しかしどうしたことか、誰にも反応がない。ここは夕方の時合で狙った方が良さげである。

結局はいつもの最終地、前川へと早々とたどり着く。

先週、ナベ大先輩が釣り上げた「オレ様Ⅱポイント」でタロー先輩が40upを抜きあげる。

川の様子を見ながら、ファットイカでのシェード、葦中狙いへとシフトする。

自分は一度、ポケットに入ったところでバラシがあった。狙いはあっているのだ。



その後、移動した通称ゲーヘラポイントで30upを葦中から引っこ抜いた。

この奥では雷魚がバホバホとしている音が聞こえた。

川に浮くベジテーションマットをイカでズル引いているときも雷魚のバイトがあったので、今年はやたら目立つ。

純輝で昼食をとり、午後戦も前川で勝負する。

この日は快晴で暑い。シェードパターンは成立すると思われるからだ。

シェードエリアを順番でやっていく。

ゴッチンが痛恨のバラシをしてしまったが、イカのシェード狙いの釣りに開眼したみたいだ。

しかしタロー先輩にはバイトがない。そして不貞寝を始める。



終電で眠りこける酔っぱらいのサラリーマンのごとく眠りにふける。



自分はその間、公園ポイントで釣り上げる。バイトはそこそこあるのだが、なかなか乗らない。

この一匹も一回食い損ねたのだが、もう一度同じエリアに落としたら表層でパク食い。

ファットイカの虫パターン釣りである。

これは過去に爆釣したとても面白い釣りが復活しつつある。

そしてゴッチンの雄叫びが聞こえた。見てみると、バスが気に宙づりになっている。

シェードで食ってきたのはいいが、木の枝に引っかかってしまったのだ。

その雄叫びで目覚めたタロー先輩が助け船をだし、何とかランディングに成功。

2人ともシェードパターンで釣っているので、ようやくタロー先輩も本気モード。

しかしバイトすらない。

夕方になり、時合になるであろう横利根川へ移動する。



途中、ハロハロでアゲアゲになり、最終ポイントの横利根川へ。

自分は先週釣れたエリアへと向かう。

しかし工事が進んでしまっており、くぼんだ鉄板がふさがれていた。

しかたないので、その外側にある杭を3インチシュリンプのダウンショットで狙う。



まずまずの引き味でゲットしたのは35upであった。

このエリアではゴッチンがシャッドで釣れていたが、タロー先輩は無反応。

かわいそうになり、午前中に対岸で連発を目撃していたポイントへ向かい、タロー先輩に譲る。

しかしタロー先輩に連れてくるのはランカーギルの連発であった。

エリアを変え、護岸とかけ上がりを狙うポイントへと移動。



やはり縦ストとなる杭でヒット。これまた35upのまずまずサイズだ。

結局タロー先輩は釣れないまま終了となった。

しかし諦めきれないタロー先輩が、望みを託して利根川某水門を指定。

自分は疲れ切っているので寝て待つことにした。

某水門にはタロー先輩とゴッチンで向かってもらうことにする。

そしてしばらくして戻ってきたタロー先輩の目が死んでいる。

しかしドラマは起きていたのだ。夕闇迫るなか、ビッグバイトが。

ただ、そのビッグバイトの正体がヒゲということであった・・・。

想像がつく。大興奮して雄叫びを発したであろう。

強烈な引き味に喜び勇んで巻き上げたラインの先にはヒゲ・・・。

今回の釣行はそんなタロー先輩の喜劇で幕を閉じた。