日曜日、中野サンプラザで行われた安倍さんのライブ(夜公演)に行ってきました。
公演前、ハロショで買い物したりしたあと、土曜の公演を観てきた友人と中野で待ち合わせて雑談。なちコンに向けて気分盛り上がり、友人の旦那様から戴き物を貰い、恐縮しつつ喜びで更にテンション上がり会場へ!
友人と雑談中、会場前には選挙カーがいてヲタ相手に演説してて、妙な盛り上がり見せていました。中野区議選らしいですが、あの中に中野区民何人いるのやら。まあ、未成年はほぼ居ないように見受けられましたが(^^;)
そんななちコンの客層は、三十代中心。女性の姿も、娘。コンや亜弥コンに比べると少なめ。そういう客層なので、始まる前から騒々しくなったりせず、やや落ち着いた雰囲気で幕開け。ステージ中央の球体の中から安倍さん登場。
一曲目は最新アルバムから「F.O」。ベリヲタ辺りならサビの「メラメラ熱い~」のフレーズで「メラメラ!」とか叫ぶ応援になりそうですが、なちヲタは手拍子とサイリウムで静かに熱く応援。
「夢ならば」、「スイートホリック」としっとりとしたシングル曲が続きます。スイホリは、今の安倍さんの等身大な魅力が出てて良い感じですね。恋の花~スイホリと最近のシングル曲は、そんな自然体な魅力に溢れていて、カップリング曲も含めて気に入っています。
続いてアルバムから「エレベーター~」。この曲、好きな人がいるけど想いを伝えられないOLの事を歌った曲ですが、ゆったりとしたテンポを力入れ過ぎずしっとりと歌っていて好感。今回のアルバムはこういうスタイルで歌っている曲が多い印象。
スローな曲を三曲続けたあとは、だて生きでノリノリに。MC挟んでアルバムからスローな曲を二曲続けて、ツアーゲスト飯田さん登場。ツアータイトルにちなんで乙女チックな気持ちを、おとめチックBANKに預けるというトーク。飯田さんは「レモン○○個分という文字を見ると思わず手が伸びる気持ち」と表現。安倍さんに解説を求められ、「レモンは初恋の味と言うから」と答える飯田さん、少し照れ気味。
続いて安倍さんは「泣いてるのに、泣いてない!というおとめチック」と答えました。会場、盛り上がり(^^;) こういうコメントをサラッと言える24歳なのが、安倍さんが安倍さんたる所以ですね。
さて、ここからはギターとキーボードによる生演奏コーナー。娘。の1stアルバムから「夢の中」を二人がハモりながら熱唱。この曲は、飯田さんの娘。卒業ライブで、飯田さんがソロで歌った曲。本人にとって思い入れのあるナンバーなのでしょうね。二人のハーモニーが想像以上に良かったです。
なちかおハーモニーのあとは、飯田さんソロ二曲。自身のソロアルバムから、「バラ色の人生」をフランス語で歌いました。これも良かったのですが、次の「パピヨン」が良かった! 実は昼の部だと「桜の花が咲く頃」でして、こちらが観たかったのですが、思いのほかパピヨンが良かった。私はこの曲が入っているアルバムを持っているのですが、改めて聴いてみたいと思います。白ドレスで華麗に歌う飯田さん素敵でした。
飯田さんソロコーナーが終わり、飯田さんの紹介で再び安倍さん登場。飯田さんが安倍さんに向かって「どうぞ」みたいな感じで手を伸ばした時の腕のしなやかさがこれまた素敵でした。
生演奏コーナー最後を締めるのは「空~」。夢ならばのカップリングのこの曲。ヲタ人気の高いバラード。切々と歌う姿に、アルバム出せなかった安倍さんの二年間、そして自分のこの一年など、色々な事が頭をよぎりシミジミとしてしまいました。昨年のツアーを観ていない自分にとっては、生で観るのは初めてだった「空~」は、記憶を呼び覚ますオルゴールのようでもありました。
生演奏コーナーが終わり、演奏者に大きな拍手が送られ、MC挟んでアルバムの一曲目「学生時代」。私はこの曲が大好きで、今回一番楽しみにしていました。イントロの「元気?~」のセリフ部分、公演毎に変えているそうで、この日は「ヤッホー」とか織り交ぜていました。すかさず「ヤッホー」と切り返すなちヲタ達。
切り返しと言えば、次の「日曜日~」はアルバムでは安倍さんと寺田さんの掛け合いが楽しい曲ですが、ライブでは当然寺田パートを客席が担当。「にちようび、にちようび」と安倍さんが歌えば、ヲタは「楽しみです 楽しみです」と掛け合い。このノリが程良い盛り上がりで、このあたりが年齢層高めな、なちコンらしさに溢れていました。
掛け合いを楽しんだあとは、恋の花~あなた色~ピロリンと、ノリの良い曲三連発。しかし、いずれもフルコーラスではなくショートver。安倍さんの体力を考慮した演出でしょうか。三曲ともフルサイズで聴きたかったです残念。
盛り上がってきたところで、アルバムから「東京みちくさ」で、しんみりとアンコールへ。アンコール一曲目は、スイホリのカップリング曲。あくまで、ここでもしっとり路線です。このあたりまでが、今ツアーの特徴とも言える「しっとり安倍なつみ」ライブでした。これは、ニューアルバムや最近のシングルがそういう作りでしたので、その2006安倍なつみの集大成とも言うべき流れと言えそうです。
飯田さん交えて歌ったシツレンジャーや、なちコンのラスト曲定番「腕組んで~」は、いつものなちコンらしい「ほのぼの」空気でした。腕組んででの、「L・O・V・E~ラブリー○○」(○○は一番はなっち、二番はかおりん)の時は、安倍さんパートの時は飯田さん、飯田さんパートの時は安倍さんが、手でエル・オー~と文字を作っていて、こんな雰囲気がまた「なちコンらしさ」に溢れていました。
曲が終わり、客席に必死に強く手を振る安倍さん。その姿に、狼で使われるフレーズ「なっちは天使」が頭を過ぎり、終演後に客席から起こった「なっち、最高!」コールと、それに続いて起こった「かおりん、最高!」というなちヲタの気遣いに、「大人が安心して観に来られるライブ(客層は濃いめですが)、なちコン」というフレーズが浮かびました。「甘い味付けの幸福空間」安倍なつみライブ、無事に東京中野公演終了。
安倍なつみコンサートツアー2006春 ~おとめちっくBANK~セットリスト
01.F.O.
02.夢ならば
03.スイートホリック
04.エレベーター二人ぼっち
05.だって 生きてかなくちゃ
MC
06.夕暮れ作戦会議
07.ちょっとずつね。
MC
~ここからアコースティック~ (カッコ内は収録アルバム)
08.夢の中/安倍・飯田(ファーストタイム)
09.バラ色の人生/飯田(オサヴリオ)
10.昼:桜の花が咲く頃/飯田(プラン・ダムール)
夜:Papillon/飯田(プラン・ダムール)
11.空 LIFE GOES ON
~ここまでアコースティック~
MC
12.学生時代
13.日曜日 What's Going On
14.恋の花
15.あなた色
16.恋のテレフォンGOAL
MC
17.東京みちくさ
アンコール
18.I'm in Love(スイートホリック)
MC
19.恋愛戦隊シツレンジャー/安倍・飯田
20.腕組んで帰りたい/安倍・飯田