デカンショ街道で小野市へ

神戸市から西国にある小野市へ行くのにわざわざ反対の東に向かって、
大阪池田から京都亀岡へ４２３号線（摂丹街道）で抜けて、そして
亀岡からの３７２号線（一部通称デカンショ街道）の大回りして行きます。
直線距離なら約２０Ｋｍ、大回りで２２０Ｋｍです。

この４２３号線（摂丹街道）は、元の会社がまだ家族的だった頃、毎年夏
課や部で車を相乗りして日本海へ泳ぎに行くときのルートでした。

今世紀初め６年間京都に住んでいた時、思い出の場所の姫路に年に何回か
ドライブしていました。名神高速道路など瀬戸内海側を使っていましたが、
マンネリを感じたあるとき、亀岡から姫路に向かう１本の道路、３７２号線
を見つけました。

走ってみて感動をしました。日本のふるさとの「里山」が残っているのです。
日本人のどこかに持っているＤＮＡがビッ、ビッと感じたのです。それ以来、
田植えの終わった頃、稲刈りが終わった頃にゆっくりと走っています。

途中の丹波篠山に近づくと「デカンショ街道」の看板が出てきました。
車の中で思わず「デカンショ、デカンショで半年暮らす、、」と歌って
しまいました。

「デカンショ節」が今の学生のコンパで歌われているかどうかは知りませんが、
少なくとも私が学生の頃はまだ歌っていました。

大学生になって、哲学者のデカルト、カント、ショーペンハウエルを知り
（名前だけですが）一端の知識人ぶって、分厚い本を小脇に抱えていた自分
を思い出して、今赤面しています。

「デカンショ節」の出所の丹波篠山は、歌っていた頃には行った事がなかったので
「どんなとこだろう？」と思っていました。「デカンショ街道」の発見と共に
訪ねてみて、これまた素晴らしい街でした。何か落ち着くのです。

そして丹波篠山のあとは、社町で子午線と平行に走る１７５号線に変えて
小野市です。

まあ、一寸したロングドライブですが、この夫婦運転が好きで苦にならないようです。
京都に住んでいた時は、思いついたように夜中に「ディズニーシー」へ出かけ
２８時間後には家に帰っていましたし、神戸に住んでからも「シロイルカ」の
「バブルリング」を見に島根県浜田市まで行きました。これは日帰りです。

「シロイルカ」の「幸せの輪バブルリング」：