停年後の生活を楽しみましょう。

常識を脱して、新しい目で停年後の生活を考えましょう。定年後は自分のために楽しむ時間です。

「日本の崩壊回避と発展」№21 300/30/1

2017年10月05日 | 老人の知恵
 昨日の「割れ窓の理論」に近い話です。サブテーマの「300/30/1」は何の数字と思いますか?正確には「300/29/1」とも言われている数字です。
 この数字は昨日検証した「割れ窓の理論」とよく似た意味を持つ数字の統計データーです。数字の意味を説明すれば総てはお解り頂けると思います。
 この数字は「犯罪の統計データー」でも有り、「職場での安全の統計データー」でもあります。
 犯罪も職場の安全も、小さな犯罪・小さな事故を防止することで大きな犯罪や職場での事故を防げるという意味です。更には小さな犯罪や小さな事故を無くすことで「殺人事件などの重大犯罪」や「職場での死亡事故」等を無くせます。

 重大な犯罪や死亡労働災害が一件が起こると、その前に30件の中程度の犯罪や労働災害が「その地域・その職場」でが起こっています。その30件の中程度の犯罪や労働災害が起こっている地域や職場では、300件の窃盗や絆創膏怪我のような労働災害が起こっているという数字です。

 この数字の意味することは「重大犯罪や重大労働災害」を防ぐ方法は唯1つ「小さな犯罪・小さな労働災害を無くすこと」これが最大の方法だと言う事です。

 逆に言うと、小さな犯罪や小さな労働災害を軽く見ていると、重大事故や重大労働災害の発生が必ず起こる。と言う意味です。

 私が先日、警察が情けを掛けて小さな犯罪に目を瞑ってお構い無しにするのはよくない。と検証しましたが、統計での数字もそれを物語っています。

 杓子定規な世界は済みにくいと思われますが、小さな犯罪(たばこのポイ捨てや万引き・自転車の交通ルール無視)等をお目こぼししているから傷害事件や殺人事件が起こるのです。

 貴方は、お目こぼしをして貰って殺人事件が起こる社会が良いですか? それとも少し杓子定規で住み難くなっても殺人事件や傷害事件のない社会が良いですか?

 このような基本が出来上がれば、警察も小さな犯罪を取り締まる必用のない社会に変わって行きます。それは「地域住民の目」が警察の役目を果たすようになるからです。そうすれば杓子定規で無くてしかも犯罪のない街になります。
 「その前提条件が地域社会の繋がりの密度です。」

「小池代表を大解剖する」(その4)
 小池代表の目指す「保守二大政党制」が実現すれば、政権に腐敗があれば直ぐに政権交代が出来る。その事で政権の腐敗構造が打破出来ます。
 政治家の腐敗構造を無くするには「直ぐに交代可能な政党の存在です。」現在のような政党対立の中では「与党の腐敗構造があっても受け皿が無い。」と言う与党の奢りが有っても政権は打破は出来ないのが現状です。
 このような政権が奢っていても腐敗していても、余程のことが無い限り保守与党の政権が続く。現在は国民にとってこんな最大に不幸な政治体制になっています。
 国民は決して政策で与党政治を変えたいとは思っていません。政治の汚い部分を無くしたい一心ですが、政権交代の結果が「前の民主党政権のようなのでは懲り懲り。」と言うのが現実です。