店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

神輿(みこし)

2005年05月22日 | 京都
今日は氏神様のお祭りでした。何年か前から神輿を全行程担いでまわるようになっているんですが、予定では朝10時半にでて夕方6時前まで練り歩きます。
でも私が見たときは半分の行程で1時間ほど遅れていましたから、入社は夜7時は軽く回っているんじゃないかと思います。何トンもの神輿を8時間も担いで練り歩くのは交代しながらとはいえ、大変でしょうね。さらに今日は小雨模様でしたし・・・。

昨夜の宵宮では夜店や子供みこしも出てにぎやかで、聞くところによると500人くらいの子供たちが参加したそうです。高齢化の進む区域ですが、一部区域では最近マンションが次々と建ち、子供たちがどんどん増えているようです。うれしい反面、町並みが変わっていってしまうという複雑な気持ちもありますね~。

神輿のほかにも神幸列もあって賑やかな一日でしたが、もうひとつの楽しみは「鯖寿司」(さばずし)。うまいんですよ、これ。ただ、最近高くなってたくさん食べられないのが残念です。私の子供の頃は母親が何十本も作っていました。特別おいしかったように記憶しています。親戚でも好評で、あちこちに配っていたものでした。

氏神様の「下御霊神社」のことを詳しく書いてあるサイトから一部引用させていただくと、

「寺町通りを丸太町からすぐ南へ入った場所にある神社で、大同2年(807)藤原仲成の陰謀の犠牲となり川原寺に幽閉され自殺した桓武天皇第3皇子伊予親王と、その母藤原吉子の霊を慰めるため、承和6年(839)出雲路に創建された。上御霊神社(上京区)とともに皇室の産土神として崇められる。現在地に移ったのは豊臣秀吉の都市改造によるもので天正18年(1590)。本殿は、寛政2年(1790)宮中の賢所御殿を移築したもの。また表門は皇居の建礼門を移したものという。
 歴史の長い京都には多くの怨霊が存在し、それらを鎮める祠もまた数多い。この下御霊神社の祭神は、そうした御霊を祭ったもので、京都の中でも特に強い怨霊を八つ祭る神社として知られる。そしてこの八霊を指して八所御霊とも呼ばれている。
 長岡京遷都に関連して起こった藤原種継暗殺事件に関わったとして幽閉され死去した廃太子早良親王。平城天皇即位に際して謀反の疑いを受け自殺した伊予親王と、その母の藤原吉子。皇太子恒貞親王を擁して謀反をはかり、伊豆に流された橘逸勢。これに続いて謀反の罪に問われ同じく伊豆に流された文室宮出麻呂。九州に左遷後反乱を起こして殺された藤原広詞。以上6座の祭神と吉備真備と菅原道真の二座神を勧請した八祭神が、八所御霊として今も祭られている。
 下御霊神社は下であるから当然ながら上もあり上御霊神社も存在する。上御霊神社も下御霊と同様の八祭神を祭る神社で、もともとは一つの神社であった。」      とあります。

引用先:Architectural Map(建築マップ)http://www.mediawars.ne.jp/~tanimura/a_map/form/kyoto/kyoto_temple/syouden_ji.htm

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6 コメント

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ロマン (rroundd)
2005-05-23 05:55:35
scopsさん、こんにちは。

せっかくのお祭りなのに、雨模様で残念でしたね。

私が住む場所でも古い神社のお祭りがありますので、雰囲気は良く分かります。

私の家の前の道は旧西国街道なので、歴史を紐解くといろいろあるそうです。



でも、京都は歴史の重みが違いますものね、後段の引用にはロマンを感じます。

特別に歴史に関心がないので詳しいわけではないのですが、今も昔も陰謀とか謀反とか、人間の営みは変わらないですね。



ちなみに、私、恥ずかしながら京都衣笠の某大学の出身でございます。なのに、京都のことはあまり知りません。。。(今思うともったいない、何しに行ってたんだろぅ?)

また、京都の良さを教えて下さいね。
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お祭り (ウィッツ)
2005-05-23 07:57:00
お祭りは楽しいですね。

心がうきうきします。

雨は残念だったけど8時間も担いで回るんじゃあ担いでいる人にはちょうどよかったかも知れませんね。

京都は歴史があるからお祭りには事欠かないでしょう。

一寸羨ましい気もします。

御輿も雨に濡れないようにカバーが掛かっていますね。

役員の方も無事終わってやれやれかも知れません。
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京都は怨霊の街? (scopsことi-sumi.com店主)
2005-05-23 10:29:32
rrounddさん、こんにちは

京都の祭りの大きな特徴のひとつは、怨霊を鎮めるための祭りが多いということです。あの祇園祭もそうですしね。



映画や漫画で有名になった陰陽師の安部晴明の話も怨霊がらみ。ひょっとしたら、京都はおそろしい場所なのかもしれませんよ。



安部晴明の話も過去logにありますのでTBしておきます。よかったらご覧下さい。
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ウィッツさん、こんにちは (scopsことi-sumi.com店主)
2005-05-23 11:02:58
うまく画像が撮れなかったんですが、担ぎ手が200人くらいいたんじゃないかな?

休憩しながら、振舞い酒が出て、交代しながら、といっても、ざっと計算しても8~10kmも練り歩くのだからしんどいでしょうね。最近は地元の人だけではなく、神輿好きの人たちの応援も貰っているようですけど、普通に歩くだけでも結構距離があるし。



祭りの数は、正直どれだけあるのかわかりません。何百とあるのでしょうけど・・・
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50年 (ウィッツ)
2005-05-24 08:42:23
ここ50年ばかりで地域の環境も随分変わってしまったみたいですね。

それでも大勢の人が参加してお祭りが維持されているという事は素晴らしいと思います。

お祭りが無くなるだけではなく神社さえもが祀られなくなった地域さえ有るみたいですから。

人の繋がりや地域の役割が今は薄れてしまったような気がします。

春の小川等童謡に歌われた景色や優しさと生活の効率化は相容れないものなのかも知れませんね。

一寸した間に感じる幸せは効率的な生活の中では邪魔にされているのかも知れません。



いずれにしても大勢の力でお祭りを維持していくのは大切なことですね。
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おっしゃるように (scopsことi-sumi.com店主)
2005-05-25 11:33:00
効率化だけではなく、生活の中でのちょっとした間に感じる幸せ、これを感じられる感性をこれからも持ち続けたいと思いますね。
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