今回の福島第一原発事故が深刻な事態に発展したことを受け、欧州諸国は脱原発へのかじを切った。また、新興諸国においても原発建設・受け入れを一時中断ないし凍結するという事態に陥った。もはや、世界的に見ても原子力発電への不信感は高まっている。それでは、事故以前での原発に対する世界のありかたはどのようなものだったのだろうか。原発輸出をテーマに以下に概括したい。
●原子力ルネッサンス
事故以前は、いわゆ . . . 本文を読む
1.はじめに
6月21日に開催された日米安全保障協議委員会(以下、2プラス2)で決定された普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、米国内で辺野古移設「見直し派」の動きが活発化している。今回決定された辺野古移設案に対しては、米上院を中心に軍事予算の逼迫や計画の非現実性などの理由から根強い反対論が存在しており、7月20日に開催された米上院本会議では、政府が要求した在沖海兵隊のグアムへの移転費約1億560 . . . 本文を読む
2011年3月11日に発生した東日本大震災。死者・行方不明者合わせて2万人以上という、まさに“未曾有の大震災”となったこの震災は、同時に“未曾有の原発事故”を引き起こした。福島第一原発事故である。原子力安全保安院による暫定評価は、最悪のレベル7。原発の安全対策水準が高いとされていた日本でこのような事故が起きたことは、世界中に大きな衝撃を与えた。この事故から早5ヶ月。いまだ収束の兆しが見えないこの . . . 本文を読む
この度、私たちセイピースプロジェクトが運営してきました「D-Navi 東アジアから軍縮平和を目指す総合情報サイト」を刷新し、新たに「SAY-Peace Journal 東アジアから平和のビジョンを構想する総合情報サイト」を立ち上げることになりました。D-Naviは2009年6月の開設以来、主に米軍・自衛隊問題、核軍縮問題についての情報を発信してきましたが、SAY-Peace Journalはそれ . . . 本文を読む
地球温暖化は二酸化炭素の排出と結び付けられて語られることが多くあります。実際には地球温暖化の原因は多様であり、二酸化炭素だけがその原因ではないのですが、あたかも「二酸化炭素さえ減らせれば地球温暖化は解決する」かのようなイメージが広く流布されているのが現状です。このイメージは原発推進のための宣伝にも悪用されてきました。「二酸化炭素の排出を抑えるため、化石燃料への依存をやめ、二酸化炭素を出さない原子力 . . . 本文を読む
さいたま市立中学校教諭、川根眞也先生をお招きして
お父さん、お母さん方を対象とした勉強会を開催します!
川根先生のやさしい講義で、放射能に対する正しい知識を
学んでいただきたいと思います。
また、子供たちには簡単なワークショップを企画!
夏休み自由研究の題材にもピッタリです!
ご家族皆様のご参加をお待ちしております!
◆日時:8月21日(日)10:00~12:00 開場9:30~
◆会場 . . . 本文を読む
***―――――――NPO法人セイピースプロジェクト主催―――――――***
放射線被ばく予防セミナー@浦安
「放射線被ばくから子どもたちを守るために」
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――――【ご案内】――――――
【日時】2011年8月20日(土) 14:00~16:30(13:30開場)
※終了後、懇親会を予定しております。
【定員】60 . . . 本文を読む
現在セイピースプロジェクトでは福島原発事故に端を発する放射線被ばくの問題に取り組んでおります。被ばく予防リーフレットの作成・頒布のほか、セミナーやシンポジウムの開催を通して、内部被曝の危険性を多くの方に伝えていくキャンペーン活動を展開して参りました。特にリーフレット『放射線被ばくから子どもを守るために』に関しては、WEB上で無料公開して以降多くの方々からの反響をいただき、毎日質問や相談のメールが . . . 本文を読む
震災から4か月以上が経ち、福島第一原発事故はいまだに収束の目処は立っておらず、いまなお放射性物質を出し続けており、大気の汚染だけではなく、水や食物、海産物の汚染が深刻な問題となっています。しかし、政府は現在、放射線感受性の高い子どもを含めて、一般の人の年間許容線量を20ミリシーベルトに引き上げ、それ以下であれば「安全である」という姿勢を一貫して取り続けています。こうした政府の姿勢に対して、東京都内 . . . 本文を読む