辺野古推進陳情ー船橋市議会で否決!
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船橋市議会で辺野古基地推進の陳情と意見書が否決されました!よかったです!山口千春さんはじめ、傍聴されたみなさん、反対のために動いてくれた市議さん他、尽力されたみなさんに感謝です!
<ひやひやの採決>
問題の陳情は、名護市議の11名の連名ですが、文案を作成したのは、辺野古区に住む市議です。800の自治体に同じ文面で送られています。陳情は、国に意見書を上げてくれという趣旨で、船橋市議会は、陳情を委員会で採択したあと、本会議では、陳情そのものの採択と、陳情に基づいて船橋市議会から国あてに出す意見書の採否行いました。国あての意見書は、陳情書の内容や、陳情書に添付されている意見書の例に沿って書かれたものでした。
結果は22対27で不採択、否決に。
自民系の6人の会派が反対に回ってこの数字ですから、ひやひやものでした。ここが退席すれば危なかったです。
<議員が傍聴席にヤジ?>
本会議は最終日で、ほとんど討論もなしに次から次へと採決が続き、タイトルも言わない状況でした。そこで辺野古の陳情の番になったときに、傍聴のみなさんにわかるようにと思い、反対!と一言叫びました。
すると、ある議員が、誰だ退席させろと。それだけで議事が止まってしまいました。
私と特定されずに議長は議事進行して、採決。不採択となったので自然に拍手しました。
するとまた、誰だ、退席させろと。皆が拍手して、誰かが、特定できないでしょ、と言うと、議長が全員退席だと、はぁ?
結局、私ではない一人の方が指名されて退席させられました。私は身を乗り出して、こちらを睨む議員に向かって、「こんなのおかしいよ、議事を妨害してるのはあなたのほうでしょう」と退席覚悟で言ったのですが、なぜかお咎めなしでした。
今回の不採択に尽力された山口さんは、ひやひやドキドキだったようですが、その脇で、なにやらたのーしく傍聴させてもらいました。すみませーん。
<画期的な不採択>
各地の状況をみると、郵送なので受理して配布するだけという扱いが多いようです。豊島区など、継続で次回審議というところもあるようです。
もし採択すれば自公だけでも通ってしまうようなところが多く、厚木市は圧倒的多数で通ってしまいました。非自民にも右翼的な議員がいます。逆に言えば、船橋で不採択となったというのは画期的な出来事でした。松江市議会も否決。大いに宣伝していただければと思います。
<恥ずかしい意見書のこと内容>
陳情書及びそれをもとにつくった意見書の内容はいろいろと問題が指摘されます。
辺野古区民が基地を容認していると決めつけています。辺野古区を含む久辺三区だけが地元であることを前提とし、大浦湾側の二見以北の十区には触れず、区民たちが反対していることに触れていません。
さらに、「沖縄マスコミ2紙がオール沖縄という表現で移設に反対する声、集会を掲載し、あたかも沖縄県民の全てが移設に反対しているかのような報道ぶり」とあります。「オール沖縄」が「沖縄県民の全て」を意味すると勝手に誤解しているだけで、批判になっていません。陳情者は、沖縄県民の8割近い人たちが基地建設に反対し、翁長知事の埋め立て承認取り消しを指示しているという、厳然たる事実に向き合うことを避けるために、わざとそのような言い方をしているわけですが、それをそのままコピペする市議たちの愚かさにはあきれてしまいます。
そして、「翁長知事は、対案もなく普天間飛行場の撤去を求めており、現実的でないと解する」のところ。翁長知事が近現代史を振り返りながら普天間の返還と辺野古基地反対の道理を説いたものを無視、陳情のタイトルが、沖縄米軍基地の整理縮小になっているのに、県内移設を前提とした解決を要求しています。陳情者は沖縄の人ですが、意見書は船橋市議会からだすわけですから、本土の首都圏の市議会が基地を沖縄に押し付ける傲慢なものになっています。
最後に、普天間返還480ヘクタールに対し、辺野古埋め立ては160ヘクタールだから縮小だと!!周辺海域に多大な影響を及ぼし、貴重な大浦湾の自然を壊すこと、巨大な軍港機能を備え、機能的にも基地強化、拡大である事実を隠しています。
本当に恥ずかしい内容で、船橋は採択されずに本当によかったのですが、これから採択される動きが続くかもしれず、対抗措置も考えねばですね。
船橋市議会陳情(不採択)
http://www.city.funabashi.chiba.jp/assembly/006/002/010/004/p040583.html#22
船橋市議会意見書(否決)
http://www.city.funabashi.chiba.jp/assembly/001/27/004/p038919.html#07
阪上 武