美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会

沖縄県は日本全体の0.6%の面積。そこに在日米軍基地の74%がある。負担軽減の名の下に更に今新基地建設が進められている。

2016.04.16.『沖縄やんばるの森に米軍オスプレイパッドはいらない!』集会

2016-04-08 11:25:56 | 集会・イベント案内
 
本当の世界自然遺産をめざそう
沖縄やんばるの森に
米軍オスプレイパッドは
いらない!




 
(チラシ画像をクリックすると大きくなります)


「オスプレイパッド」とは、沖縄防衛局が、沖縄県東村・国頭村で、住民の反対を無視して建設を強行している米軍の垂直離着機オスプレイ用の飛行訓練用ヘリパッド(離着陸帯)。
いま、東村高江の集落を取り囲むように、直径75メートルの巨大なヘリパッドが6か所造られようとしています。一方、環境省は、東・大宜味・国頭の三村にある「やんばるの森」の世界自然遺産登録を進めています。しかし、国立公園と自然遺産の範囲に、7,800ヘクタールの広大な米軍北部訓練場は含まれず、ヘリパッドの建設も続けられます。
住民の生活と生物多様性豊かな「やんばるの森」を守るには、ヘリパッドの建設中止と北部訓練場の返還が不可欠です。住民のみなさまを迎えて集会を開催します。

日 時:4月16日(土)13:30開場、14:00開会、16:40閉会
会 場:文京区民センター2A(東京都文京区本郷4丁目15−14)
アクセス:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
参加費:500円  申込不要
 
●主 催:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク、ヘリパッドいらない住民の会、高江ヘリパッド建設反対現地行動連絡会
●協 賛:辺野古への基地建設を許さない実行委員会、ゆんたく高江、ONE LOVE高江、辺野古・高江プロジェクト、
【辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク構成団体(五十音順):アーユス仏教国際協力ネットワーク/APLA/沖縄環境ネットワーク/沖縄・生物多様性市民ネットワーク/沖縄のための日米市民ネットワーク(JUCON)/環境市民/公共事業改革市民会議/国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)/国際環境NGO グリーンピース・ジャパン/ジュゴン保護キャンペーンセンター/美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会/ピース・ニュース/ピースボート/辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ/ラムサール・ネットワーク日本】

●内 容
・やんばるの貴重な動物たちとヘリパッドの影響(宮城秋乃・日本鱗翅学会会員)
・世界自然遺産について(清水暁・住民の会、花輪伸一・沖縄環境ネットワーク)
・高江住民と米軍ヘリパッド、自然遺産の問題(伊佐真次・住民の会、東村議議会議員)
・村議会議員の発言(大宜味村、東村) ・座り込みテントから(間島孝彦・高江連絡会)
司会・進行:満田夏花(FoE Japan)、関本幸(グリーンピース・ジャパン)
問い合わせ:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワークhenokotakaengo@gmail.com 090-2452-8555(花輪)  


【集会&防衛省交渉】2016.04.13.辺野古新基地建設 「和解」で「工事中止」は守られるのか?

2016-04-07 21:27:24 | 集会・イベント案内




3月4日、辺野古新基地建設事業に関して、国と県との間で争われていた代執行訴訟について和解が成立しました。この和解条項には、「防衛局は埋立工事を直ちに中止する」と明記されています。
しかし、和解からすでに1ケ月近くなるのに、大浦湾には今も海上ボーリング調査のスパッド台船、大型台船等が残り、コンクリートブロック等を積んだ大型台船も現地に碇泊したままです。果たして、「工事中止」は守られるのでしょうか。
抗議船の船長でもあり、公共土木に詳しい北上田毅さんを迎えて、防衛省交渉を行います。

・日時:2016年4月13日(水)
  事前集会13:30~14:30
  防衛省交渉(調整中)14:30~16:00
  ※13:00から通行証を配布します。
・会場:衆議院第二議員会館第7会議室
  最寄り駅:東京メトロ 国会議事堂前、永田町
・報告者:北上田 毅 さん(沖縄平和市民連絡会)
 辺野古ブルーの船長として海上行動に参加される一方、専門的知識と鋭い分析で沖縄防衛局や県、防衛省、海上保安庁交渉に参加。ご自身のブログ「チョイさんの沖縄日記」で辺野古・高江の状況を中心に発信続けています。
・資料代:500円
・呼びかけ:辺野古への基地建設を許さない実行委員会、 Stop! 辺野古埋め立てキャンペーン、美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会、辺野古リレー、辺野古のたたかいを全国へ、 FoE Japan
・問い合わせ先:FoE Japan  Tel:03-6909-5983 携帯:090-6142-1807(満田)

Mさんの辺野古滞在記(2016.03.17.~04.01.)

2016-04-07 16:40:20 | 辺野古
また久しぶりの投稿となってしまいました。すみません。
今回も充実のMさんの辺野古滞在記です。

《3月17日から4月1日まで》

■まず初めに、カヌーメンバー1名の逮捕の事件について。
4月1日
辺野古崎から大浦湾側に抜ける所は、未だフロートが設置されたままになっている。“工事中断”以降、マリンセキュリテイの警告はあるものの、比較 的自由にここは行き来できている。
岩場なので、陸近くの浅瀬の所を、カヌーを下りて引っ張って越えている。越えれば浜を離れるのだから。
警告は、それでなくても、マイク3台で被るように、同じことを繰り返し続けるので、ほとんど無視をしている。
この所、軍警も2人出てきてはいた。

 4月1日もいつものように越えていた時、一人のメンバーが拘束されそうになり、それを助けようとしたMさん(注:当然記事執筆者とは別のMさんで す)が陸に引っ張られる形で拘束された。9時20分頃。
(いろいろな情報によるなら)弁護士が県警に問い合わせるも、海保にも、防衛局にも問い合わせても、“知らない”という返答で、8時間どこでどう扱われていたか把握できないまま。赤嶺議員から防衛省―米軍への照会で、シュワブ内に放置され、最終的に中城海保に引き渡されたことが判明したのが17時過ぎ
 濡れたウェットスーツ、靴のまま、ハンバーガー1個与えられたのみで、弁護士に合わせろとの要求にも応じず基地内に長時間置かれていた。(接見した後)弁護士は報告で“異常”“違法”と繰り返していたが、地位協定の上に、基地内では何がどう行われるのか? 怖い。誰かは“無法地帯”と言っていた。
 中城海保でも、金網の入り口を隔てて、(接見に行った)弁護士が「入れろ」「待て」で20分のやり取りのあと、やっと入ったものの、さらに1時間待たされている。

 私も辺野古にいる間は、10回近く、ここを通過している。警告はいつもあるものの、誰のどのような指示で、昨日の事態に至ったのか、Mさんが狙われたのかも、いまの所わからない。

 今回の訪沖は2月には決めていたので、“突然の”「和解」で、工事が「中断」している期間でした。

■海上行動
◇2週間ぐらいの間に11回海に出ているが、気候的にも比較的穏やかで、海保のゴムボートがまわりを囲むでもなく、作業阻止の緊迫した状況もなく、わりとのびのびと、監視活動、練習をできた期間でした。
◇作業「中断」期間はわからないものの、半年~1年といわれている中で、フロートも、スパット台船も、クレーン付台船も、コンクリートブロックを積んで11月から停泊している台船もそのまま、台船が移動したのに、残されている掘削棒をいれるガイドパイプも海に突き出たまま。(北上田さんの話によるなら)「臨時制限区域」も、工事のために設定したのだから、解除されてしかるべき、なのにそのまま。
◇カヌーチームの活動は、監視。作業停止で、こちらがそれ以上のことをしないこともわかっているはずなのに、いつも3艇のマリンセキュリティのゴムボートに2人乗り、少し大きいゴムボートに5人(民間セキュリティは拘束等できないのだから5人も乗る必要ないのに)乗り、船も1~2隻出す。たかだかひとけたのカヌーに寄って来ては、キャンプシュワブ陸地からのセキュリティの警告と重なるようにマイクで繰り返す。無駄使い、と言っても、その分、警備会社に契約金が払われているのだから、消化しないといけないのだろう。仕事と割り切っていても、空しくはないのだろうか。
 「危険ですから近寄らないで下さい」という警告が、作業停止しているのに、どこが危険なのですか?と言う中で「立ち入り禁止区域に入らないでください」と若干変わったりもしながら、テープのように繰り返す。

◇一切の作業は停止、という約束なのに、シュワブ沿いに見て行くと、基地内の映画館で作業員が複数いる。防衛局は自分たちがやっている工事ではないと言うのだが、屋根の防水工事らしい。向こうの計画からすれば間もなく解体予定の建物なのに。(←なんたる無駄な作業でしょう!byブログ管理人)
◇台船では、人がいたりするが、どうも、錆びを落としたり塗装をしたり、メンテナンスをしている模様。メンテナンスより撤去すればいいのに。
◇海保のゴムボートは仮桟橋がないので、フロート沿いに3~4艇つないでいる。1艇は海保が乗っていることもあるが、近くには来ないし、警告もない。
◇水陸両用車の訓練をしていたり、空を米軍機が編隊で飛んでいたり、浜を走っていたり、かと思うと、休日なのかカヌーで遊んでいたり。海人はブイの所にアンカーを落として1日いる。「おはようございます」「おつかれさま」と声をかける。海の美しさと共に、さまざまな模様が見える。

■陸上・ゲート前
◇6時からの早朝座り込み、阻止行動がなくなって、かなり1日の行動が楽になった。何回かの排除、引き抜きは年配者にとって、体力的にも精神的にもきつい毎日だったはず。
◇空のトラックが入って、重機などを運び出してはいる。
◇ゲート前行動は9時から4時までになった。島ぐるみは引き続き座り込みを続けている。春休みということもあって訪問者も多い。
◇きむ・きがんさんが、今回、沖縄で「在日バイタルチェック」を公演し、大好評で、翌日ゲート前で、ライブのように何曲も歌ってくれた。彼女のメッセージは言葉が生きている。材料持参のチヂミも美味しかった。
◇(ゲート前テントで)数多くはないスタッフが裏方で支えている働きには頭が下がります。
◇3月21日の、米軍暴行抗議集会は、緊急の呼びかけにも関わらず、2500人(だったかな?)集まり、高里鈴よさん、照屋寛徳さん、糸数慶子さんらの怒りのメッセージが次々と寄せられた。
◇「戦場ぬ止み」にも出てくる渡具知さん一家、名護住民投票時に生まれた息子さんが、今春、大学生になる。土曜日のピース・キャンドルはずっと続けられている。今回2回参加できたが、一家プラスアルファで、この継続はすごいものだ。
◇アルソックは24時間警備を続けている。ブロックを積まれてから、(警備側が)自分たちで3台の警察車両を使って入口をふさいでいるので、開いているのはわずかな間隔。警察車両を目の前にして、座り込む人もいないのに、ずっと立っているのって、ある意味、気の毒に思えるほどだ。
「おはようございます」「ごくろうさま」と挨拶はした。警視庁も帰ったって話は聞かないけどどうした?(注:ブログ管理人がその後浜のテントにいた方から聞いた話では帰っていったとのこと、ほんとかなぁ、とは言ってましたが。でもサミットも近くなり準備があるのでサミット用警備訓練終了で帰っていったのではないか?と話してました。)


■その他
◇浜テント
浜テントはいつも忙しい。もう12年にもなる継続は、本当に頭が下がる。祝日、日曜日もなく、交代で詰めている。スタッフはいろいろな集会や講演会も、テントが開いている時間帯にはなかなか行けない。訪問者があれば、1日に何回でも、丁寧に説明をする。
(あいてる時間は)朝8時から4時まで。必要な荷物は毎日プレハブからテントまで運び、片づける。お茶、コーヒーも用意する。浜テントからゲート前まで送迎をする人もいる。
テントが何回か悪意で壊されたり、フェンスのバナーがはがし盗られたり(もう1000枚以上)しても、諦めず、復旧する。
「勝つ方法はあきらめないこと」とバナーがはられる。
10年以上闘いを繋げ支えてきたテントだ。


◇高江
高江が大変。この期間、3月から6月までは、ノグチゲラの繁殖機関でもあり、大きな工事はやらない約束だが、着々と準備を進めたい防衛局。30日には、N1に止めている車両に警告文を貼った。住民の会が抗議をし、人も集まり、警告文をはがさせたが、北部訓練場をめぐっては、始まった協議でも取り上げられ、訪沖した中谷防衛相が村長と会ったり、要注意だと思う。

◇抗議行動以外にもいろいろ
・今回は、カヌーも午前中ということもあり、高江に行ったり、じゅごんの見える丘に行ったり、読谷村のやちむん展や座喜味城跡に行ったり、名護勝山の採石場の悲惨な風景を見たり、土砂搬出阻止ネットワークの阿部悦子さんの話を聞いたりできました。

・現地は、海も陸も抗議行動を続けます。行ける人は一人でも。それと共に、こちらでできること、参院選もある7月まで、沢山ありそうです。

長くなりましたが、とりあえず。