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ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第123号

2013-02-19 20:46:45 | 郷づくりの会通信
「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第123号 平成25年2月20日


☆1/27第111回定例会 於田主丸中学校
 近況報告及びヒナモロコ飼育等の情報交換の後、3/24のシンポジウム、5/12のHARUのコンサートについて具体的な協議をしました。シンポジウムの会場である「そよ風ホール」は100~150名程度は収容できる広さがあります。多くの方に来場して頂き、「農と自然の共生」に向けて展望を開きたいものです。HARUについては、多くの方が関心を持たれています。身近な人に誘い掛けて会場を満席にしましょう(定員は100名)。残る課題は次回の定例会で協議することになります。定例会の後は成田さんの案内で、美味しいと評判の麻婆豆腐の店(吉井町)で昼食会となりました。

☆2/4(月)田主丸支所産業振興課との協議 鐘ヶ江、大石
 「竹野地区のヒナモロコの保護に関する協議会」開催に向けた協議をしました。課題解決に向けての産業振興課からの申し入れについて協議すると共にヒナモロコ郷づくりの会の考えも伝えました。年度中の協議会開催に向けて苦慮されていることがわかりました。
☆2/13(水)久留米市副市長(橋本政孝)への申し入れ 鐘ヶ江優、鐘ヶ江守、小早川、大石
 鐘ヶ江守氏の尽力により橋本政孝久留米市副市長と「竹野地区のヒナモロコの保護に関する協議会」のことで面談できました。副市長から田主丸支所長と産業振興課長にも同席を求められていました。また私たちに同行する形で永松久留米市議にも同席して頂きました。この結果、年度中には協議会が開催される見通しとなりました。

☆水田ビオトープの様子(2/4)
 深みの部分は満水です。水路部分の水深が浅くなったり溝幅が狭まったりしています。今後の改修が必要です。

○NPO法人としての目的と活動「ACNレポート38号に寄稿した原稿の一部を紹介します」
会の名前にある「郷づくり」には大きな二つの願いが込められています。その一つは、ヒナモロコをはじめとする水田まわりの生き物たちが安心して生息できる場所をつくること、もう一つは、生息地域で営農・生活をする人たちにとって、安定した暮らしができる故郷をつくることです。
ACN等のご支援を受けて、具体的には、ヒナモロコの種としての保護と遺伝的多様性維持のための飼育と放流、次代を担う青少年のための環境教育、生息水路の維持・保全と調査、農家と地域支援のための調査・研究等々の活動を実施しています。本年度特に取り組んだ活動として、休耕田を利用して、昔ながらの水田と水路を復元した「水田ビオトープ」を造成しました。ここで、地域の子供達の田植えや稲刈り等の体験や水田・水路の生き物観察会が実施できました。また、このビオトープで得られた知見を基に生息水路保全のために提言ができればと考えています。今後の課題は、現在の生息地の不安定さを取り除き、恒久的に保護できる体制を構築することです。そのためには行政や市民を巻き込んでの具体的な郷づくり支援の方策を提言していくことが必要です。
末尾ながら、ACNのご支援に深く感謝するとともに、ACNの益々の発展を祈念しております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

☆2/14(木)久留米市立明星中学校の総合学習 鐘ヶ江、
 「地域のお宝(ひと・もの・こと)との出会いを通して地域の多くの人から知恵や生き方について学ぼう」というテーマで開催された地域発見学習に講師として参加しました。高良川の魚とりを実施しました。カワムツやカマツカ、ムギツク、タカハヤ、オイカワ、ヨシノボリ、ドンコ、ヤゴなどが捕れました。

◎3/24(日)シンポジウム「農と
自然の共生」そよ風ホール

◎5/12(日)「HARU」による
ヒナモロコ支援のチャリティーコンサート、
旧アリーズ・カフェ

☆ヒナモロコ郷づくりの会のブログ 
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◆会費についてのお願い(平成24年度分です)
個人会費は3.000円です。次の口座への振り込み又は現金での納入(定例会等)をお願いします。
   銀行口座は変更になります。詳しくは次回お知らせします。
   振り込みは下の郵便局にお願いします。
 郵便局 記号17460 口座番号89029771 口座名「ヒナモロコサトヅクリノカイ」




NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会はNPO法人ACN(アクアカルチャーネットワーク)、セブンイレブン記念財団の支援を受けて活動しています。発行 NPO法人ヒナモロコ郷づくり会(文責 大石敏)