富士太の減量日記

自転車を下りて早5年。メタボリック領域に片足を突っ込んだ富士太が運動を通じてかつての体型を取り戻す(筈の)日記

内灘サイクルロードレース

2006年06月26日 18時48分25秒 | レース参戦レポート
北陸にロードレースシーズンの到来を告げる内灘ロードレース。
今年で24回目を迎えた、ホビーレース界のクラシックレース。
この大会、ほぼフラットな干拓地の1周13.3㎞のサーキットを
周回するスプリンター向きのコースだ。
我々の出場するチャンピオンクラスはここを5周(約66㎞)する。

bridler moonからはboss、元気、M口、taji、銀蝿、富士太の6人が出走。
ウチのチームに大集団ゴールを狙うスプリンターはいない。
と言うより、みんな社会人なので危険なことはしない。
だからと言って、レースを傍観する気はない。
常に主導権を握り、逃げグループを作って、その中で勝ちに行く作戦だ。

チームとしては前半は脚のあるM口と元気の2人で逃げグループに反応し、
レース後半にエースのbossが動いて逃げグループを作ると言うシナリオ。
taji、銀蝿、富士太は不測の事態に対応するため、bossの周りで待機する。
スプリンター向きの内灘ロードだが、チャンピオンクラスでは逃げる意志を
持った選手も多く、逃げが決まることも多々ある。

今回の大会はロードの全日本選手権とXCのジャパンシリーズ田沢湖大会の
日程と重なっていることもあり、選手層はちょっと薄めか?
一番の有力選手はウイルワークスのマーク選手だろう。この大会の表彰台の常連だ。
私が以前に所属していたミソノイRTは選手も多く、エースの島沢君は強い。
アシストに何故か北川もいるので要注意だ。
他にもmaxspeed97佐藤さんのような強い人の名前もあるが、
誰が強いのかよくわからないのがホビーレースの怖さでもある。
しかし、今回一番注意しなければならないのは以前紹介したY崎君だ。
彼はスプリンターだが、かつてフランスで走った彼のプライドを
考えると絶対に逃げて勝ちに来るだろう。bossは彼をマークすることに。

予定通り9時50分にスタート。
天候は晴れたり曇ったりで涼しい好コンディション。
風は北東風でホームストレートが追い風。その分バックストレートはきつい。
なるべく集団前方に位置して、展開に対応できるように準備する。
1周目の牧場過ぎから関西大が単独でアタック。
この区間はコーナーも多く、道幅も狭いので絶好のアタックポイントだ。
M口と富士太が上がってペースをコントロール。無理に追わずに泳がす。
京大も集団前方に上がっているが積極的に引く気は無さそう。
川沿いの直線に入ったところでミソノイがアタック。
これにM口も反応し、前の関西大に追いつき逃げグループは3人に。

2周目に入ったところで3人は吸収され、レースは振り出しに。
と思ったら、牧場前の直線で何人かが抜け出す。
ウチの選手も一人入っている。なんとエースのbossだ。
エースが動くにはまだ早い、と思いつつもイイ感じで逃げいている。
一緒に逃げているのはY崎君、佐藤さん、ピンクジャージの人の4人。
かなり良いメンバーだが、まだ脚がフレッシュな集団も簡単には逃してくれない。
長く続いた逃げもホームストレートで集団のペースが上がり吸収。
bossちょっと苦しそう。集団に戻って回復に努める。

3周目の狭い道区間でもまたY崎君含む何人かが逃げたみたい。
しかし、マーク選手と佐藤さんが目の前にいるので慌てない。
と思っているとマークと佐藤さんが道路右隅からアタック。
追いたいがスペースが無い。
しかし、マークのアタックは集団も逃さない。
すぐにペースが上がって吸収。

そして4周目。レースが動くならこの周だと思ったが、
決定的な逃げは決まらず、最終周へ。
スタート地点の橋を渡ったところでY崎君とbossがアタック。
強烈な踏み出しに集団は反応できず、すぐに差が付く。
2人と集団との間でM口がもがくが2人には追いつけず、集団に戻る。
前の2人はどの時点からか判らないが逃げ残っていたピンクジャージの人に
追いつき、逃げグループは3人に。

狭い道区間で3人と集団との差はどんどんと離れる。
向かい風の強いバックストレートに入った時点で集団は完全にお見合い状態。
一気にペースが下がり、ここで完全に逃げは決まったと確信。
無線でアシスト陣に「お疲れ様」と声をかけ、銀蝿とともに集団後方に下がる。
しかし、川沿いのストレートに入ったところで背の高い銀蝿が
「前との距離が詰まってますよ」と言う。
背伸びして前を見ると確かに前の3人との距離は詰まっている。
後で聞いた話だが、Y崎君の脚が痙って逃げグループのペースが落ちたらしい。
こうなると俄然集団は活気付き、一気にペースが上がる。
とうとうゴール手前2㎞で3人は吸収される。
後はスプリンターのいないウチのチームでは為す術も無く、
そのまま集団後方でゴール。
優勝はミソノイの島沢君、2位はマーク、3位はホストチーム深谷の森選手。

ウチのチームとしては、結果こそともなわなかったものの、
常に主導権を握ってレースを進めることができたことは評価できる。
各選手はそれぞれの役割を果たし、貴重な経験を積むことができた。
またチームとしての結束を固める良い機会にもなったので、
今後につながる一戦だったと確信している。

自分も付け焼き刃で仕上げた割に終始余裕を持って走ることができた。
これもクラブランでのスピード練習のおかげだと思う。
ただ、最後まで脚を余していたことを考えると、もっと何かできたのかな?
とも思うが、これは今後の課題としたい。
次は丸岡。今度は上りの練習もしておかないと...。

内灘まであと1週間

2006年06月18日 20時35分42秒 | 練習日記
今週、仕事はドタバタ続き。
おかげで自転車に乗るのは先週の日曜日以来。
まぁ、いつもそんなもんだが...。

今日はしっかりクラブライドに参加。
参加者はクラブ員がboss、M口、銀蝿、K盛、tani、富士太の6人で
他クラブからはタイアップMAEさん、グロースY野君の計8人。
コースはいつもの朝日往復105㎞コース。

内灘直前と言うこともあり、
普段は無理しない上りもなるべく付いていった。
いつもよりはかなり長くM口さんに付いていくことができた。
帰りのハイペース区間も切れずに最後まで付いていけた。
最後のスプリント練習もまずまず頑張れた。
自分的には良いカンジに仕上がっていると思う。
と言っても、去年に較べてって言う程度だが...。

帰ってきてから、ギヤを練習用の13-26から12-23へ交換。
すね毛も剃った。(仕上げはレース前日。)
来週の内灘が楽しみだ。

PS.写真は昨年秋から使っている愛車LOOK
   04年モデルを型落ちで買ったので、
   買って半年でもう2年落ちなのだが...。
   でもとても進む自転車だ。
   パーツは憧れのカンパ。
   やっとエルゴパワーに慣れた。

内灘まであと2週間

2006年06月11日 16時09分16秒 | 練習日記
我々、北陸人にとってのミラノ・サンレモである
内灘ロードレースまであと2週間。
本場のミラノ・サンレモから3ヶ月遅れて、
ようやくロードレースシーズンの開幕である。
幸いにも本場と違ってチプレッサもポッジオも無く、
ど平坦の66㎞なので、付け焼き刃練習で何とかなるか!?

この内灘に向け、今週と来週はしっかりクラブ練習に参加すべし。
今日は遠隔地クラブ員を除く、内灘参加メンバー全員勢揃い。
参加者はboss、h-taji、ina-chu、M口、銀蝿、U上、富士太の7名。
(途中、宇奈月-朝日-魚津間はK森さんも合流)

コースはクラブラン定番コースの朝日往復105㎞コース。
通常、スーパー農道まではウォームアップ区間のため、
ゆっくり走るのだが、富立大橋を過ぎた辺りからbossが
ペースを上げたため、最初っからハイペース。
しかも風もなく、気温も暑過ぎず、と条件が良かったこともあって、
結局、最後までハイペースが続き、内灘に向け良い練習になった。

自分的には、上りは相変わらず全然駄目だったが、
平坦はそれなりに付いて行けるので、
内灘は何とかなるかな~、と思っているのだが...。

夜勤

2006年06月09日 10時45分55秒 | 自転車通勤
今週は10週に1度廻ってくる夜勤当番の週だ。
夜勤の週は何かと良いことが多い。
もちろん手当も多少付くってこともあるが、それだけでは無い。
・勤務中に4回の巡回があり、約3時間も歩くので健康によい。
・晩酌をしなくなるので減量効果になるかも。
・早起きをする必要がないので自転車通勤が辛くない。
・帰宅後、日中に練習が可能である。
・会社での拘束時間が少ない。
 (普段14~15時間に対し、10時間程度)
・土曜の出勤は朝7時で終了するので週末2日を有効に使える。
 (当社の夜勤は昼勤の10時間先行。前日の22時~当日の7時が勤務時間)
等々良いことづくめのハズである。

しかし、実際のところ、巡回時はゆっくり歩くので脂肪燃焼の効果は疑問。
確かに毎日の晩酌は無いが、寝付け薬に、缶ビール2本飲むこともあった。
大体、人間は昼働いて、夜寝ると言う生き物なので、昼にいくら寝ても夜は眠い。
にも関わらず、朝になると目が覚めて、なかなか寝付けない。
身体へのダメージは結構あって、週の前半はずっと身体が怠かった。
週替わりで昼勤と夜勤を繰り返す現場の人達は大変だと思った。

結局、自分も身体が怠かったせいで自転車通勤は最初の日だけ。
帰宅後に乗ったのも昨日1時間半ほど乗った1回だけ。
今晩は自転車で通勤するつもりだが天気がちょっと心配。
夜勤もあと1日。頑張らないと。
そのためにはPCの前に座ってないで、とっとと寝ようっと。

サラリーマンであること

2006年06月08日 12時32分59秒 | MTBレース
先週末、富士見で開催された2006JシリーズXC第4戦において、
シマノドリンキング所属の白石選手が優勝した。
彼はシマノの社員でれっきとしたフルタイムワーカーである。
プロがだらしない、と言ったらそれまでだが、これは凄い快挙である。
大阪大学の4年の時、彼はプロの道を選ばずに、シマノで開発をしながら
仕事の合間に、好きな自転車競技を続けていくと言う道を選んだ。
目先の事よりも、長い目で人生設計を考えての決断なのだろう。
頭の良い彼らしい選択だったのではないだろうか。

同じシマノの社員でスキル・シマノの一員でもある阿部プロも
フルタイムワーカーである。
かつて世界最強チームのマペイで活躍した選手である。
しかし、選手として最高潮を迎えつつある時期に、
訳あって日本へ帰らざるを得ない状況になった時、
彼は会社を辞めてイタリアに残ることも考えたらしい。
しかし、結局は日本に戻った。
その当時は一ファンとして残念でならなかった。
本人はもっと残念だったろう。
ただ、今になって冷静に考えれば、あのままイタリアでプロを
続けたとしても、現地では一定の評価を得ていたかもしれない。
しかし、自転車マイナー国の日本ではツールででも勝たないと、
ほとんど評価されない土壌なので、一般メディアではほとんど露出することなく
単なる一選手として選手生命を終えていただろう。
36歳になっても現役で走っている今の状況は、
あの時の判断が間違っていなかったという証拠なのではないか。

自分も一時、忙しさのあまり会社を辞めることを考えた時期もあった。
なかなか休みも取れず、たまの休みでも遠征先まで仕事の電話が
かかってくる状況から逃げ出したいと思った。
フリーターをしながらJシリーズを廻っている友人達が羨ましく思えた。
不幸にも(幸いにも?)妻子持ちで転職適齢期を過ぎた自分に
仕事を辞めるという選択肢は無かった。
おかげ様で、今でもサラリーマン生活を送っている。
何と言っても、家族にメシを食わせるのが、男としての義務なのである。
自転車は所詮趣味なのだ。でも生涯楽しめる趣味なので大切にしていきたい。
そう言うスタンスで自転車と付き合うようになって肩の力が取れた。
限られた時間だが、それだけに大切な時間として楽しめるようになった。

前述の二人だけでなく、サラリーマンとして日本のトップカテゴリーで
戦う人達にはエールを送りたい。
仕事と自転車の両立。
自分には出来ないことをやっている人達には頭が下がる。
だからこそ、彼らの活躍がとても嬉しく感じられる。
サラリーマンレーサー頑張れ!!

早起き

2006年06月04日 17時21分40秒 | 練習日記
以前に早起きするモチベーションが無い云々と書いたが、
今朝は5時に起きて練習へ。
別に急にモチベーションが高まった訳では無い。
(と言っても内灘が近くなってきたため多少の焦りはある...。)

実は今日の晩から2ヶ月に1度の夜勤当番のため、
午後に練習することが難しい状況だったから、と言うのが1番の理由。
(午後は軽く休んで夜勤に備えねば。)
これで朝、普通に起きて練習に行くと、また家族サービスが疎かに。
先週は休み無しで、昨日も午前だけ出勤のつもりが結局まる1日...。
たまには家族でお出掛けをしようとなると、早起きしかないってことで。

まぁ、平日でも6時起きなので5時起きは大して辛くなかった。
人間の身体って順応性があるって言うか、
7時出勤になった当初は朝6時に起きるのがめちゃめちゃ辛かったが、
今では5時半過ぎると自然と目が覚めることもある。

早起き練習のメリットは多い。
もちろん家族と過ごす時間が増えるのが一番のメリットだが、
それ以外にも朝は車が少ないとか、風が弱いとか、
夏なら気温が低くて身体へのダメージが少ないとか。
やっぱり、これから週末は早起きして練習だな。
正直、ちょっと自信無いけど...。