サトルストリート

♂が好きな♂・satoruの、戯言あれこれ

コンビニの「品揃え」

2005-09-30 00:12:50 | Bブロック【ゲイライフ】
俺の部屋からすぐにあるコンビニ。
もうすぐ引っ越すであろう俺にとって、そこに行けなくなるのはちょっと寂しかったりする。

理由は…いろんな男が揃っているからだ(^^;)
もちろんバイト店員が。
そしてもちろん、あくまで「観賞用」だ。

俺のお気に入りのコ(笑)はかわいい系。
いや、美男子系、かな。
それ以外に、いろんなタイプに合わせて揃えているのだ。

身長の低い童顔クン。
顔がホスト風のヤツ(でも身長低い)。
ちょっとヤンキー系(でも応対丁寧)。
ガタイのいいヤツ。
イモ系。
そしてノーマルな感じのコ。

オーナーの趣味なんじゃないのか? と疑いたくなるくらい、品揃え豊富。
しかも、以前はちょっとオネエが入っているコまでいたし。

仕事が終わって買物に寄ると、少し癒される空間なのだ。
ゲイであれば、どの店員に当たっても外れないだろうな。
(老け専であればオーナーという手もあるから・笑)

そのコンビニが利用できなくなるのは、ささやかな楽しみが奪われるようで寂しい。
まだ引越しは本決まりではないけれど、新しい街でも発掘するしかないか(^^;)
…ここまで「イイ」店には過去出会った事はないんだけどね。

戦うカラオケ

2005-09-25 00:18:36 | Aブロック【日記かも】
今月に入って存在を知り、そして密かに燃えているモノ。
それは、カラオケDAMの最新機種「DAM STATION」で手軽にチャレンジできる、「ランキングバトル」というものだ(^^;)

1号とカラオケに行った時に初めて知ったこのお遊び機能、全国でその曲に挑戦した人の中での順位を表示してくれるというヤツ。
DAMの会員になって、ICカードやおさいふケータイをそのデカイリモコン端末上に置けば、高順位の場合登録されるのだ。

普段そういうものには興味を示さない、というか、むしろ嫌がる俺なんだけど、初チャレンジの時に5位を出したのをキッカケに火がついてしまった(笑)。
カラオケに行く機会はそれほど多くないんだけど、行く時は「DAM STATION」設置店&設置ルームを指定する俺。

…なんとか高得点&高順位をマークしたいが、それほど「上手い」わけでもない俺。
それに出せる音域が、年々狭くなってきているような気がする。
なので、特に最近のキーが高めのヒット曲ではランク外(100位以下)も多発。

しかし。
俺にピシャリとハマる曲でチャレンジした時は、2位~5位の高順位♪
わはは、お遊びとはいえ嬉しい!

もう一つのコツ(?)は、誰も歌ってなさそうな曲でチャレンジすること。
それで念願の1位を獲得!
…って、総挑戦者数が俺を含めて3人だったり、俺だけしかいなかったりで、それならまぁ当たり前か(笑)。

自信を持って歌った曲が、名前が表示されるギリギリアウトラインの4位だったりすると、無性に悔しい。
くっそー。
いらん闘争心が燃えてくる。

こっそりトレーニングを積んで、問題なく高順位をマークできるように…。
いやいや、んなコトばかりしてられないって(笑)。
28歳の秋になって、ヘンなモノにハマっているな、俺…。
たまの息抜き、です。

親の性教育

2005-09-18 02:33:48 | Cブロック【昔の話】
性教育。
だいたいは、中学校~高校の保健体育で学ぶのだろうか?
いや、小学校の高学年になると行われる女子だけの集会中に、残った男子でわいわい語られる話から?
小○館の雑誌「小学○年生」に織り込まれているマンガ付きの解説ページから、とか?
もちろん、興味関心が自主的に(?)湧いて、国語辞典でそういう語句を調べてみたりとかというのもあるかも。

…ちなみに俺はそれら全てが当てはまるわけなんだけどね。
でも、俺にはもう一つプラスされたものがありました。
それは、両親から。

俺がまだ多感な思春期の頃(笑)、両親からいくつか直接的な性教育めいたことをされた。
別にこちらから求めていたわけでもないし、特別俺がそれらに熱心になっていたのをひけらかしたわけでもなく、それらはいつも突如俺の元に施されたのだ。

まずは小学校6年生も終わりという時、いきなり両親の元に呼ばれた。
何かと思って行くと、父親が
「お前、毛生えたか?」
と訊く。

なんの心の準備もしていなかった俺は、かなり返答に困ってしまった。
そして「まだだよ!」と答えた。
(実は少しだけ生えていたのだが)

父親は少し残念そうな顔をして(笑)、そして
「こういう風に生えるんだよ? 見せてやろうか?」
とズボンを下げようとし始めた。
俺は頑なに拒否、父親の下半身が露出される事はなかった。

さらに、
「パンツ隠したりするなよ」
とのご忠告。
…既にその意味するところを知っていた俺は、隠したりしない、と答えておいた。

これが、父親からされたコトだ。
ちなみに、彼はその時酒を飲んでいた、ということを、父親の名誉のために付け加えておこう。

そして時は流れ、俺が高校生の時。
夏休み中か何かで、部屋で課題に向かっていると、母親が入ってきた。
開口一番、
「家のどこを探してもコンドームはないからね」
と言い放った。

…へっ??
いきなりの発言に、やはりどう返答していいのか分からない俺。
俺が黙っていると、
「器具を入れているから」
と、母親は続けた。

器具…。
ちょっと前の保健体育の授業で、子宮内避妊器具・IUDについて知ったばかりだった俺は、それが今現実のモノになっていることに驚いた。

「今日はそれを取替えに病院に行ってくるから」
と母親は言い残し、出かけていった。
最後の「病院に行く」だけ言えばいいのに…余計なことを…。
しかも、IUDを入れていて、そしてそれを取り替える、ということは……(略)。
親の性生活でヘコんだ。

ちなみに帰宅後の母親は、「器具が合わなくて痛い」とずっと言っていた。
そしてなぜか俺が背中から子宮を押して痛みを和らげる役目を負わされた。


大きな事はこの2点だったが、他にも女性が使うタン○ンを見せられたり、アダルト漫画のコピーを見せられたりと、いろんな意味不明の事をさせられた。
父親よりも、母親にされることが多かったな。
これらは、7つ下の弟にも同じように施されたようだ(俺が実家を出てしまっているので詳細は知らないが)。

俺がどっかズレているのが、今一部の間で常識化しているようだ。
コレが全てではないが、少なからずとも影響があったのかもしれない。
…いや、むしろ、「血」なのかもしれん…。

オーバーワーク気味

2005-09-16 00:24:52 | Aブロック【日記かも】
今週は(先週中ほどあたりから)、仕事に忙殺される日々だった。
今日でやっと、抱えていた仕事を全て放出し終わった。

最長で、夜中の2時半過ぎまで仕事場で作業をしたりと、これまでには見られないほどの(笑)俺の仕事量。
さすがにその日は仕事仲間に車で送ってもらったけどね。
やっぱり自宅のベッドで眠りたい。

その日は特殊例としても、土曜も日曜もナシで連日作業に取り組まざるを得なくなってしまったのだ。
(多少は自分の時間を「作った」が)

この仕事は、直接俺が依頼を受けたわけではなくて、仲間が(勝手に)俺の仕事として取ってきたものだった。
報酬が増えるのはありがたいのだが、あまりにもギリギリなスケジュールでOKしてきて「くれた」。
作業の流れ的にはこれまでのとはたいして変わらないけれど、それでも俺が今までに取り組んだ事のないものなのだ。
出来るかどうか、俺にも分からないのに。
それをまぁ、やすやすと…。

けれどプロとしてお金をいただいてやっているわけだから、必死で期日までにやり遂げた。
途中、機器の故障や備品切れ、さらにはレギュラーで受けている仕事まで早めに割り込んできたりとてんやわんや。
しかも、全部俺一人だけでの作業だし…。

自室に帰ってきた時に、鍵のつもりでなぜかパスケースからパスネットを取り出して、鍵穴に差し込もうとしている自分に気付いた瞬間は、かなりビビッた(汗)。
それほど自覚はしていなかったのだが、疲労がたまっているんだ、と思い知らされたようで。

実は、最初依頼内容を聞いた時、そして数々のハプニングが重なった時、腰が引けて期日破りを頭に描いていたのだが(←プロ失格)、やれば何とかできるもんだね。
当たり前なのだが、多少は自分も褒めてやらないと(^^;)

詰めて詰めて進めてきたおかげで、明日から4連休♪
今日も日中時間が空いたので、断髪に行ってスッキリ。
来週は新たな気分で迎えよう。
また、ヤツがギリギリ仕事を引き受けてこないことを祈りつつ…。

satoruに出会う(3)

2005-09-11 18:18:53 | Bブロック【ゲイライフ】
さらに続き>

その後も、2号(23歳・大学生)の方にもメールをしていた。
が、最初の頃の彼のような、レスの頻繁さはなくなった。
まぁ、その時はメールがあまりにも頻繁過ぎて、電話した方が早いよ! …てなぐらいだったから(していないが)、このぐらいがちょうどいい。

彼は夏休み中に会いたかったらしい。
なんだよ、なら早く言えよなー。
もしかして、今年の夏休みは彼氏か友達でも作ろう、なんて思っていたが出来ず、終わりが近くなってきたから慌てて掲載したのだろうか?
…なんてのは俺の勝手な推測だが(^^;

大学生ならば、卒業間近の理系でない限りそれほど時間が取れないわけでもないだろうから、都合を合わせて会うことにしようと思う。

一方、1号とは、あのいきなりのお宅訪問以降も、メールや電話での交流が続いていた。
俺よりデカくてはっきりした『先端が三角の形をした黒いしっぽ』を持っていそうな彼から飛び出す、人を人とも思わないような発言(笑)と、その合間に時々見せる一瞬のかわいらしさが面白い。
やはり、自分をしっかり持っている人間は、接していてかなりの刺激になる。

しかし。
俺にとってはそうであっても、果たして彼にとってはそうなんだろうか。
自己努力を怠ると、ただの『ヒマ潰しにちょうどいい都合のイイ知り合い』になってしまう。

俺は、彼とは恋人同士になるわけではなく、長期的な友人として付き合っていきたいと感じている。
それは、エッチの相性が合わないからというポイントが大きいわけではなく(ウケ同士)、電話で話したり2度会ったりするうちに、そう思うようになったのだ。

…そう、1号とは再度会ったのだ。
彼の部屋の最寄駅で待ち合わせし、彼の部屋で一晩過ごした。
前回同様、他愛もない会話をし、同じベッドで寝る。

俺は彼と付き合っていきながら、自分の中のこれはという光るモノを、小さなものでもいいから見つけていきたい。
もちろん彼だけではなく、知り合うことのできた貴重な友人たちや、仕事の付き合いの人々など、様々な場面から。
外見だけのツマラナイ人間に終わって、周囲にツマラナイ人間ばかり集まってくる状態になってしまうのは、終わってるよな。

とまぁ、こんな事を書いているが、この3ヶ月あまりの間、俺は何にも変わってなかったことに気付かされた。
言葉で綴ることで達成した気になって、全く自分に反映させてなかったんだろう。
もっと等身大でいかなくちゃな。

今のところ…わりと素直だ、という点ぐらいしか俺を表す言葉がない。
まずは自分の思っている事を飲み込まずに、はっきり相手に伝えることが、俺に必要なこと…かな?
一度にガラリとは変わらないし、早々と自分が確立するわけでもないから、一つ一つ「発見」していこう。

『オオカミ少年』にならないように、ゆっくりかもしれないが自分の中で消化して、取り込んでいきたいと思う。

(一応、終わり)

satoruに出会う(2)

2005-09-10 01:11:08 | Bブロック【ゲイライフ】
ここからの続き>

1号と電話で話した翌日。
夕方に仕事が一段落ついて帰ろうという時に、1号に前日の長電話のお礼メールを送る。
内容は、いつでも気軽にメールなり電話なりどうぞ、会いたい時は都合つけるので言ってくれ、これからもよろしく、というようなものだ。
それと2号にも、前日は途中で終わってしまった形になったので、メールを送っておく。

すると、1号より返信。
「今日会いたい」
…えっ! 今日!?
それはまたずいぶん早急な。
俺も帰るところだったし、向こうは休みだということなので、取り急ぎ都心へ向かうことにする。
まったく考えていなかった事態だから、超仕事着(=普段着)なのが気にかかるが(^^;)

途中、今週から来週にかけての特急の仕事の詳細を伝える電話(しかも長い)が入り、待ち合わせ場所に着くのが伝えていた予定時間よりも遅れてしまう。
けれど、1号も仕事場に寄っているとのメールがあったので、まだ来ていなかった。

この、掲示板で知り合った人と会うために待つ、という間。
これも久々に味わう感覚だ。
遠くから俺の顔を見て、そのまま去られたりして…(--;)
まぁ、前日の電話からそのようなことをする人物ではないと思っているのだが。

ほどなくして彼はやって来た。
画像とはちょっと違うが(笑)、イイ男だ。
二人ともそれほど腹が減っていないので、ジュース&酒を飲むために彼の知る店に案内してもらう。
値段も高くはないし、客もそれほどいないので落ち着いて話ができる場所。
しかも、その店で飲んだ焼酎がすごくウマい。
焼酎をあまり飲まない俺だが、気に入ってしまった。

そこでは、前日の電話の続きのようにいろんな話をする。
もちろん、恐ろしい(?)偶然だった名前についての話も。
時々人を突き放すような彼の話し方は、最近いじられキャラ気味な俺にも心地よくまた楽しい。
そして前日感じた「デキる男」だろうという読みは、当たっていた。
仕事の話はもちろん、何てことない世間話をする時の彼は、まさにそれだった。
自分のスタンスをきっちりと持っている男だと思う。

その後いい時間になったので、場所をカラオケ店に移す。
(この時点で俺は終電で帰れないことが既に確定していた)
そこで1時間半ほど過ごした後、彼は俺を部屋に案内してくれた。

遅い夕食(夜食?)を食べた後、彼に仕事仲間からの電話が入る。
どうやらちょっとした揉め事が発生しているらしい。
手と表情で「ごめんね」と彼は謝りながら、その重たいらしい話は1時間以上続く。
俺は自宅PCに届いているメールを携帯でチェック・整理したりしながら、終わるのを待っていた。

電話を終えた彼は、電話の内容のめんどくささでかなり落ち込んでしまった。
けれどもう夜も遅く…というよりは朝に近くなってしまったので、寝ることにする。
彼は俺を同じベッドの横に案内してくれた。
しばらくすると、意識的にか無意識か分からないが、彼が寄り添ってきた。
その姿はちょっとかわいらしい(^^;)
俺はそれに応じてやった。
でも、それ以上はナシ。
彼が結構動くのであまり寝られなかったが、とても穏やかで充実した時間だった。

翌朝、俺らは途中駅まで一緒に出て、そこで別れた。
また連絡しよう、という言葉をお互いに残して。

…もしかしたら彼はエッチなことを期待していたのだろうか?
俺はちょっとだけそんなことを考えながら、仕事場へ向かった。

(いつか続く…と思われる)

satoruに出会う(1)

2005-09-09 13:53:53 | Bブロック【ゲイライフ】
ちょっと思い立って、とある掲示板を覗く。
たまに見てはいたんだけど、いつもは「見る」だけだった。
今回は、アクションを起こしてみようと思って覗いたのだ。
掲載はしないで。
そしてそれほど期待もしないで。

魑魅魍魎、様々な人種が溢れている中(笑)、俺の目に留まった2人にメールをしてみた。
1人目は29歳の社会人。
…実はビジュアル中心で選んだのだが(^_^;
2人目は23歳の大学生。
まずまずしっかりしていそうなんで選んでみた。
二人とも名前は掲載されていなかった。

こういった掲示板を見て、そしてメールをするなんて、本当に久しぶりだ。
元彼に出会った時以来の行動なのだ。
…実に約3年ぶりか。

ほどなくメールが来る。
1人目の社会人からだ。
「かっこいいですね」
とある。
いや、俺はキミの方がカッコイイと思うのだが(--;)
住んでいる場所を聞かれたので、正直に答えておく。

すると2人目の大学生からもメール。
温泉好きという趣味が合うようだ。
返してやるとすぐに返ってくる。さすが大学生、まだ夏休み中だからか?
数回メールのやり取りを続けていると、
「satoruくんと呼ぶね!」
とのこと。
…「くん」付けとはこりゃまたずいぶん飛躍しすぎな気もするが、まぁ気にしないでおくとしようか。

それならばこっちはなんて呼べばいいのか、と聞いてみると…
「実は僕もsatoruというんです」
とのレス。

えぇっ!!
俺の名前(リアルネーム)はごくありふれた名前なのだが、ゲイでは同じ名前の人に出会ったことは無かったのだ。
素直に驚きつつ、こういう偶然も楽しいものだな、と思う俺。

その後も大学生からのメールがあまりにも頻繁なので、夕食を取ることもあり一区切りつける。

一方、1人目の社会人からはしばらく返信は無かった。
住んでいる所を教えたことで切られたのか?
…いや、まさか(^^;)

と思ったら、深夜に返信があった。
しかも、「落ち込んできた」という内容で。
…へっ? 原因俺?(汗)
電話で直接話をしたいということなので、ちょっと考えた末応じることにする。

そして、社会人の電話での第一声。
「satoruです」
何をいきなり冗談を飛ばしているのやら(笑)

しかし。
それは冗談でも、(笑)でもなかったのだ。
彼の名前もまた、俺と同じ名前だったのだ!

すげー!!
凄いぞ、なんという偶然の重なり方なんだろう!!
俺の中で一人で勝手に盛り上がってしまった。
ここでは、社会人はsatoru1号、大学生はsatoru2号と呼ぶことにしよう。

1号の落ち込みの原因は、掲示板に載せたことにより送られてきたわけの分からないヤツからの粘着メールで困窮している、というものだった。
まぁ、掲載したのであれば起こりえることだが、その内容があまりにもヒドイのと、ある意味面白いので話を聞く。
その他、仕事の話・ゲイになったきっかけから髪の話まで様々な話をし、朝方まで話し込んで電話を終えた。
その話しぶりと垣間見える考え方から、彼はたぶん「デキる」男だ、と感じる。
…俺のセンサーが大幅に狂っていなければ、だが…。

久々に、お試し程度と考えて掲示板を利用してみたのだが、案外収穫があったかも?
別に(2)(3)をすぐ増やしたいわけではない(参照)。
俺にイイ刺激を与えてくれる男になりそうな予感。
やっぱり、こういったことにせよ新しく踏み出してみるのはイイことかもな、と思ったのだった。

※俺のリアルネームが「satoru」かどうかは、ご想像にお任せします(^^)

(続く…)

残り2つの数字

2005-09-08 00:52:42 | Bブロック【ゲイライフ】
この時に書いた数字には、実は以下のものを省いている。
同じく単位は「人」だ。

(4) 1
(5) 1
────
合計 2


(4)は、俺が唯一行った事のあるハッテン場的な場所、上野の某映画館での体験(?)人数。
そして(5)は、俺がちょっとエッチな行為をした、ノンケの友人の事だ。

別に襲ったわけでも、痴漢をはたらいたわけでもない。
今からさかのぼる事10年ほど前、俺がまだ18歳か19歳の頃の話だ。


俺は当時は大学生だった。
まだゲイであることを半分認めて半分否定しているような、中途半端な状態であった。
男の体も気になるし、外見・内面共にカッコイイ男を好きになるのも事実。
ただ、それをはっきりと恋愛感情とは受け止めていなくて、「憧れ」や友人関係の延長なんだろう、と解釈しようとしていた。
当然のことながらいわゆるゲイデビューはしていなくて、ゲイエロビデオも雑誌類も見たことはないし、情報もほとんどなかった。

さて、そんな時よく遊んでいた友人の一人に、高校時代からの友人・Yがいた。
彼は俺の住む街からそう遠くない場所に住んでいたこともあり、お互いの部屋を行き来するなどしていた。
Yは昔陸上をやっていたそうなのだが、高校時代では帰宅部になったため、だんだん ガッチリ→ぷよっ という感じに体が変わってきてしまっていた。
そして、もちろんノンケである。

いろんな話をしていた二人だが、俺は自分の「ゲイ疑惑」(あえてこう書こう)を話すことはなく、大学の話や趣味の話、高校時代の仲間たちの話など、他愛も無い話をする仲だった。

ある日、いつものようにYが俺の部屋に遊びに来ていた。
流れでちょっとエロトークになり、そういう話は好きな俺だから(笑)、かなり盛り上がる。
彼は、エロビデオに関して好みがあり、男のブツも映っていないとダメらしいのだ。
…む、ちょっとアヤシイ?
などと思ったのは後になってからの話で、まだ開花していない俺もノーマル向けのビデオのそういうシーンを見ていたから、彼の意見に『禿同』。

そして、いつの間にやら話は俺が持っているエロビデオ(ノーマル向)を見てみよう、という展開になる。
Yの(俺も・笑)好みである、大き目の男のブツが映っているビデオをセレクトし、再生。

しばらくはそのまま見ていたのだが、Yは次第に反応してきたようで、「勃ってきた」と言い出す。
…俺も、かなり特殊な状況も加わって反応はしだしていたのだが(^^;)

そしてしまいにYは、「(ズボンを)脱いでもいい?」と俺に聞いた。
俺は友人としての遠慮の不要と共に、純粋な興味もあったので(たぶん後者が大きい)、いいよ、と答えた。

Yの要望で電気を消し、彼はズボンとパンツを脱ぐ。
…デカかった(笑)。

二人ともある意味ハイになっていたから、俺は
「くわえてみる?」
とつい口にする。
YはそれにOKを出した。

彼が、俺の本当の意味でのはじめての男である。

Yに上手だと褒められ(照)、そのお返しとして俺もしてもらう。
そういえば俺も裸になっていたのだ。
さらに、話は後ろの穴を使ったセックスの話になる。
「試してみる?」とYは脚を広げたが、さすがにそれは、ということでそこまでは至らなかった。
でも、二人とも最後までは遂げたけどね(^^;)


それ以降Yとこのような事をすることはなかった。
またこれまで通りの友人関係であり、そして今でも変わらず交流がある。
先月お盆に帰省した時にも、会って他愛も無い話をしてきた。
今考えると、ちょっと不思議な出来事だったな。

以前この話をしたら、絶対Yもゲイだったんだ、と散々言われた。
先ほど書いたように、Yに関して「ゲイ疑惑」が俺の中で起きたこともあるが、それは俺の思い過ごしだった。
…たぶん(笑)。


さて、俺は(4)に関してはもう俺の求めているところではない事は分かっているから、もう増やすつもりは無い。
一回だけだったが、それで虚しさを感じ、俺には合ってないと思った。

だから、今回紹介した2つの数字は、もう増えることがない数字である。
俺の若かりし日の体験としてしまっておこうと思う。

3つの数字

2005-09-05 17:40:15 | Bブロック【ゲイライフ】
以下に5つの数字を挙げてみよう。

(1) 1
(2) 3
(3) 6
────
合計 10

さて、何の数字だろうか?
単位は、すべて「人」です(笑)。


(1)は、俺が付き合った女の子の数だ。
(2)は、俺がこれまで付き合った男の数。
こうして書いていくと、だいたい想像がつくだろう。

意外に少ない…かもしれない。
そしてよくこんなのカウントできるだけ覚えているな、というツッコミもあるかもな。
絶対数が少ない、というのもあるけれど、それぞれが俺なりに大きなウェイトを占める出来事だったからだと思う。

このカウントは、18歳からスタートし、そして約3年前、元彼に出会ったところでストップして今は動いていない。
俺が今こうして数を公開したのは、自慢するためでも哀れんでもらうためでも、そのどちらでもない。
全て、自省のためだ。

(2)の中身を今考えてみると、俺が言うことでもないし死人に鞭打つ風にもなるけれど、たいしたレベルではなかった気がする。
しかし、それはその時の俺のレベルが「それなり」でしかなかったからだと思う。
俺が付き合う相手も「それなり」になり、それで満足していたんだろう。

俺は惚れっぽいところもあると思う。
そしてわりとその場に流されやすい。
それで(2)や(3)のカウントを増やしてしまっていた時期もある。
(2)に関しては安易に走らないようにしたい。もっと真剣に、付き合うという事を考えていきたい。
それに俺が理想としている恋人同士「お互いを高めあっていける関係」のためにも、いわゆる見極めだけではなく、指摘を受け入れる姿勢と、俺自身の向上を図る努力も失わないようにしたい。
そして自分の行動基準、絶対に譲れない俺の芯となる部分を探して確立しよう。

…これは(2)や(3)だけの問題ではなく、友人同士の付き合いも仕事の面での付き合いも、いやこれから生きていく上で全部関係していくことだと気づいた。
いや、気づかせてもらった。
28歳の男としては遅いかもしれないけれど。

長い旅になりそうだ。
けれど先回りの道はないし、またそれでは意味が無い。
俺の足で行くしかない。
でも、これは一人悶々として見つかるものでもないと思う。
俺の門戸を開いて、社会と接していく中で分かるんじゃないかな。

まずはスタートしてみよう。

「ガン漂流」を読み切る

2005-09-01 18:05:26 | Dブロック【趣味・モノ】
遅ればせながら、奥山貴宏氏の「ガン漂流」シリーズ三部作を読んだ。

テレビでも何度かご本人が紹介されたし、元となっている日記ブログはネット上で公開されていることもあり、ご存知の方も多いことと思う。
けれど俺はつい最近まで「ご存知」じゃなく、時々巡回する本屋で並んでいるのを見かけ、中をパラパラと見て気にかかったので、購入したのだ。

なぜネットで公開されているのにわざわざ本を買ったのだ?
…と、疑問に思う人もいるだろう。
確かに、ネットで見るならば余分な費用もかからないし、いつでも気軽に見られるだろう。
でも、それは俺にとって「いつでも」ではないのだ。

ベッドの上で寝しなに転がりながらとか、移動中の電車でとか、そういう状況でも読めるのが俺にとっての「いつでも」(+どこでも)なのだ。
無線LANやモバイルツールなどの環境は整ってきているとはいえ(ウチに無線LANは無いが)、やっぱり書籍という形になっているのは俺にとってありがたい。

だから俺は今でも本を結構買うし読む。
昔は小説…というより「物語」か、そういうのもよく読んだのだが、最近はノンフィクションやサブカル、趣味モノやコミックなど、そういった類の本を読むことのほうが多い。
いずれにせよ、俺は活字を追うことは苦ではなく、むしろ楽しみなのだ。

…大幅に横道に逸れた。
この「ガン漂流」シリーズは、31歳になったばかりの奥山氏が突如肺ガンが発覚し、余命2年と宣告されてからの闘病記、ということになっている。
一冊目である「31歳ガン漂流」を購入したのが火曜日。
それから一日一冊ペースで読み、「32歳ガン漂流 エヴォリューション」、そして今日三冊目の「33歳ガン漂流 LAST EXIT」を読み終えた。

ガンの闘病記というと、日本の治療方法や医療方針のおかしさやを指摘したようなものや、静かに今後の人生を送る方法など、そういう啓蒙書のようなものが多い気がする(勝手な想像)。
ガンが発見された患者や家族が、慌てて勉強をするために買い漁る、みたいな。

けれど、これら「ガン漂流」は違う。
俺が読んでいて感じられるのは、
「はたして俺は、今を全力投球で生きているのか?」
ということだ。

ガンは怖い。死ぬのは(まだ)イヤだ。
強烈な実感ではなくとも、俺も薄ぼんやりだがそう思う。
「ガン漂流」の中にも、抗ガン剤の副作用で辛いという記述も確かにある。
けれどそれよりも奥山氏の文章は、パツパツに生きていない俺らに「カッコ悪い」と言っているような気がするのだ。

また、極端な話「この人本当にガン?」と疑りたくなるほど面白い。
2・3冊目などを読んでいると、思わずクスッと笑ってしまうような場面も出てくる。
フリーライターである奥山氏、文章の表現はサスガ。
治療の過程の話も、すんなりと読める。
日記とブログをまとめた内容になっている、というのもあるかもしれないが。

「死ぬまで文章を書き続けたい」と願い、そして病床でも仕事を続け、また自らのガン闘病の体験もそこに活かしていく。
いつ死んでしまうか分からない。ならば体力の続く限り、それこそ命を削ってまでもやり遂げる。
これを全力投球と言わずになんと言うのだ?

ただ、奥山氏は三冊目で記されている通り、今年2005年の4月にこの世を去ってしまうのだが…。


俺は仕事でもプライベートでも何かをやる時は、
「まぁこれは○○日までに出来上がればいいんだし」
などと考えてしまい、ギリギリにならないとやれず、結果として中途半端な終わり方になってしまうことが多いダメな人間だ。

もし、人生のカウントダウンがなされるのであれば、俺でも尻に火がついて行動するかもしれない。
けれど、誰しもがその日数をコールされるとは限らないのだ。
事故や災害だってあるんだしな。
それにこれは、ガンだとか余命があと○年だとか、そういう極限状態だけに適用されることじゃないと思うんだ。

一日一日をフルパワーで過ごしていくのは、ちょっとキツイかもしれない。
けれど、ある一定の短いスパン(例えば1つのミッション?ごととか)で俺の持つ力を注ぎきる事ぐらいはしていきたい。
あと1年半で30歳となる俺が、ボヘーッとしたままの男だったなら、俺でも惚れないだろう(^^;)

バイクや音楽、映画にコンピューターをこよなく愛し、オルタナティヴな生き方を貫いた奥山氏。
さすがに三冊目のラストに掲載されている、御両親のコメントを読んだ時は、涙が溢れてしまった。
でも、感動だけではないものを確実に俺に与えてくれたと思う。

とりあえず、俺は明日が納期の仕事をきっちり仕上げることとしよう。
…さっき失敗してしまったのだが(--;)


31歳ガン漂流

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32歳ガン漂流 エヴォリューション

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33歳ガン漂流ラスト・イグジット

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