葬儀屋日記 byノブアキ

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接客についての考察 その13 なんでもかんでも「接客」にされちゃってる

2011年12月15日 | 接客

接客の事を調べていたら、接客と言うのは販売でありサービスでありお客様のヒアリングでありマーケティングであり・・となんだか訳の分からない事が、書いてある。

 

お客様に接する部分なので、間違いではないのだけれど

接客と言うのは「お客様に接する行動の方針のことであり

販売やカウンセリング、ヒアリング、マーケティングとは分けて考えるべきだろう。

 

接客を通して、クロスセル(抱き合わせ販売)を掛けたり、

接客を通して、マーケティングや顧客紹介のお願いをしたり

接客を通して、有料のサービスを販売したり

 

と言う事はあるが、接客はお客様にどう接するかと言う態度の事である。

 

いままでチャント定義している人がだれも居ないけれど

定義としては接客というのは「お客様に接する時の好ましい態度」とでもするのが良いだろう。

 

接客がマーケティングや販売を含む定義だったらどうだろう?

接客能力とは「売り上げ」に直接関係しなければならない

でも、直接関係しているのだろうか?そうではなく、あくまで間接要因であって

 

直接の要因とは考えにくい。

 

マーケティングとは「お客様を効率的に集めて&販売すること」なので

その流れの途中に「接客」というパーツはあるが、マーケティングではない

 

また、販売の上でも接客は必要になるが、販売自体は

「製造及び仕入」から始まって、最終段階の「代金回収」まで行くまでの流れなので

販売=接客ではない。

 

 

 

また、無形のサービスを提供している場合に「接客」その物が商品だが

無形のサービスを生産する時には、お客様に触れる部分と触れない部分が存在する

例をあげれば、美容業は業務の中で殆どをお客様に接しているので

まるで全てが「接客」の様だが、その中には清掃や、スキルアップの為の教育

消耗材(シャンプーや、パーマ用の薬液の補充仕入)などお客様に接していない部分が

多々ある。

 

 

接客の事を文章に起こしているのは、ほぼ「接客を教える」という事を生業にした

教育会社や、コンサルタント、講師業の方々だ。

 

この方々にとっては「接客」という言葉の守備範囲が広ければ広い程、見込みになる

お客様の範囲が広がる。そういう事情で接客と言う言葉自体を過剰に広い範囲で使っている

のだと思われる。

 

接客の教育をすれば、どんな問題でも適用可能で収益が改善されるように思われる方が

上記の「接客の教育商品」を取り扱っている人にとっては都合がいいからだ

 

当然、接客がお客様にとって心地よければ、紹介率も上がる事もあるだろうし

商品単価も上がる事がある。人間はたしかに「好ましい相手から、購入したいと思っている」というのは

話としては分かる。

 

だが、それはあくまで「お客様に接する時の好ましい態度=接客」が出来た時の

副産物であり、接客が良くなれば全てが解決するわけではない。

 

問題が接客以外にあることも多々あるので、その場合は接客ではなく

問題点を改善しないと、全体で良くはならない

 

 

 


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