【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

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佐々木スレ7-668 佐々木×キョン

2007-05-15 | その他佐々木×キョン

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/13(日) 21:42:01 ID:H+JYrN0J
「何だ佐々木、わざわざ俺を呼び出してまで重大な話ってのは。まあ昨今の状況下では、
大体の察しはつくがな」
「理解が早くて大変に助かる。ではセオリーに則って結論から述べさせていただくよ。キ
ョン、『認知』して欲しい」

ゲスッ

「む。大丈夫かいキヨン君」
「…かくして俺は「本日のコーヒー」の半量を失い、かつ顎が外れた。少々、顎関節修正
のための時間を要求したい」
「よかろう」
「ま、まんず佐々木君?君の結論とやらは不十分に過ぎる。『認知』の対象が明らかでは
ないからな。そしてかように不用意なる発言は、周囲の客席の誤解と疑いの視線を招きか
ねない。加えて現在の我々は制服姿であり、何の所属かはモロバレだっ。不純異性交遊の
噂でも広まってはたちどころに我々の立場が危うくなるであろう。さらに付け加えれば、
俺と君とは過去一度たりともそのような疑いの生ずる余地のある行為に及んだことはなか
ろうて」
「貴君の的確なる御指摘、誠に痛み入る。では順に申し述べさせていただくと、僕は橘嬢
の提案を受け入れることにした」
「何と。というとつまりそれは、ハルヒの変態パワーを引き受けるという。いや、だめだ
だめだ。悪いことは言わないからそんなことはやめなさい。第一、君の身が持たないよ」
「そこなんだが、橘嬢の提案事項は、確かに一般的には困難極まる課題だが、僕にはその
課題がクリアできるであろう、という確信を得た」
「何と。それは一体、どういうことかね、佐々木君」
「涼宮さんの能力を引き継ぐ方法とは、つまり橘嬢によれば、その~、涼宮さんと一夜を
共にするという…」

ゴスッ

「あ゛っ!安易っ!!」
「というわけでキョン。この際僕と涼宮さんとの仲を、是非とも認知していただきたい」
「さささ佐々木君。今すぐ店を出ようっ。なっ?」
「キミも知っての通り、僕は恋愛などには縁のない人間だよ…ふっ。同じ身体を貸すこと
など、異性も同性もあるものかっっ」 グスッ
「落ち着き給へよ君。そもそもそんな、ダディャーナザァンの言ってることなんざあ明ら
かにおかしいだろうよ。変な漫画の読みすぎじゃないのかあいつ。それに何だその、安直
極まる設定は」
「そ、それにさっ?んぐっ、現在、涼宮さんが絶賛能力獲得中ってことはさ?キョン、キ
ミが彼女に、身体ごと与えたってことで、相違ないわけだよね!?」
「そんなわけあるかーっ!一片の記憶もない!(あ、お冷くださーい。って無視ですか。
どうも)」
「いや。まあ。ははっ。衝撃を受けなかったと言えば嘘になる。当時中学生の、女子に手
をかけたという、キミの鬼畜っぷりもさることながら」
「ねーよ、んなもん(橘。殺す)」
「な、な、何であたしには何もしてくれなかったのよっ!」
「…………え?」
「べ、別に、あんなことやこんなこともして欲しいと思うにはまだ早いけどね!あたしず
ううっっっと一緒にいたじゃない!あんなに仲良くしてくれたじゃない!」
「……」
「あたし最初から、キョンだけだと思ってたんだよ!?」
「……だから、それは」
「それが、それが、何でわからないんだよっっ!!」
「だから、それは、俺だって!!」
はっ。

…夢オチ…っすか…

①佐々木
②キョン
③その他