【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ3-393 佐々木×キョン

2007-04-19 | その他佐々木×キョン

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/19(木) 02:11:20 ID:mqQLp+VA
もう何度も出たネタだと思うけど
もし、ハルヒの能力が佐々木に移って
ハルヒがただの人になったら

長門は情報連結解除されて、
みくるは未来に帰るようになるのでしょうか?
(古泉も北高を離れる)


392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/19(木) 02:18:15 ID:zjfUh5kM
経過観察で数年張り付くんじゃないか
ハルヒ→佐々木→ハルヒということもあるだろうし


393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/19(木) 02:55:47 ID:XRVRbRP5
>>391
「藤原が言っている通り、力の存在が問題なのであって、力が誰の物で、どのように使用されるかは
それに比べれば、まったく持って些少な問題さ」
 そういうものなのか?
 それは、なんというか、個人とか個性とかに対する重要な挑戦のようにも思えるのだが。
「そうかな、キミはライト兄弟がいなければ、人類は空を飛べなかったと思うかい? 
アインシュタインがいなければ、宇宙の謎に人類が迫ることがなかったと思うのかい。
もし、そうならキミは人類のポテンシャルというものを低く見積もりすぎなのじゃないかな」
 歴史を変える個人なんか存在しないということか?
「それもまた極端な考え方だね。個人の役割は加速にあるのさ」
 加速? つまり、10年後に発見されるような物を明日見つけてしまうということか?
「ふむ、その表現はなかなか的確だね。人類の進歩というものはすべからく加速にある。
世の中のあらゆるものが年々軽量で小さくなっていくのはそれが加速するために必要だからだ」
 なるほど、確かにそうかもしれないな。
「だから、神の力というものが存在したとして、だ。いまさら、言うまでもないが僕はそんなものの
存在を信じていないし、そんな力をくれると言っても、全力で御免被りたい。まぁ、僕の個人的な
感想は置いておこう。力が存在すると仮定した場合、藤原やキミの可愛らしい先輩のようにそれ
を知る人類はその力を利用する方法について考えるだろう。力が完全に個人的な才能だとしても、だ。
たとえばキミが100mを10秒で走れるとして、重要なのは、それを9秒にするための方法、メソッドだ。
それを見つけ、運用することに意味がある。加速するために、ね。才能がたとえ1000万人にひとり
の物だったとしても、この国に限っても、その力は120人が持っていることになる」
 50億人にひとりだとしても、この銀河全体に、地球のような惑星は400だか4000だかあるというしな。
「そう、宇宙レベルにまで視野を広げてしまえば、どんな力、才能だってありふれたものでしかない。
そのくらい、僕ら個人というものはちっぽけで取るに足りない、小さな存在さ」
 厭世観に囚われそうな発言だよ、まったく。
「くつくつ、だから、さ。だから個人は世界だの何だのという巨大な物に囚われる必要などないんだよ」
 俺はお前が何をいいたいのか、よくわからなくなってきたぜ。
「キミは今のキミが思うとおりに、行動するべきだ。世界だとか、未来だとかに責任を感じる必要なぞ
まったくないのだ。地球はキミに関わりなく回り続けるし、人類は加速し続けるだろう」
 そりゃ、そうだ。俺がいなくたって、明日は来るだろう。
「そうだ。だから、個人は自らが思うように生きるべきなのだよ」
 世界に対して、特別な個人なんていない、か。
「そうだ、個人が責任を感じてもいいのは、その周囲にいるほんの一握りの個人に対してだけさ」
 確かに、俺にとってお前の代わりはいない。だが、俺以外の誰かにとってはそうじゃない。
そりゃ当たり前の話か。
「そうだね、僕にとっても、キミはとびきりに特別な存在だ」
 ちょっと、まて。その微笑みは反則だぞ。
「そうかい? 僕としては、僕とキミの関係はもっと特別でもかまわない。
そう、考えているのだけれどね」