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伊吹有喜「天の花~なでしこ物語」~耀子の心の中の立海まで受け入れる龍治の大きな愛☆耀子の決断!

2018-11-19 02:34:49 | 
伊吹有喜「天の花~なでしこ物語」読み終わりました。


これの前に


「地の星」を読んで分からなかったことが


これを読んで「なるほど!」と納得できた。



「地の星」の最後に出てくる


立海と耀子との絡みがこれでわかった。



「僕はヨウヨのものだったよ。」



という立海の言葉も。




地の星では耀子がずっと守られていた夫の龍治から


自立して自分の足で歩き始める。



今までの耀子の自分に対する評価の低さ。。



それはこういうことだったのか!



そう納得した。




最初の「なでしこ物語」を読んでいないので



耀子が母にされたことは詳しくは分からないけど



この「天の花」を読んで



大体の想像がついた。




耀子が「遠藤家」に仕える祖父とともに



常夏荘に来た理由




耀子の父が「山で死んだ」真相




祖父が耀子の母を耀子から遠ざけた理由



そして


それを知っている遠藤家のおあんさん「照子」



そしてそこに仕える鶴子や千恵



みんなが耀子のことを大切に思っていること




耀子が小4で出会った立海に恋する



そして



中2で再会



そして



常夏荘に戻ってきた龍治と初めて会う耀子




龍治の祖父「親父様」の龍巳が



愛人に産ませた子供「立海」




立海のことを



「おじさん」と呼ぶ龍治



立海が「お妾の子」となじられたことに傷つく



「龍の字がつかないのは妾の子だから」



そう言われる立海



しかし


龍治はそんな立海に



「海に立つ者とは、つまり龍の中の龍さ」


という。




耀子・立海・龍治そこから始まる3人が合わさる歯車



しかし!




耀子と探しに行った



「天の花」なでしこ



そこで2人は「天国」を体験する



しかし



その後で・・


2人は引き裂かれることに




昭和が平成になるころ・・



龍治と耀子は結婚する



耀子は立海が稚児祭で着ていた紫の着物を着て



心には「立海」



体は龍治の元へ・・



それでいいと龍治は受け止める



大きな愛



しかし



悲しい愛




「みそらの花を星と言い、地上の星を花と言う」




星と花は同じで咲く場所が違うだけ。



姿は違っても光はいつもぼくらとともにある。




立海と耀子



2人の物語はまだ終わらない。





照子と龍治の屈折した親子関係



そして



耀子と母の血縁がもたらす因果




その家に生まれたことで決まる運命



愛情だけではつながれない・・



なでしこの鎖。。





耀子と立海の見た景色に



私も想像して思わず「わ~っ!」と言ってしまった(^^;)



天国みたいな?なでしこが一面に咲く所



匂いが空気感も伝わってきて



実際にそこに立ってる気した



実際には高所恐怖症だから無理なんだけど~!




これから龍治と耀子



そして


「リュウカ君」と「ヨウヨ」の関係はどうなっていくんだろ?



まだまだ続くよね?



気になる~







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