湊かなえ「山女日記」読み終わりました☆
このタイトルを見て
山登りする話なのかなって思ったんだけど
湊さんの作品だから
コレはそれだけじゃなさそうだぞっ！
・・って思ったら
やっぱり
奥の深い作品でした＾＾
山登りには全く興味のない私だけど
これを読んで
山に登ってみるのもいいものなんだなぁって思いました。
人間って
自然と触れ合うと
正直になれるもの
なんだなぁって。
今までいい加減で
疎ましく思っていた職場の同僚の本心
山に一緒に行ったからこそ分かった
一人で自分のペースで登りたかったのに～
初心者に足を引っ張られる。。
しかし
その人のわがままには
理由があった。
そして
その人と関わったことで分かる
父の本当の気持ち
完璧にやってきた自分。。
突然切り出された夫からの離婚の理由とは？
悩む姉は
不仲の妹を山に誘う
その真意とは？
自由になりたかった吉田
自由になれたユズキ
一人が好き
でも
本当にひとりぼっちが好きなのか？
人は
誰かと関わりながら生きていく。
そして
人と関わることで
自分の存在を確認することが出来る
そういうものなんじゃないかと思う。
山に登ること
その行為で
一歩一歩自分の行く道を確かめる。
自分は生かされている
そう感じることで
自分自身のわからなかった心
人の本音
それを見抜くことができるのかもしれない。
そんなことを思いました
山に慣れている人の忠告を聞かず
初心者なのに態度のデカい木村さんには
ちょっとイラッとしたけど！笑
どんなに小さい山でも自然を舐めたらいけない！
そういうことも
この小説からは感じられました。
親戚に山好きなお兄ちゃんがいたけど・・
山の魅力ちょっと分かった気がします
登山に興味のない人も十分楽しめるのでぜひご一読を
