山口恵以子「ゆうれい居酒屋2 スパイシーな鯛」読み終わりました。
なんとも不思議なお話の第2弾☆
迷い人に行く道を示してくれる
そんな居酒屋の女将「秋穂」
夫「正美(まさよし)」に先立たれ
その後一人で「米屋(よねや)」を切り盛りする
お酒の種類も料理のメニューも少なく
店構えもパッとしないこの居酒屋
でも来ればなぜか温かい気持ちになる
それは秋穂が
「来てくれたお客さん」のために
心づくしでもてなす気持ちなのかもしれない
元教師の秋穂が
その人のためにあえて厳しい口調で正す!
そんな一言がその人の道を示してくれる
でも・・
米屋にはその客は二度と行くことはできない。。
それは・・
秋穂がこの世の者ではないから
秋穂が出してくれるシジミの醬油漬け
そして
米屋の看板メニューの「モツ煮込み」は
20年継ぎ足した汁で煮込んだ絶品
そして
お客に合わせて提供される
秋穂のオリジナルメニュー
これもいい
スパイシーな鯛は
タイ人のお客に合わせて考えたメニュー
つい投げ出しそうになるとき・・
「どうにでもなれ!」そんな風に思うことが時にはある。。
でも・・
そんな時
この居酒屋に迷い込んだら・・
あなたはラッキー☆
おいしい物とあたたかい心で迎えてくれる
それがこの世のものでなかったとしても・・
きっとあなたは救われる
あ~私もそんな店なら迷い込んでみたいなぁ~
山口さんの小説では
簡単にできる料理のレシピが巻末に載っているので
すごく助かります。
今回すごく気になったのはコンビーフ
そんなに手間がかからずに作れるんだぁ~!
と驚きました。
作ってみたい一品でした
お魚の蒸し料理もレンジで簡単にできちゃうって
魅力的
1冊でお話にも料理にも感動しちゃう
お得ですよ~
次回作も楽しみにしています