読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

横尾秀介「ラットマン」~思い込みが生んだ2つの事件☆過去と現在がシンクロして姫川が守ろうとしたものは?~

2016-08-26 02:17:38 | 



横尾秀介「ラットマン」読み終わりました☆



前回横尾さんが書いたご自身の色々を語った



「プロムナード」を読んで



ぜひこの作品を読みたいと思って読んでみました




エアロスミスから待ったがかけられて



大手術を行ったというその作品を





いやぁ~




良かったです





最後に



事件の犯人が・・




「えっ?」



この人が??



…と思っていると



またまた・・



「違ったのかっ!!」




・・と驚かされる




最終的に犯人は・・



えーっ




まぁこんな感じで



驚かされます!






書き出しがまた面白くて・・




いきなり何の話??




幽霊話??




・・と思ってると・・




見当はずれだったり



まぁ~



驚かされることの連続です




そう!



それが楽しいんです!!



いい意味で



期待を裏切られる^m^







姫川亮は高校時代から同級生と組んでいるバンド




「Sundowner」サンダウナー




夕暮れ時の一杯を意味する




しかし


考えたバンド仲間の谷尾は



「音楽を支配する者」



サウンドオーナー



と勘違いして読み間違えてつけたという☆





そんなサンダウナーの練習中に事件は起こる!!




姫川と付き合っていた



バンドメンバーだったひかりが



殺された?!



当初事故と思われたのだが・・



のちに



殺人事件




・・・と思われる事が見つかって・・




バンドメンバーの



谷尾と竹内は




姫川がやったのでは?




・・という疑惑を持つ。






いつもと違っていた




姫川の行動の端々に感じる疑惑




しかし


仲間を信じたいという思い





一方の姫川は




自分のしたことがバレないように




内心ひやひやしていた。





事件現場を訪れた



姫川が小1のときにある事件を担当した刑事「隈島」




隈島によって



姫川の犯行はバレていく?!




「ある事件」とは



姫川の姉が



2階の窓から転落し死亡した事件だった。




「事故」として処理されたこの事件




しかし


この事件が



姫川の今を歪めていた。





姫川の父親がやったこと・・




そして



姫川がやったこと・・





姫川の中では



2つの事件がシンクロしていたのだった。





人の





思い込みの怖さ




真実は



思い込みによって歪められてしまう。。





人の心理の不思議





動物の中で描かれた「ネズミ」はネズミとして・・




人間の中で描かれた「ネズミ」は





ラットマンとして認識される






ひかりの中にいた一つの命が




真犯人を教えてくれる






ひかりの妹「桂」に惹かれてしまった姫川




その裏には




姉を救えなかった贖罪があったのだろうか??






この1冊に




ミステリ



心理学



お笑い




いろんなものが詰まっている




その



横尾秀介の才能が詰まった・・




この箱を開けたら~




あなたは横尾秀介の虜になるかも


















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