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好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

薬丸岳「ハードラック」~本当に大切なものは何なのか?犯罪を犯し嵌められて気づかされること☆~

2017-01-06 03:05:06 | 
薬丸岳「ハードラック」読み終わりました☆



本当に大切なものは何なのか




それに気づくまでに



ハードな経験をする主人公「仁」




多感な思春期を


母の再婚相手と


その息子と暮らした仁




父親は


何かと自分の子供と仁を比べた。



そして


父親の息子にも疎まれ馬鹿にされる仁



母親も積極的には助けてはくれない。



母のこともいつの間にか信じられなくなっていた。



そして



自分の居場所がなくしてゆく仁



高校卒業後


家を出て


就職するも



上手くいかず・・



終いには



派遣切りに。。




そして



その日生活するお金を日雇い労働で得る



ネットカフェ難民へ。。




どんなことがあっても家には帰りたくない仁




そんな暮らしに耐え頑張ってきた。




しかし



ネットカフェで知り合った「柴田」に




部屋をシェアして普通の暮らしをしようと誘われる。




「柴田」を信じた仁は



部屋の契約のため



必死でためた20万円をだまし取られる




そして



金に困った仁は



裏ネットで仕事を探し



「森下」と出会う



そして


依頼された仕事は


カードで現金を下ろし


それを運んでくるというもの。




「これは犯罪では?!」



そう思いながらも



やってしまう仁




そして



どうにかこの生活から抜け出そうと



闇の掲示板で仲間を募る。






大きなことしませんか




そして



自分の境遇と似た仲間たちが集まる。




そして



バーボンと名乗る男の提案で




ある家を襲撃してお金を強奪しよう




・・・ということに。




最初は乗らなかった仁だったが



結局乗ることに。



「絶対に人は殺さない」



そういう条件だった。




なのに・・




気付けば自分は



燃え盛る家の前で倒れていた。




そして



血の付いた札束が目の前に。





仲間たちはいない。。





自分は




嵌められた!!





とにかく逃げる。。




そして




闇の掲示板で知り合った「森下」に



あだ名しか知らない仲間たちの本名と住所を



電話番号から調べてもらう。




そして



襲撃の計画から外された「鈴木」とともに




「舞」を見つけ出す。



そして



あらゆる証拠は


仁を


犯人と知らしめるものだった



とうとう仁は指名手配されてしまう。





しかし


事件に疑問を持つ刑事「勝瀬」は


仁が真犯人ではないと思っていた。




母にかける電話



「後悔」



そして


母のもとにいた勝瀬に



「自分は犯人ではない」と訴える。



自首を勧める勝瀬



しかし


仁は真犯人を自分の手によって見つけ出したいと思っていた。



そして


事件の裏の


意外な真実!!



一体犯人は誰なのか?



何のために起こした事件だったのか?




「鈴木」は味方なのか?



「舞」は味方なのか?





生活に困り



裏社会に足を突っ込んでしまった仁





自分がもし・・




仁のような立場だったら?




仁のように



自分もなってしまうかもしれない?




そんなことを考えさせられた。




たった一人


母は自分を信じてくれていた



それに気づくのが遅かった仁




ハードな経験をしたことで


やっとそれに気づかされる☆




犯罪は悪いこと



そう思っているのに



巻き込まれてしまう。。




自分が無知なために巻き込まれてしまうこともあるのかも。。




そう思うと


怖いよねぇ




それと



日々を必死に食いつないでいる人たちが



きっとたくさんいるんだろうなぁ。



そんなこともこれを読んで思いました。




平和に暮らせることの幸せ



大切にしなきゃね























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