読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

松岡圭祐「ミッキーマウスの憂鬱」~新人がディズニーランドの舞台裏でみたゲストに夢を見せる現実!!~

2016-10-26 14:01:41 | 
松岡圭祐「ミッキーマウスの憂鬱」♪


これで3度目読みました^^



何度読んでもドキドキするこの小説☆




新人の後藤大輔が派遣の準社員として働く



ディズニーランドの「美装部」




「ヴィソーブ」だと思って



どんな部署かとワクワクしながら出社した後藤



しかし!



そこは「美装部」



キャラクターに着付けをする



しかも・・



何のキャラクターかよくわからないものに。



地味な仕事に不満を抱く後藤




ワクワクした気持ちが急にしぼんでいく。



しかし


そこで働く人たち


自分がするべき仕事を「現実」と受け止め



ゲストに夢を見せる任務に奮闘する!!



そんな人たちと関わっていくことで



後藤の意識も変わっていく。




正社員と準社員の扱いの差



自分の立場を守ろうと



人を傷つけても買わないという態度




新人の後藤は自分の立場などわきまえず



突き進んでいく



ショー用のミッキーマウスの紛失



それが


美装部の「藤木恵里」のせいだと


決めつける上層部




恵里を守ろうと立ち向かう!!




そんな後藤を


由美子や


ミッキーマウスを演じる


「久川」をも動かしていく。




ミッキーは無事に帰るのか?!




自分を顧みずに



ゲストのため!



恵里の濡れ衣を晴らすため!



後藤は戦う!!




その姿は感動の一言



最初は


とんでもない勘違い男だと思っていた



読者さえも・・



最後は後藤が


英雄に見えてくる



後藤の数日間での成長☆



そして



ディズニーランドの舞台裏を動かした行動に



感動




これを読めば



また今までと違った角度からディズニーランドを楽しめそう





後藤は吠える!!




「僕たちはゲストを笑顔にするのが好きです。

 そのためにこの仕事を選んだんです。

 ディズニーランドを支えるためなら、なんだってします。

 自分で正しいと思った道を進みます。

 スーツを着て本社棟におさまっておられるあなたたちは、

 僕たちをたんなる盤上の駒とでも見ているかもしれない。

 でもここは、すべてが手作りなんです。

 ゲストの夢を守るために誰もが全力を尽くしているんです。

 確かに規則を守ることは重要です。

 けれども、なによりも優先されるのは

 ゲストのために働くことではないんですか。

 ディズニーランドを永遠に素晴らしい楽園として

 維持していくことではないんですか。

 僕らが愛しているのは会社じゃない、ディズニーランドなんです。

 あなたたちの立場を守るために働いてるわけじゃありません!」




よく言った



一人の階級の底辺にいる青年の一言が



てっぺんを動かすこともある




ゲストの夢を守るために働くキャスト



現実があるからこそ!



夢が安心してみられる




ディズニーランドに行きたくなる~

















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