昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

オーチャードホールで『ジゼル』を見てきた

2013-06-29 07:57:00 | アート・文化

発表会が終わって、かーたんがお休みの最終日、二人でバレー『ジゼル』を見てきた。これは熊川哲也が主宰するK-バレー・カンパニーの公演だが、土曜のマチネはアレブレヒトは宮尾俊太郎。ちなみにジゼルは荒井裕子、ミルタは井上とも美、ヒラリオンは遅沢佑介。バレーはペザント・パパドゥもグラン・パパドゥもスケール大きく舞台を狭く感じさせるほどの躍動感で繰り広げられて満足だった。2幕のウィリーの森はウィリー達の競演が華やかに、おどろおどろしく迫ってきて迫力満点。ミルタの井上とも美は数々の難技を見せてくれた。ヒラリオンの遅沢佑介も好演。
それとバレーに勝るとも劣らないピットの完成度の高さ。素晴らしい演奏を聞かせてくれた。

梅雨の晴れ間バレーの席の扇かな     素閑

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カフェ・ラントマン(Cafe Landtmann)でランチ

2013-06-26 10:23:00 | グルメ

かーたんの発表会が終わって、かーたんは1週間のお休み。
何はともあれ一大イベントが無事に終わったのは喜ばしい。
そこでお祝いをしようということになった。ただ、夜は疲れているので、かーたんはあまり外に出たくないという。
そこで水曜の午後、雨が降りしきる中、表参道まで出てきた。目指すはAOビル4階の『カフェ・ラントマン』。これまでにも何回か行ったが、ウィーンのショッテンリンクはブルク劇場の横にある、名門カフェと、小田急グループのジロー・レストラン・システムがライセンス契約を結び、東京に誘致したもの。本場の店と比べると、大分見劣りがするが、それは致し方があるまい。
さて、この日のメニューは、ターフェルシュピッツのゼリー寄せに、ヴィーナー・シュニッツェル、ターフェル・シュピッツ、デザートにモーツァルト・トルテとアップフェル・シュトゥルーデル。コーヒーはモーツァルトとマリア・テレジア。ビールを注文したのは言うまでもない。
食事は大変満足できるものだった。2時間ほどかーたんと駄弁って三軒茶屋からご帰館。家に着いたのは4時過ぎだった。

梅雨滂沱言いにくきこと妻に言う     素閑

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かーたんの発表会(中町ふれあいホール)

2013-06-23 07:23:00 | 日記・エッセイ・コラム

ついにかーたん主催の音楽教室の発表会がやってきた。これは、クリスマスと並んで、かーたんの年間の最大のイベントである。
早朝、ギブアウェイやら衣装やらを詰め込んだ特大のリモワを引きずって門の外に出、オカブがタクシーを誘導してくる。荷物を積み込み、はや出発。20分ほどの行程である。
現地に着いてまずは会場の設営。それから先生方のお昼のお弁当を買ってこなければならない。10時からはもうリハーサルの開始。目も回る忙しさだ。ここで照明、音響の調整や、盛り花の搬入などをこなさなければならない。先生方の篤い助けがなければとてもこなせない。
そして午後1時半本番開演。まずは幼稚園生から・・・拙いながらも真剣にピアノに向かって弾く表情はなんとも可愛い。
10分の休憩を挟んで後半。小学6年生の二大スターは今年はモーツァルトとベートーヴェン。素晴らしい演奏だった。
ちなみにオカブの今年のフルート演奏はラヴェルの『逝ける王女のためのパヴァーヌ』。練習時間が取れないので、テクニック的に簡単なものをという観点から選曲したのだが結果的に難曲だった。
大人の出演はオカブと、クラリネットとピアノのお父さん、それに最後の講師演奏のかーたん。今年はシューマンの歌曲とグノーの『ファウスト』からアリア。
お疲れ様でした。もうくたくたである。伴奏のTさん、司会のDさん、ありがとうございました。
帰りもタクシーに荷物を詰め込んでご帰館。6時を回っていた。サミットで鮨弁当でも買おうと買い物に出たら突然の驟雨。ずぶ濡れになりながらも、無事イベントが終わったことにビールの祝杯を挙げる。

五月雨に心込めたる晴れ着召し     素閑

 

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ある日曜の一日

2013-06-16 06:52:00 | 日記・エッセイ・コラム

オカブはサラリーマンではないし、一応、企業の社長だが吹けば飛ぶような家族経営の会社なので、何時までに事務所に着かなければならないというプレッシャーはない。というか事務所と自宅を兼ねているので、出勤時間=起床時間ということになる。しかし、この起床時間がまたいい加減である。前夜、海外の取引先と、夜半を回って、あるいは早朝まで丁々発止やっていると、次の日、起きるのは昼前なんてことはざらだ。特に相手が北米西海岸だとこの時間が後にずれ込んでとんでもないことになる。
しかし、比較的規則正しいのは日曜である。土曜の午前中は一週間のトランザクションのまとめと金曜の晩にやった打ち合わせの記録作成でてんてこ舞いだが、午後はたいていはゆっくり休める。そこで体調と生活リズムを整えて、日曜の起床はだいたい朝の5時である。ゆったりとコーヒーを淹れ、読み溜めた新聞に目を通ししばし優雅な時を過ごす。一週間のうちでこのひと時が一番好きだ。
日曜には教会があるので8時半には家を出る。普通、日本のプロテスタントの教会は10時半から礼拝が始まるのだが、オカブは教会学校の先生なので、9時から始まる教会学校に間に合わせなければならない。ただ、家が教会と近いので、そんなに急がなくて済むのは助かる。普段はただ、子供たちの監督をしていればいいのだが時々、説教の順番が回ってくる。その時にはいけしゃあしゃあともっともらしいことを話す。
10時に教会学校が終わって、10時45分から大人の礼拝なのだが、ここはお休みタイム。牧師の説教を子守唄にぐっすりと眠らせてもらう。
昼過ぎに礼拝が終わって、同輩とお茶と菓子で寛ぎの時を持ち親睦を深め、特に午後に会議がなければ、かーたんと三茶の街に繰り出すこともある。時にはかーたんとランチなどをともにして日曜の午後の至福の時を過ごす。
今日はすずらん通りの南欧居酒屋『きゃんどる』でランチである。Aセット、スターターのサラダ、パン、コーヒーがついて1,000円。これはこの界隈でもお値打ち。口さみしいのでビールを飲む。レーベンブロイ大ジョッキ790円。この出費がやや痛い。
あとは三茶のドラッグストアなどを冷やかして三々五々帰宅するのみである。家に帰るともう何もする気がなくなる。

紫陽花や讃美歌低くこもりけり     素閑

 

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