「凡事徹底と静寂の時間」
すべての現代人に贈る、高度に発達した物質文明のなかで宗教性を失わない方法/「現代の禅的生活」とは何か/α波(アルファ波)で仕事をするための秘訣とは/凡事徹底した「弓の名人」の感動例/パソコン、インターネット依存の危険性/基本動作の徹底で、結界づくり、生霊・悪霊の撃退ができる!?/忙しい現代人でも静寂の時間を確保し、霊的交流を可能にする方法/情報の選び方、捨て方のポイント/志を下げずに精進を続けると新しい道が拓ける
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<公開情報>
所要時間:83分
種類:法話
公開期間:2016/9/4~
場所:精舎, 支部, 拠点, 布教所, 海外
https://happy-science.jp/info/lecture...
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「凡事徹底と静寂の時間―実修編―」
法話「凡事徹底と静寂の時間」の実践編として、質疑応答形式で説かれた法話/ 自分の時間をつくり、多くの人の幸福に貢献しうる人間となるために必要な智慧/慢心せず、凡事徹底を継続するための秘訣とは/若き日の大川総裁が実践した、プロフェッショナルとなるための心がけ/忙しい1日の中で、静寂の時間を生み出すための極意/文明の利器との上手な付き合い方/パソコンやスマホは本当に自分に必要なのか。単に時間を無駄にしていないかどうかを見極めるには/ 便利になっていく機械文明の中で、人間として忘れてはならないこと
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書籍「凡事徹底と静寂の時間」
第一章
【 凡事徹底と静寂の時間 】
《 どの道にも共通して見られる「凡事徹底の成果」》
●「基本動作」がきちんとできてから「応用動作」に入ることが大事
(一部抜粋)
これにはいろいろな道がありますが、おそらく、どの道でも同じようなことでしょう。
例えば、名高いコンサルタントのなかには、「企業経営は、まずは整理整頓、清掃から始まる」ということを言う人もいます。
要するに、コンサルタントとして、「工場などの整理整頓ができているかどうか。ゴミが落ちていないか」といったことを、まず見るわけです。
あるいは、トイレを見る場合もあります。やはり、トイレが汚いような会社は駄目でしょう。それは、「神経が行き届いていない」という証拠なのです。そういうこともあって、「社長が朝早くから来て、トイレ掃除をするような会社もある」といった例も出てきたりします。
結局、「基本動作」の部分を徹底的にやる精神が失われてくると、仕事がずさんになってきて、ミスが増えてくるわけです。
確かに、それぞれの人は、持ち場別に違った種類の仕事をしているのでしょう。
しかし、辿 (たど) り着くためにやらなくてはいけないことを、最初からキチッとやっていくことが大事なのです。
やはり、それができてから「応用動作」に入り、さらに「高度な判断」や「高度な付加価値のある仕事」がやって来るのだ、ということが言えるのではないでしょうか。
おそらく、禅寺でも作務 (さむ) などを非常に重視していると思いますが、このあたりをいいかげんにやっているような人は、その後、いくら座禅を組もうと、いくら本を読もうと、高い境地まで行くことはまずない、ということなのでしょう。
《 機械文明の発達のなかで、失ってはならないもの 》
●宗教と物質文明が対立する最近の事例
(一部抜粋)
現代の仕事の場合、「物質文明」とも「機械文明」とも言われるものが最高度に発展、発達している状態にあるため、どうしても、それとかかわらずにいることはできないでしょう。したがって、「このなかをどう生き抜くか」というのも、非常に大事なことだろうと思います。
例えば、機械をいじっているだけで仕事をしている気になることもあるのですが、機械の操作ばかりして、何も考えずに一日を過ごしているような可能性もあるわけです。やはり、このあたりは気をつけなくてはいけません。現代では、機械の使用を避けて通れないところはありますが、私たちのように宗教修行をしている者の場合、気をつけないと「本来の精神」を失うこともあるので、注意してほしいと思うのです。
最近では、コンピュータによる商品配送センターをやっているようなところが、“お坊さんの宅配便” を始めました。値段から、行く場所から、誰を送るかまで決めてもらい、それにのっかって “宅配” されるようなお坊さんもいて、三万や三万五千円ぐらいで行ったりしているようです。また、「それに心がこもっていないわけではない」と言ってはいますが、お寺型仏教が死滅していくであろうことは、よく分かります。
やはり、宗教には配送業者とは違うところがあるのです。もし、宅配でよければ、次には、「実際に人が行ってお経を読まずに、CD盤を送って、それをかけて終わり」ということになるかもしれないでしょう。
そういうこともあって、このあたりについては、私も、伝統的なところに対して、「危険である」と表明しています。
(一部抜粋)
●進化のなかで「基本的なこと」がおろそかになっていないか
世間はどんどん進化していくので、どうしても、宗教のなか、神話のなかにも変化は出てきます。私自身、講演をするにしても、衛星中継もしたり、それをDVDやCD化したりと、便利な道具をさまざまに使わせていただくことで、昔の人であれば、一生をかけてようやく話を聞かせることができるぐらいの範囲の人に対し、現代的には一年もかからずして聞かせることができる時代に入ってはいます。
ただ、「仏 造って魂入れず」ではありませんが、「魂の部分が抜けないようにしなければいけない」というところは、十分に気をつけなければいけないことでしょう。
例えば、お寺の坊さんが漢字を使って戒名をつくり出すのに苦労をしているわけですけれども、かつてはそれをつくって百万円ないしは四百万円など、高い戒名代をもらったりしていたのが、最近の人は漢字に弱くなっていることもあって、だんだん思いつかなくなってきています。
そこで、コンピュータに亡くなった人の生前の経歴、学歴や仕事等、さまざまな情報をインプットすると、適当な戒名を示してくれる便利なソフト等を売り出しているところもあるようです。…坊さんの苦しみを取り去ったという点でのメリットはあるかもしれないものの、やはり、「ありがたみ」というものを消し去ったところは大きいだろうと思うのです。そういった職業的なものの “ハート” に当たるものは忘れてはならないのではないでしょうか。
料理などにもそういうところはあるでしょう。例えば、料理の職人が十年間ほど修行して学んだものには、目に見えないノウハウがそうとうあるはずです。機械でつくれるようなものもあることはありますが、では、「機械が握ってくれる百円の寿司と、寿司職人が握った一万円も取るような寿司とが、同じかそうでないか」ということです。(中略)
さらに、碁や将棋の世界では、名人がコンピュータに敗れるようなことも出てきています。
したがって、それらの進化を単に喜んでいればよいだけではなく、職業によっては危なくなるものもあれば、本当は大事であったものが忘れられる場合もあるということは知っておいてください。
そのように、“進んだ世界” に生きていると、当たり前の仕事、平凡な些事 (さじ)、つまらない仕事と思われる「凡事」がおろそかにされやすくなることがあります。
しかし、その当たり前の「基本的な動作」のところをキチッと行い、毎日し続けるのは、非常に大事なことです。自分の能力の低下を防ぎ、勘を磨き続けるためには大事なことなのです。
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当たり前にやるべきことを、おろそかにしてきて・・・・
(;゚ Д゚) えぇぇぇーー!!って
驚くような現象に気が付く日々です。
何度も、何度も読み直しています。入ってこなくて・・
ようやく反省に入ってます。(´。`;)
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というか、掃除の仕方が分からないということですかね。
普通に掃除しようとすれば、内装まで汚れる始末でw