春の息吹

3月の残りはあと1週間とちょっとだけ。

春の訪れとともに慌ただしくなってきた院内で従業員が一生懸命新しいスタッフに仕事を教えている。

最近は白鳥の鳴き声も聞こえなくなってきたからもう新しい場所へと旅立ってしまったのかな。

仕事の合間にふとそんなことを考えて。

まるで他人事のようにその風景を見ていた僕だったから、昨年の終わりに自分が従業員に放った言葉が突き刺さる。

立つ鳥跡を濁さず！

辞める時にその人が今迄どう働いてきたかの真意が解るんだぞ！

そんな偉そうな僕の言葉達。

本当なんだなぁって今迄そう思っています。

この5年間どのくらい僕は助けてもらってきたのだろう。

どのくらい僕は働く勇気を貰ってきたんだろう。

終わりの日が近づいてくる程にそれがはっきりと鮮明になってくる。

ふと僕の仕事の終わりはどうなんだろうなんてことを考えて。

もう何かのせいにする人生は終わりにしよう。

自分の為だけではない、何かの為に頑張れる自分になろう。

今は本当にありがとうという感謝の言葉と、本当に結婚おめでとうという祝福の言葉しか見つからないけれど。

春の息吹の匂いとともに新しい季節が近づいてきて、新しい僕もスタート出来る様に。

今の感謝の気持ちを忘れずに、これからの僕の40代はそうあれる様に、それを僕は忘れない様にしようと思いました。