さくまひろしのBlog

小浜市在住 さくまひろしの個人ブログです。

北陸新幹線の敦賀以西ルートの行方

2015-09-11 17:23:47 | 日記

 

 

北陸新幹線の敦賀以西のルートをめぐり、福井県、石川県、滋賀県、京都府の思惑の違いが鮮明になり、いろんな動きが出てまいりました。

 ここに来て、福井県議会が「若狭(小浜)ルートの早期実現を求める意見書案を可決したのに対し、石川県側は最大会派の自民が「米原ルート」を求める決議案提出の方針を固め、金沢開業まで同一歩調だったのが、足並みが乱れてしまいました。

また、若狭(小浜)ルートはこれまで小浜市から京都府亀岡市付近を通るルートが主に議論されてきました。

京都府内では小浜を通り舞鶴を通らせては、といった声もあるようです。

そこに、JR西日本が鉄道会社として観光需要の取り組みや経済効果などで有利とした小浜市付近から南下し京都駅に接続し、京都-大阪間を「大深度地下」を利用した案を国に提案する発表しました。

金沢-敦賀間の2023年春開業は決定され、敦賀以西のルートについて与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム検討委員会(高木毅委員長)で検証し、いろんな案を議論し2年以内に結論を出すとのことです。

敦賀以西のルートについては、
1.小浜、亀岡を通って新大阪に繋ぐ当初案(若狭ルート)
2.湖西線に沿って京都に繋ぐ案(湖西ルート)
3.米原に接続して、東海道新幹線と接続する案(米原ルート)


の3案があり、またルートが決まるまでは暫定的にフリーゲージトレインで運行することも考えられていました。

最近出てきたJR西の案

4.小浜市付近から南下し京都駅に接続し、京都-大阪間を「大深度地下」を利用するとした案(小浜京都ルート)

この新案にも2つのルートが考えられるともあります?

小浜ルートは、小浜「駅」と大津市(堅田?)を経由し京都駅に至るものです。小浜駅経由案は京都駅に通そうとすると小浜駅通過後にきくS字カーブを描くルートになると考えられ、また最短で突っ切ろうとすると県境の山岳地帯を突破する必要が出てきます。

5.小浜市近傍の上中に新幹線駅を併設し、上中~高島市朽木をトンネルで通し、その後はR367に沿った後、比良山地を突っ切り堅田を経由して京都に至る(上中ルート)

上中ルートは、湖西線とそこまで被らないですし、堅田に新駅をつくったとしても、性質上湖西線と被るルートには当たらないので、滋賀県側も懸案だった経営分離問題も解消でき、さらには北陸と関西をJR西日本一社で管理できるというメリットがあるといいます。

京都~新大阪は深度地下を利用するような案となっており、大深度地下は権利者の許諾、ま大た使用料がかからない。地下トンネルは深さよりも距離で決、6キロ200億円で完成したとされる津軽蓬田トンネルの例を考えまるそうなのでれば(若干の上乗せは当然に考えなければならないが)、1km50億円ぐらいで掘れて京都~新大阪は40kmぐらいで、単純計算で2000億円という情報もあります。

 どのルートも一長一短でどれが政治的にベストな案かをしっかり議論していただき、一刻も早い決定を願うばかりです。


個人的な感想は、小浜-京都ルート案について8月31日にブログに書いていますが、それぞれの立場での思惑も理解しながら、注視したいと思っています。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
京都駅へ (杉本泰俊)
2015-09-12 21:14:42
世界遺産登録の京都と日本遺産登録の小浜を是非とも結んで貰いたいですね!
返信する

コメントを投稿