さくまひろしのBlog

小浜市在住 さくまひろしの個人ブログです。

29年秋、視察記

2017-11-24 16:40:48 | 日記

10月12日新幹線早期開業特別委員会視察

 [新高岡駅]

高岡市、人口173,427人(小浜市29,512人)高齢化率32.2(小浜市31.5)、

高岡駅と新高岡駅の広域的位置づけとまちづくり視察を行いました。

高岡市議会会館で、新幹線開業までの準備、まちづくり構想決定までのプロセ

ス研修後、新高岡駅の周辺整備を実際に見てまわりました。

新幹線開業から3年目で観光に力を入れ、誘客施策についても積極的に展開していて、観光地の入込数、宿泊客数の増加、観光地の飲食店等新規開業数の増加と成果があったようです。

新幹線駅が出来た市でもストック効果が大きいところとストロ―現象が起きれしまうところもあるようです。

北陸新幹線大阪まで全線開通を北海道より早く15年で開業出来るように要望活動していくとともに、34年敦賀開業に合わせて明確なビジョンに沿った新幹線駅とその周辺整備の準備が必要と思います。

25日.茨城県龍ケ崎市視察

【子育て環境日本一を目指す取り組みについて】

龍ケ崎市は、市長の育児休業を率先して行い、男性職員の育児休業率100%の市で子育て支援都市しています。、

佐貫駅東ロータリーに龍ケ崎市駅前こどもステーションを運営(29年度3,416万円の運営予算)[子育て支援センター]と通勤の関係で保育所などへの送迎が難しい保護者の代わり、各施設までの送迎する[送迎ステーション]の二つの機能です。また、ふるさと納税を活用したマタニティー助成、4歳児の目の検診など数多くの事業を展開しています。

小浜市が取り組んでいる子育て環境の改善と定住人口の増加政策にとって、龍ケ崎市の[子どもと住みたいまちづくり❗️]を目指したきめ細かい取り組みの施策を参考にして小浜市の現状に即した環境整備を目指したいと思います。

26日.神奈川県秦野市

【公共施設再配置推進事について】

人口減少の進み財政運営が厳しい中、床面積を削減しながら公共施設の機能を適切に維持いくために秦野市は[施設白書]を作成し、市民へ啓発して計画的に進めています。

ハコモノやインフラの公共施設について、早くから再配置、統廃合の取り組み、公共施設の延べ床面積31%削減を掲げ事業展開しています。

昭和40年から50年代にかけて、経済成長の波に乗り、どの自治体も多くの公共施設がつくられました。

これらの公共施設は老朽化が進行し、大規模な修繕や改修のために多額の財源が必要となり、今後国や県からの社貸本の整備に期待できない現状で次世代に大きな負担を強いられる恐れがあります。

公共施設の稼働率の悪いところを見直し、保険福祉センターに200万円/年で郵便局を誘致して住民票交付が出来るようにしています。

持続可能な自治体運営に向かって先進的な取り組みに対し、市民の70%が理解して協力しているということでした。

今後、小浜市交付施設再配置計画を進めて、住民福祉向上を保ちつつ次世代負担の軽減を図ることの重要性を痛感いたしました。

27日.埼玉県川越市

【認知症施策と家族支援について】

H20年~認知症サポート養成講座、H23年~認知症家族介護教室(試行)

若年性認知症の人を介護する市民から[介護マーク]の要望を受け、H24年~介護マーク貸出事業、認知症家族介護教室及びフォローアップ事業(オレンジカフェ)、市民後見推進事業、啓発パンフ作成して実施しています。

H25年~高齢者またはその家族に対して専門医が相談に応じて、身体的、精神的負担の軽減を図り、課題に応じた適切なサービス等の利用につなげる。

小浜市も29年4月から地域包括支援センターを市直営と社会福祉協議会との2か所体制にして、介護なんでも相談窓口の充実に取り組んでいます。

川越市の先進的な取り組みの中、個人情報保護の観点からも家族との連携が必要なこと、若年性認知症の方の把握が困難なことなど多くの課題を見つけられた視察になりました。

28日.嶺南広域行政組合視察

【養老鉄道の企画列車等による利用促進施策】

養老線は平成19年10月1日より近畿日本鉄道株式会から経営分離され、養老鉄道株式会社が施設車両を貸借して路線の運営を行なっています。

毎年10億円の赤字を抱え、朝夕の通勤通学輸送以外の時間帯は利用者が少ない路線の企画が注目を浴びました。

1.サイクルトレイン導入は主婦の買い物や病院通う手段、クラブ通いの学生などで年間7000人の利用で、地元9;観光1の比率。

2.[薬膳列車]を平成21年に開始、最初は珍しさもあり順調だったが徐々に減少、27年から[ふるさと旅行券]効果や旅行会社へのセールスで回復。

3.[ねこカフェ列車]トレンドである猫に注目し、列車内で猫と触れ合える。全国からの申し込みがあり、3時間で定員に達し300人のキャンセル待ち。

敦賀⇄高浜の小浜線でこの様な取り組むが出来ないか提案していくのに勉強になる視察になりました。

担当者からの「地域鉄道は廃止するのは簡単だが、復活は大変です。駅周辺のみならず地価が下がりますから税収面でも自治体の弱みです!]には赤字の小浜線のも言える切実な問題です。

さて、嶺南鉄道整備基金は、嶺南地域の鉄道整備を促進し、地域の振興と活性化を図ることを目的とした基金で、積みあがった基金残高は、嶺南6市町、県の合計80億7220万円になっています。

今後のこの基金の取り扱いについては、嶺南地域の振興や各市町の振興に資する方向で今年度に県と嶺南6市町で協議されます。

私の提案ですが、小浜線(敦賀⇔舞鶴)に「京丹後鉄道」や「薬膳鉄道」のように食事の出来る列車を走らせ「御食国わかさ絶景楽しむ列車の旅」(仮称)とし、「御食国わかさ号」(仮称)を運行してはと思います。

実現するにはJR西日本、福井県、嶺南市町とで協議していく中で、クリアすべき問題も出てくるでしょうが、夢のあるプロジェクトになると考えます。  

 

 

11月6日   長野県伊那市

【伊那食品工業株式会社】視察

残したい会社日本の会社ベスト3に入り「企業理念が末端まで届く会社」が、地域に素晴らしい影響を与え、の三方よし社会まで作っています。

経営とは如何に社員やその周りの人を幸せに出来るか、手段なはずの利益が目的になっていないかと、今の日本企業の偽造や隠ぺい問題を考えさせられます。

1.トイレ掃除は素手でする

2.従業員の車はピッタリ前を並べて駐車

3.社員が朝はだけでなく休日まで掃除

誰の指示ではなく社員同士で実行されて社員が自分の為に考えて行動する社風に驚くばかりです。

年輪経営…毎年少しずつ無理せず成長していくには売り上げや利益の追求でなく、会社と社員やまわりの人達が社会に認められること‼️

『社員の健康、幸せが大事』副社長塚越氏のお話しを聞かせてもらいました。

訪問させていただき、「お客様の喜ぶ笑顔のために」が一番でない会社理念と社員の笑顔に感動させられました。

毎年20人の採用試験に1200人の大学生の募集がある素晴らしい会社です。

小浜市内の企業や市庁舎においても、伊那食品工業株式会社のようなモチベーションを発揮できる環境を創れるかが、未来を創造する原点だと思います。

これらの視察で得たたくさんのことを、しっかり提案していきたいと思います。