視点よ、再び . . . 本文を読む
※この記事は最初アップしたものに修正を施したものです。
好きだ
「好きだ」この文には「何が」の部分が必要だ。少なくとも、それがあることを受け手は期待する。
ということで、次の二つを見てみよう。
・彼は好きだ。
・彼が好きだ。
これではどこか落ち着きがない。「何が」の部分が確定しないからだ。だから、これらをそれぞれ
・彼は彼女が好きだ。
・彼女は彼が好きだ。
に直せばすっきりする . . . 本文を読む
ええ、誰が興味を持っているか分からない、しかし、本人の中では割かし楽しく、半ば企画化した「私の文章の書き方」ならぬ「亭主改装計画」ならぬ「遅筆改善計画」なんですが……、一応さっき紹介した「書きなぐり文体」で一時間やってみました。これくらいの量行きました。
ご参考までに。
―*―*―(以下、書きなぐり)―*―*―
私は今、雪の中を歩いている。吐く息は白く、空は青い。何かを探しているか . . . 本文を読む
太宰は「あ~、こういう終わらせ方するのね」という感じでした。いい声してました。
で、続きです。
先の書きなぐりですが、どうでしょう? 厳密にプロットの一部というようなものとは呼べませんね。
しかし、ストーリーそのものでもない。
つまり、ある程度小説しちゃってるわけです。
そして、こういう感じで行くならば、あーっという間に何枚も書き連ねることは出来るわけです(私は)。それで「あー、すら . . . 本文を読む
私の文章の作り方(及び遅筆の作られ方)の続きです。
前回、出だしは「とりあえず」
雪の中を歩く。吐く息は白く、空は青い。視界に打ち寄せる景色が、繰り返される切実な旋律として私の胸を締め付ける。
ということで、落ち着きました。
では、その続きを書きたいと思います。急遽そういうことにしたのですが。
ポイントは「私の胸を締め付ける」、これをそのままで終わらせないことです。
ということ . . . 本文を読む
余り真似しない方がいいよという意味で、今までの私の書き方を公開します。
具体例を挙げます。
まず、漠然としたイメージを元に、適当に書き始める。ちなみに、一人称。
・歩を進める度に波のように私の視界に打ち寄せる白一面の雪景色が、……
この段階で「読み辛いな」と感じる。
削れるところは削り、分けられるところは分ける。
特に、「私」はなるべく無駄に使いたくない。後々、どうしても主体を明 . . . 本文を読む