コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

STAR DRIVER 輝きのタクト 第20話「描かれたあの日の虹」感想

2011-02-20 23:02:32 | STAR DRIVER 輝きのタクト(2010秋-11冬)

 今回、いよいよタクトの両親のことなど、過去のことが明らかに。意外な設定が結構あって驚きました。とりあえずヘッドは色々反省するべき…。タクト達はこうなってほしくないです…。


 はじめは綺羅星十字団サイドの話から。サイバディの復元を進める綺羅星十字団。だからマドカもまだ諦めていなかったんですね…。
 バニシングエージはこの先の展開のことを考えていました。封印を破った後や、核攻撃のことまで…。なんだかタクトの扱いがあれな件…。そう強がっていたバニシングエージのメンバー達でしたが、実は皆、サイバディの復元リスクを恐れ、戦う順番を遅らせているみたいです。なんだかここだけみるとやっぱり口だけに思えます…。

 そんな様子を見ていた綺麗星十字団の議長・カタシロはヘッドを見て、過去のことを思い出します。そしていよいよ過去が明らかに…。その頃2人は友人でした。この時のカタシロ若いです。それと反対にまったく年をとっていないのがヘッド。これもフェーズの力によるものなんでしょうか…?
 カタシロにはソラという婚約者がいたみたいですが、あまり打ち解けていないようです。この2人の関係はどこかスガタとワコに重なります。
 そんな中、虹を見るソラ。ソラはカタシロと手を繋ごうとしますが、二人の距離はまだ遠く…。ソラはカタシロに想いを寄せているようでしたが、カタシロはソラを好きだというそぶりを見せません…。
 そんな微妙な空気が流れる中、そこにヘッド=トキオが絵を描きにきます。カタシロはその絵に見入られ、トキオに興味を持つように。そしてソラを描きたいというトキオ…。そうして3人の付き合いが始まろうとしていました。に、してもここのトキオの絵っていうのはいいね…狙っているようにしか思えませんでした…。とりあえずこれであの島にある絵を描いていたのがヘッドだとも確定しました。
 ここで当時のヘッドの名が「ツナシトキオ」だと明らかに。どうやらヘッドこそがタクトの父親のようです――。今までも感想巡回をしている中で考察は見かけていましたが、まさかこうくるとは…。とりあえず何故ヘッドは年を取っていないのか…そこがとても気になります。

 その頃タクトは家事を手伝っていました。ワコはお気に入りの場所で昼寝。そんなワコをタクトはじっと見つめていました。
 と、ここで庭に出たスガタがワコにキスを…!これにはタクト達も驚き。ワコ、スガタ二人を見つめるタクトは何を思うのでしょうか…?

 ケイトに話しかけるリョウ。そして綺羅星をして、お互いが何者か確認し合います。ケイト、悪女っぽい…。リョウはヘッドが封印をとかない理由をケイトにたずねますが、これにケイトはこう答えます。

「時期があるのよ」

 やはり何か理由がありそうですが…?その頃ヘッドは黒髪の青年の見舞いにきていました。そしてそんなヘッドを見て、カタシロはまたヘッドに疑問を持ちます――

「お前は彼女を愛しているのか…?」

 昔の話に。あれからトキオとソラは愛し合う関係に…。そんなトキオに嫉妬するカタシロ…。ソラはもうカタシロに振り向いてくれず…。カタシロもソラのことを大事には想っているようでしたが、その想いを表に出そうとはしませんでした。
 そしてその後トキオは綺羅星十字団の話をカタシロに…。カタシロは綺羅星十字団を引き継ぐその一族でした。カタシロもそのシルシを持っているようです。
 で、トキオの家にもシルシがあるものの、それを父…つまりタクトのじっちゃんはシルシを継がせてくれなかったようです。そしてトキオはそのことに不満を持っているようで…。ヘッドの目的が色々見えてきました。
 またカタシロは未来を見る力を持っていましたが、この先の自分の未来を見ることが嫌になり、目を潰してしまいます――。なんだかどんどん暗い展開に…。

 トキオはシルシを得るために島で暗躍していました。そしてトキオはマキバシンゴという青年に取り入り、シルシを手に入れる段取りを整えます。シンゴもヘッドに渡す気満々。にしてもこの2人のやり取りがBLっぽくてぞっとしました…。シンゴはもっと重要キャラになるかと思っていましたが、あまりそうではなさそうですね…。
 で、ここからトキオはミヤギレイジと名乗るように。過去の自分と決別する気のようです。どんどん人に取り入るトキオにカタシロも感心…。ヘッド昔からタラシだったんですね…。

 そして現在。昏睡状態にあるシンゴの覚醒が近づいていました…。ヘッドもまたサイバディの復元リスクを恐れ、覚醒をタイミングに合わせようとしているみたいです。


 後半。のんびりするタクトの元にケイトが。そこでケイトは母の話をはじめます。どうやらケイトの実の母親はもう亡くなっているみたいです。カラオケボックスの女の人は叔母さんでした。ケイトにも何か事情がありそうです。
 そしてケイトはワコに歌っていたことを言わなかったことを感謝。その流れでタクトはワコとスガタのことをケイトに聞こうとします。ケイトは心の整理がついたのか、ワコとスガタ、二人とも仲良くしてくれたものの、自分は邪魔者なのではないかと、その不安をタクトに明かします…。まだ関係修復の可能性は残っていそうですが…。

 が、ここで第1フェーズの力でハブに憑依したリョウがタクトを噛み、タクトが死に掛けてしまいます…。ですがケイトの応急処置のおかげでどうにか助かります。妙にこういうことに慣れていそうなケイトですが、何故なんでしょうか…?
 そして処置をした後、タクトは病院に運ばれていきます。でもタクトはゼロ時間に――。リョウはこれを狙ってタクトを襲ったようです。これは卑怯くさいです…。まあこれぐらいしないと今のタクトには勝てないので仕方ないのかも…。
 タクトはどうにかアプリボワゼをして戦おうとしますが、やはり苦しいようで…。ワコも襲われかけ、タクトピンチです…。スガタが王の柱の力で守ろうとしますが、やっぱり通用せず。ここ数話スガタの存在意義がよく分からなくなってきました…。
 ですがここで助けに入ったのは意外にもコウ。コウはヘッド派のようです。こうして敵は勝手に仲間割れを。まあなんというか…。そしてタクトこの隙を見逃さず、攻撃!タクトも結構やりますね…。そうしていつもどおり相手を撃破。やっぱりこういう卑怯なまねは通用しないようです。


 その後水遊びするタクト達。ここで虹が出るのが色々な意味でうまいなと感じました。まだタクト達には希望があるのかもしれません。そんな姿をみてカタシロは昔の自分達を思い出します――。そしてタクトが渡したワコの懐中時計を見て動揺します…。
 ヘッドまた昔の話に。シルシを渡す前に深い眠りにおちてしまったシンゴ…。トキオはそのことにただただ呆然…。恋人のソラのことすら忘れていました。
 ソラとカタシロ。カタシロですらトキオの絵が好きだったと、今のトキオに失望感を抱いていました。そしてカタシロは三人仲良くできなかったことを悔やみます…。そのことに今になってと反発するソラ…。またこの頃ソラはタクトを身ごもっていました。やっぱりタクトはヘッドの子だったんですね…。
 ここでカタシロはソラに懐中時計を渡し、自分の想いをソラに伝えます――。カタシロが昔から大事に持っていた懐中時計、そこにはソラの写真が――。あの懐中時計それでソラは今になってようやくカタシロの想いを知り悔やみます…。とにかく皆、不器用すぎました…。
 それからソラは生まれた子をトキオの実家に連れて行きますが、その後ソラは消息不明に…。一体ソラはどこに行ってしまったんでしょうか…?
 そしてカタシロは未来を見ることが嫌になったと、トキオにシルシを譲ることを決めます…。カタシロにはこうなることが見ていたようです…。

 そうして時は現在に。シンゴの目覚めの時も近づいていました。そんな中、話はソラの話題になりますが、ヘッドはソラはいつこの島からいなくなったのか思い出せないと呟きます…。ヘッド、最低です…。
 そしてヘッドの心がゼロ時間に捕らわれているのではないかと考えるカタシロで今回はおしまい…。誰かヘッドの目を覚まさせる必要があるのかも…。

 思った以上に暗いカタシロ、ソラ、トキオの昔話でした…。タクトが生まれるまでの流れが暗く、滅入りました…。でもタクトがこの先この事実にどう立ち向かっていくのかますます気になってきました。タクトには最後盛大にヘッドを打ち負かしてほしいです…。


 次回は「リビドーなお年頃」サイバディの状態を人為的に第3フェーズ以上に進めることができる画期的な装置「オーバーフェーズ・システム」が完成、マドカがまたタクトに戦いを挑むことになりそうです。いつも通りタクトが勝つのでしょうか、それとも…。あと気多の巫女再登場が気になります!一体これから何が起こるのでしょうか…?

 ではまた次回に!