さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

網走監獄博物館 2

2018年05月07日 | 北海道シリーズ



こちらは仮の宿舎。「動く監獄」とも呼ばれたそうです。北海道に送られた囚人の数は、
施設が収容できる人数をはるかに超えてしまい、あとはあちこちの作業場で働かされる
ために、こういった簡単に作れる宿舎に入れられたそうです。



そしてこうやって雑魚寝。寒そうだー。ちなみに枕が一本の丸太でしょ?朝、起こすときに
この丸太をブッ叩いたそうです。脳みそシェイク・アップ!



そういえば、網走刑務所は布団から顔が出ていると、鼻が凍傷になったと聞いたことが
あります。こういう動く監獄では、もっとひどかったかも?



作業場。囚人はいろいろと働かされたのです。だから「お勤めご苦労様です」って言うんだね。



右のお人形さん、もうちょっといいカツラにしてあげようよ。。。



漬物庫。なんとこの大樽には、大根が3000本も入ったそうです。俺、それを燻製にして
「いぶりがっこ」にしてもらって、熱燗がほしいなー。



「監獄歴史館」といって、いろんな展示が並んでいる建物でした。この写真になった人、
俺だったらなんかやだなー。ちなみにここは、現代の監獄。



監獄ってけっこうギュウギュウに詰め込まれるもんだから、布団を敷くときに「領土争い」で
けんかになることが多々あるとか。くっついて寝てて、お隣さんがこっち向いてたりしたら
やだなーーー。やだ、と思って反対側向いたら、そっちもこっち向いてたりしてー。

乱暴でからんでくるやつ、イビキのひどいやつ、泣いてるやつ、あらゆる不愉快さを凝縮した
連中と寝食すべて共にするって、それだけでも地獄ですな。



うん、是非個室にしてほしい。何年も誰とも話さなくてもいいです。



足枷だー。こんなんはめられたらたまらんだろなー。



右下の鉄の玉がついたやつ、なんか映画で奴隷がつけられているの見たことありますねー。

左上の「カニ錠」ってなんだ? カニさんの形に似ているか?
これ、4つの輪があるでしょ。両手両足を入れて、ぎゅっと締めつけるそうです。
腹が出ている人が苦手な、柔軟体操で足先に両手をくっつけるようなスタイルになって、
長時間そのままにさせられるそうです。じきに背中や腰に激痛が走るが、体をまっすぐに
することはできない。あまりの苦しさに、口から泡を吹いて失神するから「カニ」なんだ
そうです。

こういう拷問の道具まで使わないと、大人しくさせられないような連中がいたってことか。
しかし人権蹂躙もはなはだしいですなあ。。。



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