「今、みっちゃんは、頂上の見えへん山を登ってるんや」
「えっ、頂上の見えへん山?」
「そうや。頂上の見える山は低い。頂上の見えへん山は高い。だけど、頂上にたどり着いたときの喜びは、どっちのほうが大きいと思う?」
「そら、頂上の見えへん高い山のほうやわ」
「そうやろ、頂上の見えへん山に登っているんや。今、6合目まできてるんや。あと、もう少しや」
(「だから、あなたも生きぬいて」大平光代著より)
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フルマラソンは、私にとって、「頂上の見えない山」です。一年半前までは、自分には無理と決めつけていて、あこがれるだけで一歩も踏み込んでいませんでした。
そして、少しずつ少しずつ前に進んできました。私もやっと6合目まで来れたような気がします。でも、ここからが急な斜面になってゆくのでしょうね!