かつては駅だったというバスターミナルに降りコインロッカーにボストンバッグを入れる。
旅に出る前、あらかじめ商店街のサイトにコルトを見学させて欲しい旨のメールを出したら
「鍵は商工会議所が持っているので借りてきます。当日は〇〇にいらして下さい」と丁重な返信を頂いていた。
なんというお心遣い(涙)
担当の方と逢い挨拶を済ませついに念願のサンヨーコルトと対面。
思い起こせば数年前、ネットオークションでコルトを検索していると現存していたのが奇跡な同車を見つけて旧車の掲示板に書き込みをした。そこでもちょっとした話題になったのだが終了を待たずに取り消された。
ただでさえ珍しいコルトFバン。それも電気屋カラー。
行く末がとても気になった。いつかどこかのイベントでシャコタン等の変わり果てた姿で現れたら号泣ものだな、と心配していた。
それからしばらくしたある日、豊後高田を訪れた人のブログにあのコルトFバンがチラッと写っていた。
そうか、あそこの商店街に収まったのか。それなら安心だ。と胸をなでおろした。
そんな想いがあった車。
しかし…

ホコリまみれで蜘蛛の巣も張っている状態でした(涙)



蔵の軒下に展示されているのでボンネット先端は雨で錆が出ている。
「将来は蔵の中に展示スペースを設けます。それまではここに置きます」
それまで腐らなければいいけど・・・
エンジンはバッテリーがあがってしまい掛けられません。
車検も切っていました。
せめて洗ってキレイにしてあげたい。
「こんな事もあろうかと」家から埋蔵金ならぬ「マイぞうきん」を持ってきたのだがバス停のコインロッカーに入れたカバンの中だ(真田志郎さんにはなれないな。分かる人だけ分かって下さい)。
係の人に失礼を承知で「私にぞうきんとバケツを貸して下さい」と懇願した。
『お客様にそんな事をして頂く訳には…』と断られるがそれでも頼み込む。
『本当に宜しいのですか?』
と恐縮されタオルとバケツを貸してくれた。
本来ならホコリをはらってからなのだが洗車用具の用意も無いとの事なので仕方ない。
時期は11月なので寒いが暑くなってきたのでシャツ一枚になる。
なんと小雨も降ってきた。
遠い旅先の地で頼まれてもいないのに人の車を洗う私・・・
濃い旅だな
『懐かしい車だねぇ~!』
観光客から見れば私はこの街のスタッフにしか見えないのだろう。
洗っているといろいろな人から声を掛けられる。
ここで無視しては昭和の街に迷惑となるので気合を入れて
「懐かしいでしょう~!この車はですね、電気屋のおばさんが・・・《略》」
笑顔で解説する。目が合った人にはこちらから挨拶!
『トイレどこですか?』
「あ・・・あちらの角を曲がりまして・・・(汗)」
私は何をしているんだ?
それでも洗いながらこの車の歴史や自分のコルトの事を考える。
バケツの水がすぐに真っ黒になるので何度も交換した。
ここまで来たのでワックスを掛けたい。が、ワックスの用意も無い。
担当の方が
「私の車に積んであるので宜しければ・・」
と取りに行ってくれた。
かなり時間が掛かってしまったが、やっと終了♪


自分で言うのも何ですが
う~ん、キレイだ!
例えれば、ほったらかしの不動車にしか見えなかったのが
本当に電気屋さんが何かの用事で立ち寄った、みたいに見える。


それにしてもマイコニックビデオというのも懐かしい。
中村さんちはマックロードだったっけ?
何も整備をした訳ではなくただ洗っただけ。
それでもコルトFバンの顔は喜んでいるように見えた。
私は帰るけど、いつまでも元気でね
心の中で、そうつぶやいた
それから一ヶ月位経ち、NHKで豊後高田のあの街が紹介されていた。
蔵の前で開かれた座談会の後ろにはあのコルトがいた。
ホコリまみれではないその姿を再び見られて嬉しかった。

旅に出る前、あらかじめ商店街のサイトにコルトを見学させて欲しい旨のメールを出したら
「鍵は商工会議所が持っているので借りてきます。当日は〇〇にいらして下さい」と丁重な返信を頂いていた。
なんというお心遣い(涙)
担当の方と逢い挨拶を済ませついに念願のサンヨーコルトと対面。
思い起こせば数年前、ネットオークションでコルトを検索していると現存していたのが奇跡な同車を見つけて旧車の掲示板に書き込みをした。そこでもちょっとした話題になったのだが終了を待たずに取り消された。
ただでさえ珍しいコルトFバン。それも電気屋カラー。
行く末がとても気になった。いつかどこかのイベントでシャコタン等の変わり果てた姿で現れたら号泣ものだな、と心配していた。
それからしばらくしたある日、豊後高田を訪れた人のブログにあのコルトFバンがチラッと写っていた。
そうか、あそこの商店街に収まったのか。それなら安心だ。と胸をなでおろした。
そんな想いがあった車。
しかし…

ホコリまみれで蜘蛛の巣も張っている状態でした(涙)



蔵の軒下に展示されているのでボンネット先端は雨で錆が出ている。
「将来は蔵の中に展示スペースを設けます。それまではここに置きます」
それまで腐らなければいいけど・・・

エンジンはバッテリーがあがってしまい掛けられません。
車検も切っていました。
せめて洗ってキレイにしてあげたい。
「こんな事もあろうかと」家から埋蔵金ならぬ「マイぞうきん」を持ってきたのだがバス停のコインロッカーに入れたカバンの中だ(真田志郎さんにはなれないな。分かる人だけ分かって下さい)。
係の人に失礼を承知で「私にぞうきんとバケツを貸して下さい」と懇願した。
『お客様にそんな事をして頂く訳には…』と断られるがそれでも頼み込む。
『本当に宜しいのですか?』
と恐縮されタオルとバケツを貸してくれた。
本来ならホコリをはらってからなのだが洗車用具の用意も無いとの事なので仕方ない。
時期は11月なので寒いが暑くなってきたのでシャツ一枚になる。
なんと小雨も降ってきた。
遠い旅先の地で頼まれてもいないのに人の車を洗う私・・・
濃い旅だな
『懐かしい車だねぇ~!』
観光客から見れば私はこの街のスタッフにしか見えないのだろう。
洗っているといろいろな人から声を掛けられる。
ここで無視しては昭和の街に迷惑となるので気合を入れて
「懐かしいでしょう~!この車はですね、電気屋のおばさんが・・・《略》」
笑顔で解説する。目が合った人にはこちらから挨拶!
『トイレどこですか?』
「あ・・・あちらの角を曲がりまして・・・(汗)」
私は何をしているんだ?
それでも洗いながらこの車の歴史や自分のコルトの事を考える。
バケツの水がすぐに真っ黒になるので何度も交換した。
ここまで来たのでワックスを掛けたい。が、ワックスの用意も無い。
担当の方が
「私の車に積んであるので宜しければ・・」
と取りに行ってくれた。
かなり時間が掛かってしまったが、やっと終了♪


自分で言うのも何ですが
う~ん、キレイだ!

例えれば、ほったらかしの不動車にしか見えなかったのが
本当に電気屋さんが何かの用事で立ち寄った、みたいに見える。


それにしてもマイコニックビデオというのも懐かしい。
中村さんちはマックロードだったっけ?
何も整備をした訳ではなくただ洗っただけ。
それでもコルトFバンの顔は喜んでいるように見えた。
私は帰るけど、いつまでも元気でね
心の中で、そうつぶやいた
それから一ヶ月位経ち、NHKで豊後高田のあの街が紹介されていた。
蔵の前で開かれた座談会の後ろにはあのコルトがいた。
ホコリまみれではないその姿を再び見られて嬉しかった。

私にもそう見えますよ!
隣県ながら一度も訪れた事のない昭和の町。
時間が出来たら、彩雲さんが真心込めて磨いたコルトFバンに逢いに行って見ますね。
ピカピカになったコルト君は、今にも走って帰っていきそうですね。
なんか私の心も洗われました・・・
ところで、4月15日(日)に神奈川県相模原市の相模川に架かる高田橋下で、商用旧車のイベントを津久井グラージさんの呼びかけで開催します。
今年が3回目の「バストラックピクニック」で、私も“けさぶろう”ことマツダの軽三輪「K360」でお邪魔する予定ですので、もしもお越しの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声をおかけください。
見学自由 入場無料です。 商用旧車での参加も大歓迎です。
http://bonnet.gooside.com/
この場を借りての告知、失礼いたしました。
美しい行為です。
なかなかできることじゃないですよね!
忘れ去られている日本人が持っていた美徳というものを感じました。
この気持ち&行為、見習わなくては。
ウチは自分のクルマすらよう磨かないので、彩雲さんに来てもらおうかしら。でも三菱車は一台もないんだった…。
以前スカイラインジャパンの名前でカキコさせていただいた者です。
よく考えたら、日産党でないし今は7thのスカイラインしか持っていないので、名称変更です。今後ともよろしくお願いします。
彩雲4号さん、本当にすばらしいです!
西熱海ホテルの時も思いましたが、その行動力を少しでも見習おうと思います。
思い出に残りますよ
私と同様に代車でも洗ってしまう貴兄ならこの気持ちをご理解出来るかと(笑)
パパちん号さん
>>隣県ながら一度も訪れた事のない昭和の町
あらま、お近くなのにもったいない(笑)
今頃はまた黄砂で・・・
代わりに洗ってきて下され(笑)
まにまにカレチさん
>>なんか私の心も洗われました・・・
言い過ぎですよ~
>>「バストラックピクニック」~
15日は見事に出勤でした(涙)
バス見たいなぁ~ いいなぁ~
F先生
「充電器を持ってくれば・・」
と心から思いました。次は洗車用具と充電器持参です。
休憩中なのでレスはまた後で(汗)
この写真、差し支えなければ当方のブログのネタに使わせていただきたく、いかがでしょうか?