平成25年11月24日(日)にホクト文化会館(長野県県民文化会館)大ホールで19時から、また、同30日(土)キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)大ホールで14時から、信州大学交響楽団の第92回定期演奏会を聴きました。長野市での演奏家ではいつものように観客数が少なく残念でしたが、松本市の方はかなりお客さんが入りました。
はじめのステージはエロールの歌劇「ザンパ序曲でした。指揮櫻井優徳氏のもと、学生団体らしい力強い演奏でした。続く中プロは、ヴァイオリン独奏に篠原英和氏をお招きして、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番ト短調が行われました。この曲も素晴らしい曲でした。全体的に綺麗にまとめたステージでした。
メインはチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調でした。私が好きな曲で、何度も演奏会で聴いた曲でしたが、今回のこの演奏はその中でも特筆すべき出来映えのステージでした。特に長野での演奏会は、いつも多少不安のある管楽器が無難にこなし、本当に素晴らしいものとなりました。先回聴いた東京交響楽団のチャイコフスキー交響曲第5番にも勝るとも劣らない名演奏だったと言えば褒めすぎでしょうか。そのくらい素晴らしい演奏でした。