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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。

新潟メモリアルオーケストラ第33回定期演奏会

2024-09-26 07:11:27 | クラシック
 新潟市のりゅーとぴあコンサートホール(新潟市民芸術文化会館)で、令和6(2024)年9月22日(日)、午後2時から、新潟メモリアルオーケストラの第33回定期演奏会が行われました。
 新潟に向かう途中は、ゲリラ豪雨ともいえる大雨にあい、ワイパーを最速で回さなければならないほどでしたが、会場に着く頃には雨も上がり、晴れ間も出てきました。
 演目は、はじめ、レスピーギの交響詩「ローマの噴水」でした。以前も聴いたことのある曲ですが、私には大変に難しい曲で、解説を読んでもなかなかピンとこない曲です。演奏の中で、水がキラキラ落ちてくるようなイメージを感じる箇所はあっても、私にとっては難解であるということに尽きます。「ローマの松」、「ローマの祭」も同じく、レスピーギを理解することは出来ません。まだ訪れたことがないローマに訪問してみれば、多少は理解に役立つのでしょうか。
 2曲目というか、最後のステージは、スメタナの連作交響詩「わが祖国」でした。こちらは第2曲目の通称「モルダウ」が有名で、聴き慣れた曲もあったので、好感が持てました。第3曲が終了したところで20分の休憩が入り、後半3曲、計6曲を演奏しました。このオーケストラが、新潟大学管弦楽団のOB、OGを中心に構成されているとのことですが、大学生の演奏を思わせるような、迫力のあるステージでした。指揮者の工藤俊幸氏もパワフルな指揮で、オーケストラと一体になっていますた。
 こういうアットホームな演奏会は、心が洗われるように清々しく、是非、末永く続けてほしいと思いました。

東京交響楽団 軽井沢シリーズ 第3回 0歳からのコンサート

2024-08-19 17:10:09 | クラシック
 令和6(2024)年8月15日(金)11時から、軽井沢大賀ホールで、東京交響楽団による軽井沢シリーズ第3回0歳からのコンサートが行われました。毎年このコンサートを楽しみにし、一昨年、昨年に続き、今年も孫を連れて会場に向かいました。指揮者は毎年原田慶太楼氏で、この原田氏の曲と曲の間のトークが子どもたちを引きつける楽しいもので、それを聞くのも一つの楽しみです。今年は金管五重奏による演奏会でした。
 最初、ロッシーニ作曲の歌劇「ウイリアム・テル」序曲でした。軽快な音楽で馬の蹄の音や嘶くような音に、子どもたちはおとなしく聴き入っていました。帰宅途中、一度聞いただけの5歳の孫が、この曲を口ずさんでいたことには大変に驚きました。それからは子どもが飽きないように、細かな曲が沢山演奏されました。三木たかし作曲のアンパンマンのマーチ、アンパンマンたいそうは、指揮者の呼びかけもあり、子どもたちはステージ前に移動し、足踏みをしたり色々な動作で楽しんでいました。しあわせなら手をたたこうでは、実際にたたく場面に工夫を凝らし、子どもたちも参加して楽しんでいました。久石譲氏のとなりのトトロも、子どもたちの知っている曲で、途中参加型の楽しみ方が工夫されていて、あっと言う間に時間が過ぎ去りました。途中の楽器の紹介コーナーでは、質問に対し、私の孫が「ホルン」と答え、原田氏から「オー!」と称賛されていました。
 最前列のど真ん中で、最も良い席で楽しむことが出来ました。指揮者の原田氏を始め、東京交響楽団の金管五重奏団の皆様、企画や監修を担当された全ての皆様に、大変に感謝を申し上げます。

2024ジョイントコンサート in TOKYO つなごうハーモニー、その先へ

2024-07-29 13:51:03 | 合唱
 2024(令和6)年7月27日(土)午後2時30分から、タワーホール船堀5階の大ホールで、「魅了する3団体 響け、とどけ。」の演奏会を聴きに行ってきました。ここに参加した団体は、男声合唱団ZEN(長野)、上智大学グリークラブOB合唱団、そして、男声合唱団東京リーダーターフェル1925の3団体です。私は男声合唱団ZENに所属している関係で、この演奏会を聴きに行ったわけですが、当日12時半まで、築地で会議があり、その会議が終了後船堀に移動しました。
 全席自由ではありましたが、大変な人気で、入場制限がかかりそうな勢いでした、しかし、私は団員であるということや遠方からの来場者ということで、招待席を手配してくださってあり、無事に座ることができました。
 演奏の第一ステージは、男声合唱団ZENでした。おなじみのスーツに身を固めた、良く存じ上げているメンバーの面々をはじめ、指揮者の宮下荘治郎先生や伴奏の小林夏実さんたちが登壇しただけで、胸が熱くなりました。いつも練習している鈴木憲夫先生が作曲したレクイエムの曲が流れたときは、いつもの練習とは全く異なる感情の高ぶりに襲われ、目頭が熱くなり、本当に感動しました。練習場で最後に聴かせて貰った演奏より数段良くなっていて(ホールの響きの良さも違いましたが)聴きに行って良かったと、心の底から思えました。(午前中の会議で、私のプレゼンを気持ちよく終えられたことが、この気持ちの高ぶりに影響したのかもしれませんが。)
 第二ステージの上智大学グリークラブOB合唱団のイタリア愛唱曲集も良い演奏でしたし、第三ステージの男声合唱団東京リーダーターフェル1925の、男声合唱組曲沙羅の演奏は、さすがに歴史と伝統がある合唱団の威厳を感じさせる重厚な男声合唱でした。
 夜の会議に間に合わせるために第四ステージの合同演奏を聴くことが出来なかったことは、大変残念でしたが、第一ステージのレクイエムを聴くことが出来たことは、私にとって有意義なものとなりました。なかなか練習にきちんと出ることが出来ず、日頃、団員の皆様には迷惑を掛けていますが、これからは私の好きな「カンタータ土の歌」の練習に入ります。できるだけ多く出席して、仲間に加わりたいと思いました。

第73回東京六大学合唱連盟定期演奏会

2024-06-02 09:02:53 | 合唱
 2024(令和6)年5月4日(土)、パルテノン多摩大ホールにて、第73回東京六大学合唱連盟定期演奏会、いわゆる「六連」が行われました。文字通り、早稲田大学グリークラブ、慶応義塾ワグネル・ソサイエティー男声合唱団、、東京大学音楽部合唱団コールアカデミー、明治大学グリークラブ、立教大学グルークラブ、法政大学アリオンコールの東京六大学による演奏会です。元々男性合唱でしたが、新型コロナの影響で各大学とも団員数が減り、特に法政は存続の危機に見舞われたそうで、かろうじて他大学(女性を含む)の協力を得て、復活しつつあるそうです。
 恒例のエール交換から始まりました。有名な校歌などが交換されました。各大学とも73回の伝統を感じさせる、力強い演奏でした。その後、各大学の演奏に移りました。特に、早稲田大学グリークラブの「ワセグリミュージカルセレクション」、慶応義塾ワグネル・ソサイエティー男声合唱団の「輪廻」の演奏は、目を見張るものがありました。レベルも高く、相当練習を積んだ成果が現れていて、観ている人たちを感動させました。男声合唱特有の倍音をしっかりと聴くこともできました。
 合同ステージは、信長貴富作曲の男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」を、指揮、真下洋介氏、ピアノ、小田裕之氏で行われました。さすがに大人数で歌われた合同ステージは圧巻でした。
 今年は、たまたまスケジュールが調整できたので、上京して聴くことができました。感動的な時間を持てたことを嬉しく思います。

フィルハーモニック・オーケストラ・松本

2024-06-02 08:40:03 | クラシック
 指揮、近藤聡氏によるフィルハーモニック・オーケストラ・松本が2024(令和6)年4月14日(日)に、松本市音楽文化ホールにて行われました。この団体は、長野県民で構成されたオーケストラで、団員はアマチュア演奏家の方々が大部分を占めるそうです。皆さん、別々のお仕事を持ちながらも、かなり技術力の高い方たちの集まりであるとの評判を聞き、演奏会に出かけました。
 指揮者の近藤氏も信州大学の理学部卒で、特に音大を出たわけでもないのに、指揮者として様々な方面で活躍している方だそうです。
 演奏は、スッペの「軽騎兵」序曲からスタートしました。聴き慣れた音楽でもあり、しっくりと聴き入ることができました。第二ステージは、シューベルト交響曲第8番ロ短調、いわゆる「未完成」です。これもあまりに有名な曲ですが、迫力ある演奏を聴くことができました。休憩を挟んで、最後のステージは、チャイコフスキーの交響曲第4番ヘ短調、作品36でした。別々に仕事をしている方々が、いつどの様に練習を重ねたのかは分かりませんが、こちらも素晴らしいステージでした。全体を通して、とにかく迫力がありました。今まで良く聞いた、学生さんたちの演奏会のように力強さがあり、好印象を持つことができました。
 これからも定期的に演奏会をされるそうです。次回の9月22日の演奏会には、別の演奏会を聴きに行く予定が入っているために行かれませんが、可能な限り足を運びたいと思っています。