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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。

発表会

2009-12-05 23:42:27 | ミュージカル

 第28回卒業共同研究発表会、並びに第17回創作ミュージカル発表会が終わりました。演目は「2人の神様」。地球環境問題ををテーマにするということで、脚本を作り始めたときから大変に難航しました。脚本の1版ができた昨年の夏も、最後の国会議事堂の場面は固すぎるなどの意見が続出しました。音楽を作り始めました。作曲してくれない人がいる等の問題が続き、期日を決めても守られませんでした。ダンスも高校の頃のダンス部員が何人かいるからいいだろうと思っていたら、これもまた、イメージと異なる振り付けが多くて難航しました。道具作りでもまったく作ろうとしない人がいて、なかなか進みません。ゴミを崩すシーンと神の塔をどう作るかという難問は残されたままでした。衣装はデザイン画の段階からトラブルがあって先に進みません。様々なところで人間関係のトラブルが続出していました。そんなこんなで、スタートしてからしばらくの間は、暗い雰囲気、いやなムードが漂っていました。3月の合宿で脚本の3版が完成、国会議事堂が神の塔に変わった頃からクラスがまとまり出しました。

 17年間ミュージカルを指導してきて、毎年多くの、本当に多くの思い出がたくさんあります。またそれぞれの年にそれぞれの特長があります。今年の一番の特長は39人全員が一丸となって取り組んだということに尽きます。最初の大きな、また多くのトラブルが、それぞれの自覚をうみ、総務係が努力することによって、総務係を中心に全員が大きく成長したのだと思います。今年は学生たちが自主的・自発的に本当に頑張りました。もちろん舞台は、役者である学生はもちろん、観客も含めて大満足の結果に終わりました。終了後、最終チェックで一年生の総務係と全部の楽屋を回りました。本当に、髪の毛一本落ちていない状態にまできちんと掃除がなされていました。環境問題を取り上げて、それが日々の生活に結びつき、この楽屋の掃除にまで影響している様子を窺うに、テーマを自分たちのものにしきっていることを嬉しく思いました。

 打ち上げでは、一人一言で盛り上がり、みんなが感動をしている中、介護福祉専攻科の先輩から個々にプレゼントを貰い、最高潮の感激に。素晴らしい仲間と、それを支えてくれた人たち、施設などに感謝、感謝の嵐でした。

 最後に先ほど、介護福祉専攻科の学生(昨年度ミュージカルを上演)から以下のようなメールを貰いました。開示に関する本人の許可を得てありませんので、匿名で記載します。みんなの成長に、私も感謝の気持ちでいっぱいです。

 『今日はお疲れ様でした そしてミュージカル大成功おめでとうございます。去年から一年たつのは本当に早いと感じました!リハーサル、途中本番を見させて頂きましたが、道具も演技も凝っていてとても良かったです また舞台に立ってみんなでやりたいなと思いました  駐車場係をお手伝いさせていただいて、やらなければ分からない大変さや、周りの協力があってこそのミュージカルなんだなと改めて思いました!先生も本当にお疲れ様でした ありがとうございました。』