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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。

新潟大学管弦楽団第32回サマーコンサート

2011-07-05 10:03:20 | クラシック

 新潟市にある「りゅーとぴあコンサートホール」にて、7月2日(土)午後6時30分開演の、新潟大学管弦楽団による、第32回サマーコンサートに出かけました。中心部からは多少離れていたので、新潟駅から市バスで移動しました。まず、近代的なホールに驚きました。ステージがホールの中央にあり、パイプオルガンの前(ステージの後ろ)にも客席がありました。

 第1ステージ、ベートーヴェンの序曲「コリオラン」は、弦楽器の音色の素晴らしさに圧倒されました。次のハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」では、大変なホルンのソロも無難にこなし、また、それぞれのソロの持ち味を十分に発揮した、とっても楽しいステージでした。

 メインステージのチャイコフスキー交響曲第5番ホ短調では、聞き慣れた主旋律が心地よく響き渡りました。翌朝、新潟市のホテルで目覚めたとき、残響が頭の中を駆け巡っていて驚きました。それほどチャイコフスキーにはインパクトがありました。

 アンコール曲チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の「トレパック」も含めて、いずれのステージも、聞きやすい曲ばかりで、選曲のよさにも感激しました。楽しい一時を持てたこと、本当に嬉しく思いました。


東北大学交響楽団第156回定期演奏会

2011-07-01 20:56:43 | クラシック

 平成23年6月25日(土)、東日本大震災の影響で延期されていた東北大学交響楽団の第156回定期演奏会が行われました。会場も東京エレクトローンホール宮城から、仙台国際センターに変更になりました。まだ仙台の大部分のホールが修復されていない中で、この仙台国際センターは被害を受けていないかのように綺麗に整備されていました。

 第1ステージはベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の第2楽章。追悼演奏で行われたこのステージ前に、犠牲になられた方々への黙祷、指揮者の石川善美氏より挨拶(説明)と、拍手はしない旨の若干の解説がありました。コントラバスの音色が、心の奥に突き刺さるように、追悼演奏にふさわしい感動的なステージでした。

 第2ステージはワグナーの歌劇「リエンツィ」序曲、休憩の後、メインステージはシベリウス交響曲の第2番でした。話によると東北大学交響楽団の練習場が大震災で損傷を受け、まさに“流浪の楽団”状態での練習。本当に大変だったと思います。若さと情熱で、その心が伝わってくるような、学生団体ならではの感動的な演奏会でした。アンコールで演奏されたエルガーの威風堂々は、希望が持てる明るい未来を予感させる、パワフルな演奏でした。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。12月の第157回演奏会の悲愴も楽しみにしています。