今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

今日は寒かったですね。

2017年03月08日 | 徒然なるままに
寒の戻りでしょうか・・・久し振りに霜




朝一番はモズ




巣作りの材料ですね。


カシラダカ


ノスリ




霜とツクシ・・・ツクシもビックリでしょうね。


スイセン


光は暖かです。


カルガモ




馬酔木

馬酔木と書いてアセビ、葉にアセボトキシンという毒があり、馬が食べると足がしびれて酔っぱらったようになることからの当て字です。

知らなければ、絶対読めない漢字ですね。

中学の漢字のテストでこの字が出て、どうしても読みが分からず、

馬が酔うぐらいに好きな物と思いついて「ニンジン」と振り仮名を振った人が近くにいます。

馬以外にも、牛や鹿も同様の病状を起こしますが、本能で毒性を知っているので、食べることはありません。

奈良公園の馬酔木が良く知られていますが、これも鹿の食害にあわなかった事が幸いしているんでしょうね。


梅が満開です。








万葉集では、142首の萩に次いで119首と梅が多く登場するほど、古くから愛されていた花です。

幾つか

「春の雨はいや頻(しき)降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも」(大伴家持)
(春の雨はしきりに降りますが梅の花はまだ咲かないようです。たいそう若いですからね。)

「春されば先づ咲く宿の梅の花ひとり見つつや春日暮らさむ」(山上億良)
( 春になるとまず咲く我が家の梅の花を、一人で見て春の日を過ごしましょう。)

万葉集で梅と詠まれているのは全て白梅と考えられています。


白梅と紅梅、それぞれに良さがありますね。

紅梅は桜にも通じる派手さがありますし、白梅のあの白さは、清々しさとか、潔さを感じます。

「勇気こそ地の塩なれや梅真白」(中村草田男)

「地の塩」はキリストの教え、この地にあって人の心の腐敗を防ぐことのたとえです。


『汝らは地の塩なり、塩もし効力を失わば、何をもてか之に塩すべき。
後は用なし、外にすてられて人に道ふまるるのみ』

(あなたたちは地の塩です。塩がもし効力を失ったとしたら、他のなにで塩の役割を果たせるでしょう。

用のないものとして、外に捨てられ、道行く人に踏まれていくだけです。)


この句が作られた昭和十九年、明治神宮外苑競技場で学徒出陣の壮行会がありました。

草田男が教師として奉職した成蹊学園の教え子たち、三十名が『学徒』と呼ばれるまでに育って、

いよいよ時代のルツボのごときものの中へ躍り出ていこうとしています。


そんな彼らの門出への草田男自身の悲痛な思いを戦時下の言論統制下にあって、

地の塩と梅の白さに託して無言裡に詠んでいます。


「地の塩」に込めた意味は、

唯一無二(ただ一つあって、他に並ぶものが無いもの)でしょう。

“あなたたちは地の塩(唯一無二)です。”

“(死を選ばない)勇気を持ってくれ!”

と、心の奥で祈っていたのではないかと思います。


俳人がこのような句を詠むような時代がこれからもこないことを祈ります。


では、今日の続きは、また明日(´ー`)/~~







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