大沼湖と駒ケ岳、そして・・・地ビールと
<国道5号線>
札幌から小樽を経由して函館に向かう国道5号線(282.7キロ) これは北海道唯一の1ケタ番号の国道です。
帯広から青森県弘前市に向かう途中 長万部から函館までいつもこの国道沿いにある「大沼国定公園」は通過点でしかなかったので、今回は少し余裕を持ってのんびり園内を散策してみました。
今回此処を訪れたのは9月末初秋でしたが、長い夏の影響でまだ木々は緑濃いままでした。
ですがその後のニュースによると10月中頃からカエデやモミジが鮮やかに色づき、湖畔周辺や湖に反射する紅葉がとてもきれいだったそうです。
< 大沼湖と駒ケ岳 >
大沼国定公園は昭和33年に全国で13番目、南北海道では唯一の国定公園となりました。
活火山である駒ケ岳と、噴火によって出来た大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼をはじめ大小の沼、遠景を占める駒ケ岳と相まって、日本庭園のような趣があります。
<千の風になって>
園内に入り、この曲がここがゆかりの土地であったこと初めて知りました。湖のそばに「千の風になって」のモニュメントがありました。
大切な人を亡くした人はこの曲に癒された方が多いのではと思います。
< 大沼ビール >
平成6年4月の酒税法改正で、ビールの年間最低製造量が2000キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、(発泡酒は6キロリットル)これにより、全国各地に少量生産のビールメーカーが続々誕生しました。
地元の特産品を原材料に使った個性あふれるビールを少量生産するメーカーのビールを「地ビール」と呼ぶこと一般的ですが特に定義は無いとのことです。
道内でも30以上のブランド地ビールを生産していますが ここ大沼の「地ビール」は特に有名なのではと思います。
ですが、なんと言っても少量生産ですので(ビール会社大手には到底適わない)価格がままならず、大沼の瓶ビール1本2100円(瓶のデザインが素敵ですが) 缶でも(350ml) 550円 なかなか気軽には飲めない様です。
< 十勝ビール >
ここで ちょっと十勝自慢!
十勝ラガー、十勝黒生、モール温泉ビールと、3タイプビールがあります。
清流・札内川の伏流水と北海道遺産・十勝川温泉の「モール温泉水」で仕込んだ未濾過ビール。ビールの本場ドイツで修行を積んだ技術者の手によって造られているとのこと。
日本地ビール協会が主催する、ジャパン・ビアカップで、「十勝ラガー」が金賞を受賞。また、「十勝黒生」は、インターナショナル・ビアコンペティションで銀賞を受賞しました。
夏の盛りには十勝ビール祭りもあり、ビール愛飲者で夜の街が賑わいます。
<高速フェリーナッチャンWorld>
津軽海峡、函館港から青森港まで7月から10月まで期間限定で運航。
この高速船は 所要時間およそ夏季1時間45分、冬季2時間15分で運航出来るのですが 地元漁協に配慮し減速して運航したため、青森港 - 函館港間の所要時間は2時間45分でした。
今回初めて乗船したのですが 高速で揺れも殆ど感じることもなく快適な船旅でした。
因みに通常のフェリーの所要時間は3時間50分です。
夏季繁忙期で運航していた高速船も燃料高騰の影響で赤字が見込まれるため 昨年度で運航が休止となりました。
目的地
青森県弘前市へ~